金児 正史
人文社会学部 児童学科 小学校・特別支援コース | 教授 |
Last Updated :2025/06/19
■プロフィール情報
■業績リスト
論文
- 発問の機能に着目した指導法の確立
単著, 金児正史, 生徒の学習意欲を引き出す指導の工夫を目指して,授業改善を試みた。その一方策として教師の働きかけのうち発問に注目し,その機能に着目した指導の在り方を研究した。発問の機能を6つに分類し,教材と発問を吟味した1単元全体の構成及び,毎時の学習指導案を作成した。またこれに沿った授業も実践し,プロトコルをもとに発問が機能したかどうか分析した。そしてこの手法が授業改善の方策になることを示した。, 日本数学教育学会誌, 第71巻, 第1号, 24, 30, 1989年01月, 有り, 日本語, 研究論文(学術雑誌), 国内誌, 国際共著していない
URL - 大規模調査から考える授業改善の方向
単著, 金児正史, PISA2003やTIMSS2003の調査結果報告から明らかになった我が国の数学教育の課題のうち,問題解決に関する教室活動の少なさ,式を読む・式で表す・式を多様に見る指導,統計データを正確に読む力を育てる指導,日本語の読解力を育てる指導に焦点をあて,これらの具体的な改善案を著した。改善案では小学校から高等学校までの具体的な学習指導を示し,授業の再検討を通して改善すべき項目を明確にした。, 日本数学教育学会誌
, 第88巻, 第7号, 10, 15, 2006年07月, 有り, 日本語, 国内誌, 国際共著していない
URL - 関数の定義域と値域をとらえる教具を用いた学習指導-高等学校の実態とその改善をとおして-
単著, 金児正史, 高校1年生で2次関数の理解が低い要因に定義域と値域の理解不足,独立変数と従属変数の理解不足があることを突きとめた。そこで関数の定義域の理解を深めるために定義域を強調する直定規状の透明板を利用し,高校1年に2次関数の最大値・最小値,値域をとらえさせる指導を行った。その結果,定義域を強調することで,生徒は関数の定義や独立変数と従属変数の関係,定義域と値域の理解を深められることが明らかになった。, 日本数学教育学会誌, 第93巻, 第3号, 11, 18, 2011年03月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - 知識基盤社会で生きて働く統計資料の分析力と活用力を育成する学習指導
単著, 金児正史, 統計資料を的確に読み取り,読み取った情報を活用する活動を目指し,統計資料の分析や活用を体験させる学習指導案を明示した。統計資料の分析では,資料の分布の型と適切な代表値,相対度数折れ線と箱ひげ図を利用してとらえられるように指導した。また,統計資料の分布の分析から得た情報を活用する学習課題も提示し,知識基盤社会で生きて働く統計指導の一方策を著した。, 日本数学教育学会誌, 第93巻, 第11号, 43, 46, 2011年11月, 有り, 日本語, 国際誌
URL - 集計方法が異なるデータから情報を読み取る学習活動
単著, 金児正史, 中学校1年生に,2009年に大流行したインフルエンザ罹患者数の推移を捉えた東京都と筆者の置籍校のデータを比較して得られる情報を読み取る学習を行った。生徒は両者のデータは集計方法の違いを知り,可能な限り集計方法をそろえてデータを加工し直し,それらの比較を試みた。生徒はデータの情報を正確に読み取るとともに,共通点や相違点も的確に捉えた。また生徒はパラグラフの構文にしたがって活発に考察を深めた。, 日本数学教育学会誌, 第94巻, 第5号, 11, 18, 2012年05月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - パラグラフの構造に沿った議論を取り入れた数学科の授業
単著, 金児正史, 算数・数学科において言語活動の充実を図るために,生徒がパラグラフの構造に沿って考えをまとめ,発表し,文章化する機会を設ける授業を実践した。そのために,生徒にパラグラフの構造を理解させ,その構造を理解して級友の話を聞いたり,記述する習慣をつけた。その結果,数学科の授業でパラグラフの構造に沿った議論を行うことによって,生徒は互いの主張とその根拠を的確に捉え,内容の理解を深めていくことが明らかになった。, 日本数学教育学会誌, 第94巻, 第7号, 23, 26, 2012年07月, 有り, 日本語
URL - サイエンス・コミュニケーション活動を取り入れたアクティブラーニング型授業の事例研究-数学と美術を横断する指導における大学院生の意識変容-
共著, 佐伯明彦,金児正史,齋藤大輔, 絵画の数学的解釈を含めた美術館におけるアクティブラーニング型授業を通して,大学院生がどのようにサイエンスコミュニケータとしての教授手法を上達させ,数学と絵画に関する気づきを総合していったのかを明らかにした。この授業を通して,大学院生がサイエンスコミュニケータのPCKを向上させることも明らかになった。, 科学教育研究, 第40巻, 第1号, 46, 62, 2016年03月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - スクールエンゲイジメントの視点を取り入れた学校教育相談活動の試み-知的障がいが疑われる生徒の支援事例を通して-
