手島 陽子
健康メディカル学部 健康栄養学科 | 講師 |
Last Updated :2025/10/07
■研究者基本情報
■経歴
経歴
- 2025年10月 - 現在
女子栄養大学, 栄養科学研究所, 客員研究員 - 2023年04月 - 現在
帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 - 2021年09月 - 現在
東洋大学, 食環境科学部, 非常勤講師 - 2017年04月 - 現在
東京都福祉保健財団, 東京都子育て支援員研修, 講師 - 2010年11月 - 現在
女子栄養大学, 生涯学習講師 - 2008年08月 - 現在
キッズキッチン協会, キッズキッチンインストラクター - 2022年04月 - 2023年03月
早稲田大学, 人間総合研究センター, 招聘研究員 - 2022年04月 - 2023年03月
國學院大學栃木短期大学, 人間教育学科, 准教授 - 2016年04月 - 2023年03月
女子栄養大学, 栄養学部, 非常勤講師 - 2016年04月 - 2022年03月
早稲田大学, 人間科学部, 教育コーチ - 2019年09月 - 2021年03月
高崎健康福祉大学, 農学部, 非常勤講師 - 2017年09月 - 2021年03月
文教大学, 教育学部, 非常勤講師 - 2017年04月 - 2017年09月
八王子栄養専門学校, 非常勤講師 - 2015年04月 - 2017年03月
生活クラブ保育園ぽむ, 非常勤栄養士 - 2004年04月 - 2010年03月
お茶の水女子大学, 生活科学部, アカデミック・アシスタント - 2000年04月 - 2003年03月
香川栄養専門学校, 給食管理研究室, 校外実習事務局 - 1995年04月 - 1998年03月
財団法人 語学教育研究所 - 1992年04月 - 1995年02月
トヨタ自動車株式会社
学歴
■研究活動情報
論文
- 中高生の調理への関わりと中高生の自立
手島陽子; 小西史子
日本家政学会誌, 2024年09月, [査読有り]
筆頭著者, 中高生の調理への関わりが中高生の自立 (家庭生活自立, 社会的自立) に影響を及ぼすと仮説を立てた. 中高生1,415名を対象に質問紙調査を行った. 社会的自立を目的変数とするパス解析により, 調理への志向性と調理技術は, 家庭の食環境と関連しながら家庭生活自立と自己肯定感を経由して社会的自立に影響することが示された. 以上より,仮説は概ね支持された。 - コロナ禍による一時的な外出自粛時と半年後の自粛緩和時におけるひとり暮らしの大学生の食事状況
手島陽子; 外山紀子
日本食生活学会誌, 2023年06月, [査読有り]
筆頭著者, コロナ禍の外出自粛時と緩和時における一人暮らし大学生の食事を分析した。調査対象18名の食事は主菜と菓子・嗜好飲料が目安量を満たす一方,主食・副菜・牛乳乳製品・果物は不足していた。自粛時の調理は平均1.5食から緩和時0.9食へ減少し,多用された操作は「切る」であった。バランス得点高群は朝食喫食率,自覚的健康度,調理食数,「切る」操作が多く,「切る」と副菜摂取に正の相関が認められた。平時からの「切る」技術支援が有効と示唆された。 - 学童期の調理への関わりと大学生の自立
手島 陽子; 長谷川 智子; 小西 史子; 外山 紀子
日本家政学会誌, 2021年, [査読有り]
筆頭著者, 自立は青年期の重要課題であり,主体的自己・協調的対人関係・生活管理などから成るとされる。本研究では,学童期の調理経験が青年期の自立に影響するとの仮説を立て,大学生178名に質問紙調査を実施した。クラスタ分析の結果、調理への関わりが高い群は「協調的対人関係」と「生活管理」が有意に高く,学童期の調理経験が青年期自立に肯定的影響を及ぼす可能性が示唆された。 - コメピューレ及び増粘多糖類の添加がグルテンフリー米粉パンの物性及び食味に及ぼす影響
井上 優利; 手島 陽子; 大塚 真結; 大野 育未; 目崎 柚花; 大野 香苗; 小山 史華; 小西 史子
日本家政学会誌, 2019年, [査読有り]
