共同研究・競争的資金等の研究課題

• 脊髄障害者の健やかな老年期を支える健康支援プログラム開発
  基盤研究(C)
  帝京平成大学
  2025年04月01日 - 2028年03月31日
• 多職種による在宅生活ニーズ把握の視点と視線：アイトラッキング解析による教材開発
  基盤研究(B)
  帝京平成大学
  2023年04月01日 - 2026年03月31日
• 中高生の子宮頸がん予防行動を支援する大学生主体のヘルスリテラシー教育に関する研究
  基盤研究(C)
  弘前医療福祉大学
  2022年04月01日 - 2026年03月31日
• 施設の認知症高齢者に対する大学生のICTコミュニティシステムの構築
  基盤研究(C)
  東京純心大学
  2021年04月01日 - 2024年03月31日
  本研究の目的は、施設を利用する認知症高齢者に対してOnlineによる「傾聴ボランティア」を実施する認知症サポーター大学生を投入し、コミュニティシステムを構築することである。2021年度の研究活動は、次年度のActionに向けた準備を実施した。研究計画書に基づき、高齢者施設の実態とボランティア投入ニーズを把握し、研究協力を要請した。COVID-19感染症の影響により施設内見学は困難であったが、家族との面会中止、職員のマスク着用の義務付けと交流制限、医療福祉系実習生の受入れ中止など非日常が日常化している等の実態とともに協力施設を把握した。
  認知症サポーター養成講座に関する大学生のニーズ、活動の実態を把握するために、実際の養成講座に参加し、かつCOVID-19感染症が影響している2019年以降の文献を取り寄せ有効な活動に関する検討を行った。2022年度以降も継続的にCOVID-19感染症の影響を想定し、大学生認知症サポーター養成講座の開講にむけて、対面講座への参加、オンライン講座の講師の依頼、会場のwifi環境や感染症対策のための下見を行った。厚生労働省より認知症サポーター養成講座の時間と内容は規定されているが、さらに本研究対象者である大学生の特徴を踏まえ、認知症高齢者を理解するためのVR学修教材を整備した。
  傾聴ボランティア大学生の育成に必要な教育、高齢者施設とのコミュニケーションシステム構築に関して文献や有識者会議に参画し、情報を収集し整理を行った。文献調査票の作成や結果のデータ分析のために統計解析入門等の研修会に参加し、本研究における質問紙を検討した。予定している質問調査は、講座受講前後、オンラインによる傾聴ボランティア実施後、施設交流会参加後のため、質問内容を精選した。
• 急性期病院入院中の認知症高齢者に対する退職看護師のボランティア活動のシステム構築
  基盤研究(C)
  東京純心大学
  2021年04月01日 - 2024年03月31日
  2019年～2021年にかけて、急性期病院入院中の認知機能低下した高齢者に対して、認知症サポーターによる傾聴ボランティア活動実践のためのシステム構築をした（基礎研究Ｃ）。その結果を踏まえ、本研究では、急性期病院入院中の高齢者の「見守り」や「話し相手」を認知症サポーターとして退職した看護師を活用した傾聴ボランティアを投入し、更なる効果の実証をすることである。
  退職後の看護師を活用する理由は、基本的な医療知識を持ち患者の経過を理解できると考え活用することにした。そのことで、課題の解決ができるのではないかと考えた。また、COVID‐19の感染拡大対策として通常のボランティアでは難しいと考え、医療従事者としてスタンダードプリコーションの知識と技能を身に付けている退職看護師は適任と考えた。
  2021年度は、コロナ禍のため急性期病院の受け入れが困難のため、今後の研究データー整理の研究や高齢者への関わるための研修に参加した。
  今後のアンケート調査及び質的調査におけるデータ整理のため、統計解析入門というセミナーに参加した。また、ＫＨコーダーの研修と看取り士認定のための研修にも参加した。2022年度に向けて、急性期病院入院中の認知症高齢者に対する退職看護師のボランティア活動のシステム構築に取り組むため、研究協力して頂く急性期病院の看護部長への依頼、退職後の看護師の募集に取り組んでいる。
  協力頂く急性期病院は、東京都八王子市の病院で看護部長より承諾を得ている。退職者看護師は、知人や友人に協力依頼している。
• 急性期病院入院中の認知症高齢者を対象としたボランティア活動のシステム構築
  基盤研究(C)
  2018年04月01日 - 2021年03月31日
  本研究の目的は、急性期病院に入院中の認知症高齢者を対象に、認知症サポーターによる話し相手や見守りのボランティア導入システム構築のための示唆を得ることである。
  介入後、急性期病院入院中の認知症高齢者の表情が穏やかになる傾向が認められたことで精神的ストレスの緩和に繋がることが示された。病棟看護師より、危険行動や離棟・離院の防止に繋がったとの意見を得た。しかし、認知症サポーターにとっては、急性期病院という特殊な環境における話し相手や見守りは想定以上にエイジズムや認知症を意識し、緊張感を高めてしまうこと、また、認知症高齢者の傷病について想像以上に意識し、不安を増長していることが明らかになった。