石井 正和

薬学部 薬学科教授
薬学研究科 薬学専攻教授
Last Updated :2025/10/07

■研究者基本情報

学位

  • 博士(薬学), 昭和大学, 1998年03月

研究キーワード

  • 片頭痛
  • 薬物乱用頭痛
  • 慢性頭痛
  • 禁煙
  • カルシウムチャネル

研究分野

  • ライフサイエンス, 医療薬学

■経歴

経歴

  • 2018年04月 - 現在
    帝京平成大学薬学部, 生理・病態学ユニット, 教授
  • 2014年04月 - 2018年03月
    昭和大学薬学部, 生体制御機能薬学講座生理・病態学部門, 准教授
  • 2006年04月 - 2014年03月
    昭和大学薬学部, 病態生理学教室, 講師
  • 2002年08月 - 2006年03月
    昭和大学薬学部, 病態生理学教室, 助手
  • 2001年08月 - 2002年07月
    シンシナティ大学医学部, 分子薬理学講座, 客員研究員
  • 1998年04月 - 2002年07月
    昭和大学薬学部, 臨床薬学教室, 助手
  • 2000年08月 - 2001年07月
    岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 特別協力研究員
  • 1994年04月 - 1995年03月
    帝京大学医学部付属病院, 薬剤部

学歴

  • 1995年04月 - 1998年03月, 昭和大学大学院, 薬学研究科博士課程
  • 1992年04月 - 1994年03月, 昭和大学大学院, 薬学研究科修士課程
  • 1988年04月 - 1992年03月, 昭和大学, 薬学部

委員歴

  • 2023年01月 - 2026年01月
    Scientific Advisor, 日本禁煙学会
  • 2004年12月 - 2022年12月
    評議員, 日本薬理学会
  • 2014年01月 - 2017年03月
    指導薬剤師養成小委員会委員, 薬学教育協議会 関東地区調整機構

■研究活動情報

論文

MISC

書籍等出版物

  • 臨床薬学テキストシリーズ 【薬理・病態・薬物治療】神経・筋・精神/麻酔・鎮痛               
    分担執筆
    中川書店, 2019年
  • 薬剤MR コメディカルのための救急医療マニュアル               
    分担執筆
    エルゼビア・ジャパン, 2007年03月
  • アプライド セラピューティクス3               
    共訳
    じほう, 2001年

所属学協会

  • 日本禁煙学会               
  • 日本薬学会               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 加熱式タバコによる生理痛の誘発・悪化の実態調査               
    帝京平成大学
    2023年04月 - 2024年03月
  • 天候変化により発症する片頭痛に対する五苓散の短期使用効果および無反応例の解析
    基盤研究(C)
    帝京平成大学
    2021年04月 - 2024年03月
    五苓散は片頭痛の予防効果が認められているが、急性期治療薬としても使用されている。急性期治療薬の誤使用で問題となる薬剤の使用過多による頭痛を発症した事例は報告されていない。本研究では、天候変化(気圧変動)で増悪する片頭痛の患者を対象に、五苓散の短期使用(予兆を感じた時からの服用)による治療効果とその治療反応性に関与する因子を明らかにすることを試みた。国際頭痛分類第3版に基づいて片頭痛と診断された患者のうち、気圧の変動で増悪する片頭痛を有し、五苓散を処方された患者を対象とした。診療録より、五苓散初回処方時の年齢、性別、合併症、既往歴、アレルギー歴、副作用歴、頭痛の特徴(初発年齢、罹患期間、頭痛部位、性状、随伴症状)と、効果判定などの情報を抽出した。五苓散の有効群は39名(70.9%)、無効群は16名(29.1%)であった。五苓散の短期間使用による有効率は70.9%と良好であった。今後は症例数を増やして解析を行いたいと考えている。
    Yahoo! Japanリアルタイム検索を用いて、気圧変動が大きかった日に「頭痛」や「ロキソニン」などのツイート数が上昇していること、またピークは小さいが「五苓散」のツイート数の上昇も認められた。そこで頭痛持ちの人を対象に、気圧変動による頭痛の際に使用している鎮痛薬について調査を実施した。片頭痛群とその他の頭痛群に分けて解析したところ、片頭痛群ではその他の頭痛群と比較して、頭痛の原因として天候や気圧の変化をあげる方が有意に多かった。頭痛だけでなく、悪心・嘔吐、光・音・臭過敏などの症状も片頭痛群で有意に多く認められ、日常生活に支障をきたしている人が多かった。頭痛の対処として、ロキソプロフェンなどの市販薬を使っている方が多く、トリプタン製剤や五苓散を使用している方は、わずかだった。アンケート調査は当初は予定していなかったが、有益な情報を得ることができた。
  • 片頭痛の臭い過敏と加熱式タバコによる頭痛悪化との関係               
    2022年04月 - 2023年03月
  • 薬局での加熱式タバコの販売と薬剤師の加熱式タバコ使用者に対する禁煙支援の実態調査               
    2018年04月 - 2019年03月
  • 薬局薬剤師の受動喫煙対策に関する意識調査:薬局の敷地内全面禁煙化を阻む要因               
    2017年04月 - 2018年03月
  • より良い禁煙治療を患者に提供するための試み:治療反応性の予測と医療連携               
    2016年04月 - 2017年03月
  • TRPM2チャネル欠損マウスにおける固形癌の成長抑制とその機構               
    2012年04月 - 2016年03月
  • 2009年04月 - 2012年03月
  • 酸化ストレス感受性チャネルTRPM2活性化による心臓の虚血-再灌流障害の増悪機構
    基盤研究(C)
    昭和大学
    2009年 - 2011年
    Transient receptor potential melastatin 2(TRPM2)は、酸化ストレスにより活性化される非選択的陽イオンチャネルであり、好中球や心筋細胞に発現が認められている。本研究は、酸化ストレスや炎症反応が関わっている心臓の虚血再灌流障害にTRPM2が関与しているかどうか検討した。野生型(WT)およびTRPM2欠損(KO)マウスの左冠動脈を結紮・開放することにより心臓の虚血再灌流モデルを作製した。その結果、虚血再灌流による心筋壊死はWTマウスと比較してKOマウスでは抑制されていた。一方、虚血のみによる心筋壊死はWTマウスとKOマウスで差が認められなかった。また、虚血再潅流による心機能低下もKOマウスで抑制された。さらに、再灌流領域における好中球の浸潤が、KOマウスで抑制されていた。次に、摘出心臓の虚血再灌流障害モデルを作製し、多形核白血球(PMNs)の導入を行ったところ、KOマウス由来のPMNsを導入しても心筋壊死は軽度であったが、WTマウス由来のPMNsを導入すると著しい心筋壊死の促進が認められた。そこで、WTマウス由来のPMNsにH_2O_2とleukotriene B_4(LTB_4)を添加したところ、細胞内カルシウムイオン濃度の上昇が認められ、この上昇は好中球の血管内皮細胞への粘着に関わっていた。以上の結果から、TRPM2は心臓の虚血再灌流障害の進展に関与していることが明らかとなった。この機構には、再灌流時に好中球のTRPM2が活性化され、その結果、好中球の血管内皮細胞への粘着亢進による心臓への遊走が関与していると思われる。
  • インスリン分泌細胞におけるTRPM2チャネル活性化機構の解明と創薬への応用               
    2007年04月 - 2009年03月
  • インスリン分泌細胞におけるTRPM2チャネルの生理的意義に関する基礎研究               
    2003年04月 - 2005年03月

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 病態生理学Ⅱ

資格、免許

  • 1992年04月01日
    薬剤師免許