米粉パンにコメピューレ及び増粘多糖類を添加した時の物性と食味の影響を調べた. 弾性率1 (硬さ) は, 焼成後48時間では, 米粉のみで作られたパン (コントロールパン) よりもコメピューレを添加したパン (コメピューレ添加米粉パン) の方が有意に低かった. また, コメピューレ添加米粉パンにそれぞれグルコマンナンを0.02%, キチンナノファイバーを0.03%, アルギン酸0.2%添加したパンは, 焼成後48時間において, コメピューレ添加米粉パンより有意に弾性率1が低下した. コメピューレ添加米粉パンの官能評価では, 焼成後24時間ではコントロールパンよりも有意にきめ, 軟らかさ, 甘み, パンらしさがあるとされ, 総合的な好ましさに関しても有意に高い評価が得られ, 焼成後48時間ではきめと軟らかさにおいて有意に高い評価が得られた. 一方, 増粘多糖類添加米粉パンとコメピューレ添加米粉パンの間で有意差はみられなかった. - 大学生の包丁技術に関する意識と行動に及ぼすビデオ視聴効果
手島 陽子; 小西 史子
日本調理科学会誌, 2019年, [査読有り]
筆頭著者, 大学生に包丁技術の模範ビデオを視聴させ,視聴前後の包丁技術に関する意識と行動の変化を検討した。包丁操作の注意項目は,構えに関する項目群,包丁に関する項目群,並びに切断後の切断物に関する項目群の計12項目とした。ビデオ視聴は,包丁操作の注意項目に対する意識の向上に有効であったが,行動における習得は示されなかった。意識と行動には,意識していても行動が伴わない「意識>行動型」の乖離が多くみられた。 - Construction of a short form of the healthy eating behaviour inventory for the Japanese population.
Takashi Shimazaki; Misa Iio; Ying-Hua Lee; Akiko Suzuki; Kayo Konuma; Yoko Teshima; Koji Takenaka
Obesity research & clinical practice, 2016年09月, [査読有り] - 子どもの頃の調理経験がその後の発達に及ぼす影響
手島, 陽子
人間科学研究, 2016年03月
4つの個別研究を通じて,調理に関わることが子どもの発達にどのような意味をもつのか、どのような環境が子どもの調理を後押しするのかを検討した。幼少期から調理に携わることによって、後の発達時期における調理行動や調理に関わる心理、さらには青年期の自尊感情や自立に正の影響を及ぼすことが示された。 - グルコマンナンの添加がグルテンフリー米粉パンの物性,食味及び老化に及ぼす影響
中村 理乃; 手島 陽子; 三浦 美代子; 小西 史子
日本家政学会誌, 2016年, [査読有り]
グルコマンナンの添加がグルテンフリー米粉パンの物性、食味、老化に及ぼす影響を調べた。グルコマンナンの添加量の増加と共に弾性率1は減少し、弾性率2及び弾性率2/弾性率1は増加した。このことから、グルコマンナンの添加は米粉パンを軟らかくし、モチモチ感を強めることが示された。官能評価の結果、焼成後24・48時間共に、グルコマンナン0.5%添加米粉パンは対照パンより総合的に好ましいと評価された。
MISC
- 外出自粛時に調理を始めた大学生の自炊の状況
手島 陽子; 外山 紀子
日本調理科学会大会研究発表要旨集, 2021年09月
コロナ禍の外出自粛で、自炊を始めざるを得なかった大学生(開始者)と調理経験者を比較した。開始者は経験者より調理の外部化率が低く食事バランスが良好で、SNSやアプリを活用して自炊を継続したが、第2期以降の持続率は低めだった。自立評価では、開始者の生活管理と肯定的自己認識が高い傾向がみられ、調理開始が一部の自立能力向上に寄与する可能性が示唆された。, 日本調理科学会 - ムクナ属マメの調理性に関する研究(第5報)—あんおよび粉末としての利用について
飯島 久美子; 綾部 園子; 川杉 まい; 手島 陽子; 藤井 義晴; 香西 みどり
日本調理科学会大会研究発表要旨集, 2008年
ムクナ属マメ(ハッショウマメ、フロリダベルベットビーン)のあんおよび粉末を用いたパン作製を検討した。生豆粉は67℃、煎り豆粉は80℃付近で糊化ピークを示した。JVB煎り豆粉を小麦粉の最大50%まで置換したパンは、焼成後も物性や官能評価で良好とされ、グルテン添加なしでも使用可能であった。茹で豆あんも白あんとして利用でき、ムクナ豆の食品活用拡大が期待された。, 日本調理科学会 - 食の自立を支えるための究極のミニマム・エッセンシャル料理とは?『月刊食育フォーラム』シリーズ「食生活の自立を目指して(お茶の水女子大学「小中高大連携プロジェクトの取り組み⑧」
手島陽子
月刊食育フォーラム, 2005年02月
高校生を「食の自立」に導くための究極の料理を検討した結果,高校生の食の自立を支える究極の料理は,具だくさんのみそ汁[=やかましいみそ汁。や:野菜,か:海藻,ま:豆類,し:しいたけ(きのこ),い:いも類]であることが示された。1日1~2杯のやかましいみそ汁が,高校生に不足しがちな食品群を補い,食の自立を栄養面から支えると考えられた。
書籍等出版物
- 若者たちの食卓 : 自己、家族、格差、そして社会(コラム①大学生がイメージする「バランスのよい食事」)
外山, 紀子; 長谷川, 智子; 佐藤, 康一郎 編
ナカニシヤ出版, 2017年03月
9784779511424
大学生75名に「バランスのよい夕食」のイメージを絵に描いてもらった。食事バランスガイドに基づいて分析した結果,主食・副菜・主菜が揃ったバランスのよい食事をイメージした大学生が68名(91%)と多かった。一汁三菜が揃った食事をイメージした一汁三菜群(20名)は,その他群(一汁三菜群以外の55名)より,過去と現在の食経験が豊かであり,自分を健康だと思う意識,対人関係に関する自立度などが高かった。 - 文部科学省特別教育研究経費「子どもの発達・成長過程を見通した食育の実践と教育プログラムの構築」SHOKUIKUプロジェクト平成21年度活動報告 最終活動報告
お茶の水女子大学SHOKUIKUプロジェクト, 65-84
お茶の水女子大学SHOKUIKUプロジェクト, 2010年03月
平成21年度のSHOKUIKUプロジェクト活動報告,ならびに最終活動報告を執筆した。担当箇所:(1)新入生向けミニマム・エッシェンシャルクッキング教室,pp.65-69,(2)『はじめの一歩応援レシピ』の発行,pp.70-73,(3)初心者向けミニマム・エッシェンシャルクッキング教室,pp.74-79,(4)指導者養成のための調理研修会『効果的な調理実習の提案』,pp.80-84. - 文部科学省特別教育研究経費「子どもの発達・成長過程を見通した食育の実践と教育プログラムの構築」SHOKUIKUプロジェクト平成20年度活動報告
お茶の水女子大学SHOKUIKUプロジェクト, 86-133
お茶の水女子大学SHOKUIKUプロジェクト, 2009年03月
平成20年度のSHOKUIKUプロジェクト活動報告を執筆した。担当箇所:(1)SHOKUIKUステーションニュースレターpp.82-83,pp.86-87,pp.94-95,pp.98-99,(2)平成20年度お茶の水女子大学食育シンポジウム『学校における食育~自立した生活者を目指して』,pp.115-123,(3)「「ミニマム・エッシェンシャルクッキング教室」pp.124-133.
講演・口頭発表等
- 女子大学生の調理への関わりと自立の関連
手島陽子; 郡山貴子; 小西史子
日本調理科学会2024年度大会(神奈川)ポスター発表, 2024年09月
幼少期や学童期の調理経験は大学生の自炊や自立と関連するが、大学生自身の調理関与と自立との関係は十分に検討されていない。本研究では関東在住の女子大学生644名を対象にWeb調査を行い、調理頻度・技術・志向性と家庭生活自立・総合的自立との関連を分析した。その結果、調理への関与は家庭生活自立に直接的、総合的自立には間接的に影響する可能性が示された。 - コロナ禍において調理頻度が増加した中学生の特徴
手島陽子; 小西史子
第75回日本家政学会大会(東京)ポスター発表, 2023年05月
コロナ禍で家庭での調理頻度は増加したとされるが、中学生の実態は不明である。本研究では関東圏の中学生466名を対象に調査し、調理頻度が増加した群と減少した群を比較した。増加群は親の食教育や調理への志向性・技術得点が高く、家庭生活自立や社会的自立も高い傾向がみられ、親の食教育が中学生の調理への関わりと自立の向上に寄与する可能性が示された。 - 料理教室に子どもを通わせている保護者の特徴
手島陽子
第30回日本乳幼児医学心理学会大会(東京)ポスター発表, 2021年03月
家事の外部化で家庭内での子どもの手伝い機会が減少している。子ども料理教室に通わせる保護者37名(料理教室群)と通わせていない保護者43名(非料理教室群)の特徴を検討した。料理教室群は自身も料理を学んでおり、子どもの調理への関わりを重視する一方、家庭内調理教育は行わず、夕食手作り頻度は低い傾向だった。しかし、教室通学により家庭での調理会話が増え、家庭食の幅が広がるなど肯定的影響も確認された。 - 子ども期の調理・食環境のパターンによる青年期の自立の差異
手島陽子; 長谷川智子; 外山紀子
第72回日本家政学会大会(群馬)ポスター発表, 2020年05月
青年期の自立に子ども期の調理関与や家庭の食環境が影響するかを検討するため、大学生178名を対象に質問紙調査を実施し、調理心理・行動や家庭の食環境をクラスタ分析で分類した。その結果、子ども期の調理環境得点が高い群は青年期の調理力や生活管理が高く、共食コミュニケーションや料理への配慮が低い群は協調的対人関係が低い傾向がみられ、子ども期の調理環境が青年期の自立に影響する可能性が示された。 - 幼児の食と睡眠に関する研究(9)幼児の生活時刻のパターンの違いによる母親の日常の食の差の検討
今田純雄; 手島陽子; 長谷川智子; 福田一彦
第29回日本健康心理学会大会(岡山)ポスター発表, 2016年11月
第8報に続き,子どもの生活時刻のパターンにより,母親の食事バランス,摂取頻度,料理の入手先に差異がみられるか検討した。極端な夜更かし群の朝食が他の2群より簡便であることが示された。すなわち,極端な夜更かし群は主食,副菜,主菜の摂取が少なく,菓子類・甘味飲料類を2日以上とっており,母親自身が調理した料理が少なかった。極端な夜更かし群の特徴は,食習慣と睡眠習慣に関連性があることを示唆していた。 - 幼児の食と睡眠に関する研究(8)母親の日常の食の基礎的分析
長谷川智子; 手島陽子; 福田一彦; 今田純雄
第29回日本健康心理学会大会(岡山)ポスター発表, 2016年11月
子どもの生活時刻のパターンを「極端な夜更かし群」,「早寝早起き群」,「週末寝坊群」に分類し,その母親42名の食事(3日間)の摂食率,摂取時刻の差異を検討した。母親の食事の摂取時刻は,(第7報で報告した)子どもと同様,極端な夜更かし群が他の2群に比べて遅いこと,週末寝坊群は平日と休日の摂取時刻の違いが大きいだけでなく,朝昼食兼用食も多く,平日と休日における食事の摂り方に違いがあることが示された。 - 画像を用いた食事調査法の妥当性と実用性について:研究論文の レビュー
手島陽子; 竹中晃二
第26回日本健康心理学会大会(札幌)ポスター発表, 2013年09月
食事調査法には,記録法,聞き取り法,食物摂取頻度調査などがあり,調査の精度は対象者の負担感に比例するといわれている。新しい食事調査法である画像法について,過去10年間に報告された論文から妥当性・実用性をレビューした。その結果,画像法と記録法には概ね正の相関性が認められた(妥当性あり。実用性に関しては,女子短期大学生からは支持されていたが,中年男性勤労者からはあまり支持されていなかった。
社会貢献活動
- 東京都子育て支援研修講師
講師
東京都福祉局, 2016年07月 - 現在
東京都子育て支援員研修において、「乳幼児の食事と栄養」の講義を、2016年7月より2025年9月までに、計39回担当した。 - 特定非営利活動法人プラス・ド・西東京主催のパン教室講師
講師
NPOプラス・ド・西東京, パスレルセミナー, 2007年12月 - 2009年10月
パスレル保谷にて開催された、NPOプラス・ド・西東京主催のパン教室(延べ10回)に、講師として参加した。 - 西東京市地域活動栄養士会の料理教室講師
講師
西東京市, 2007年04月 - 2008年03月
西東京市地域活動柄栄養士会の講師として、男性料理教室の企画・運営に携わった。
メディア報道
- 子ども時代の料理経験 将来不可欠な「社会的自立」を促す
日経BPxwoman(クロスウーマン), 2025年06月23日, インターネットメディア
子どもが料理をする経験は、単なる自炊力の向上にとどまらず、計画性や生活管理力、他者への思いやり、自己肯定感などを育み、将来の社会的自立につながる。親は無理にやらせず、興味を持った子どもに安全な道具で簡単な作業から挑戦させ、結果を肯定的に受け止めることが大切である。
■プロフィール情報
■業績リスト
論文
- 中高生の調理への関わりと中高生の自立
共著, 手島陽子|小西史子, 筆頭著者|責任著者, 中高生に焦点を当て,中高生の調理への関わりが中高生の自立 (家庭生活自立, 社会的自立) に影響を及ぼすと仮説を立てた. 中高生1,415名を対象に質問紙調査を行った. 社会的自立を目的変数とするパス解析により, 調理への志向性と調理技術は, 家庭の食環境と関連しながら家庭生活自立と自己肯定感を経由して社会的自立に影響することが示された. 以上より, 仮説は概ね支持されたと考えられる., 日本家政学会誌, 日本家政学会, 第75巻, 第9号, 437, 451, 2024年09月, 有り, 日本語, 研究論文(学術雑誌), 国内誌, 10.11428/jhej.75.437
URL, 無償ダウンロード可能 コロナ禍による一時的な外出自粛時と半年後の自粛緩和時におけるひとり暮らしの大学生の食事状況
共著, 手島陽子|外山紀子|, 筆頭著者,コロナ禍による外出自粛時と自粛緩和時の大学生の食事を,調理操作と食事バランスから分析した。分析対象者の食事バランスは副菜が目安量を満たしていなかった。多く用いていた調理操作は「切る」であった。「切る」には副菜との正の相関がみられた。
, 日本食生活学会誌, 第34巻, 第1号, 31, 43, 2023年06月, 有り
URL- 学童期の調理への関わりと大学生の自立
共著, 手島陽子|長谷川智子|小西史子|外山紀子, 筆頭著者, 子どもの頃に調理に関わることは青年期の自立に影響を及ぼすという仮説を立て,大学生178名を対象に質問紙調査を行い,学童期の家庭の食環境と調理への関わりをクラスタ分析で分類し,クラスタにより青年後期の自立に差がみられるか分散分析で検討した。5クラスタに分類され,調理への関わりに関する得点が高い2クラスタは,自立の「協調的対人関係」と「生活管理」の得点が高く,仮説は支持された。, 日本家政学会誌, 第72巻, 第6号, 362, 376, 2021年06月
URL - 大学生の包丁技術に関する意識と行動に及ぼすビデオ視聴効果
共著, 手島陽子|小西史子, 筆頭著者, 大学生に包丁技術に関する模範ビデオを視聴させ,ビデオ視聴前後の包丁技術に関する意識と行動の変化を検討した。ビデオ視聴効果として,行動における習得はみられなかったが,包丁操作の注意項目に対する意識の向上には有効であった。注意項目の内,構え方に関する項目は,包丁の動かし方に関する項目より向上しやすいことが示唆された。また,繰り返し視聴すると意識の定着に正の効果があることが示された。, 日本調理科学会誌, 第52巻, 第6号, 395, 404, 2019年12月
URL - コメピューレ及び増粘多糖類の添加がグルテンフリー米粉パンの物性及び食味に及ぼす影響
共著, 井上優利|手島陽子|大塚真結|大野育未|目崎柚花|大野香苗|小山史華|小西史子, 責任著者, 米粉パンにコメピューレ及び増粘多糖類(グルコマンナン,キチンナノファイバー,アルギン酸)を添加した時の物性と食味への影響を調べた。コメピューレ添加パンの硬さ(焼成48時間後の弾性率)は,米粉パンより有意に低かった。また,コメピューレ添加パンに増粘多糖類を添加したパンの硬さはコメピューレ添加パンより有意に低下した。, 日本家政学会誌, 第70巻, 第12号, 799, 810, 2019年12月
URL - 共著, 10 Suppl 1, 96, 102, 2016年09月, 国際誌, 10.1016/j.orcp.2015.08.011, PubMed ID : 26359307, https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26359307
URL - 子どもの頃の調理経験がその後の発達に及ぼす影響(修士論文)
単著, 4つの個別研究を行い、調理への関わり(調理関与)が子どもの発達にどのような意味をもつか検討した。第1研究では子どもの頃の調理関与と青年期の調理関与・自尊感情・自立との関連、第2研究では子どもの調理関与と家庭の食環境との関連を検討し、第3、4研究では子ども料理教室と子どもの包丁操作に焦点を当てた。子どもの頃からの調理関与が、青年期における調理関与・自尊感情・自立に正の影響を及ぼすことが示された。, 2016年03月
URL