共著, 池田誠喜,金児正史, 最終著者, 知的障がいが疑われた中学生に対しスクールエンゲイジメントの視点を取り入れた学校教育相談活動を展開し,障害を見据えた発達支援的取組として,学校教育相談へ寄与する可能性を検討した。教育相談担当者,担任教師,学年教師,保護者が共働してウエルビーイングの向上を目指した支援により,その効果が示唆された。, 学校教育相談研究, 第26号, 26, 34, 2016年06月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - 算数・数学教科書の応用問題を数学的モデリングの教材に作り替えるための枠組みに関する一考察
共著, 佐伯昭彦,川上貴,金児正史, 最終著者, 教科書問題を利用して数学的モデリングの教材化を図るために,そのプロセス図に基づく枠組み(教科書の問題の選定,教科書問題の分析,モデリング教材の作成の,3方法)に沿って開発した。また,中学校3年生の教科書にある,木の高さを求める問題を素材として,開発した枠組みを具体的に説明した。, 科学教育研究, 第43巻, 第3号, 220, 232, 2019年09月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - 図書館における和算のワークショップをデザイン・実施するPBL型授業-大学院生が自ら見いだした教育実践に関する着眼点-
共著, 佐伯昭彦,金児正史, 最終著者, 小学校,高等学校数学科教員を志望する3大学院生を対象に,和算のワークショップを題材としたPBL型授業を実践した。図書館という生涯教育の場の経験を通して,大学院生が見出した教育実践に関する着眼点は,和算と学校教育との連携の大切さ,学習者理解とその対応の大切さ,他者から教師としてあるべき姿や行動を学ぶことだった。, 数学教育学会誌, 第60巻, 第1・2号, 61, 74, 2019年10月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - 算数・数学教科書の問題から数学的モデリングの問題への再教材化を目指した教員研修の可能性
共著, 川上貴,佐伯昭彦,金児正史, 最終著者, 数学的モデリングの指導経験がない教員を対象に,算数・数学教科書の問題から数学的モデリングの問題へ再教材化する教員研修を行った。参加者は,問題の真正化や定式化の過程の顕在化の視点から,教科書問題をモデリング教材として再教材化できた。また,再教材化の活動が,参加者の教授学的内容知の修正や拡張・統合につながりうることも分かった。, 数学教育学会誌, 第60巻, 第3・4号, 35, 47, 2020年03月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - オイラーの多面体定理を帰納的に捉える指導の実証的研究-位相幾何の視点で頂点,辺,面を捉える指導-
共著, 金児正史,松崎和孝,松岡隆, 筆頭著者, 位相幾何における頂点,辺,面を定義して,平面図形や球面と同相な曲面,トーラスのオイラー数を求める学習指導を高校生に実施した。平面図形や球面と同相な曲面の指導の有効性は示唆されたが,トーラスの指導に課題が残った。単連結性を導入した授業を実施したが,その必要性を生徒が理解できるようになるには至らなかった。トーラスの指導については改善の方向性も明らかになった。, 数学教育学会誌, 第61巻, 第1・2号, 17, 31, 2020年09月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - オイラーの多面体定理に関する発展的指導のための基礎的研究-頂点,辺,面の本質的な定義を意識した指導-
共著, 金児正史,長尾真紀,松岡隆,松崎和孝, 筆頭著者, オイラ―の多面体定理を高大の接続教材ととらえて高等学校1年で授業すると,生徒はトーラスの頂点,辺,面の数え方で混乱した。これを解決するために,位相幾何における頂点,辺,面の本質を捉える授業として改善し,教育用語としての頂点,辺,面の定義と混乱しないためにそれぞれを花,道,池と日常経験の理解の助けも借りたの工夫を行い,授業実践した。その結果,頂点,辺,面の本質的意味を捉えられることが明確になった。, 数学教育学会誌, 第59巻, 第3・4号, 1, 15, 2019年03月, 有り, 日本語, 国内誌
URL - ICT教育実践を含めた学習指導力開発の提言-教職大学院改革における新コースのカリキュラムデザインを踏まえて-
共著, 金児正史, 筆頭著者, 鳴門教育大学教職大学院の改変を受けて,ICT教育を含む学習指導力開発コースの新たなカリキュラムデザイン構築に至る根拠を明示し,どのような教員養成を目指すのかを明らかにした。, 鳴門教育大学研究紀要(2022), 鳴門教育大学, 第37巻, 421, 433, 2022年03月, 有り, 無し, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
URL, その他 - 数学的活動における数学化及び活用・意味づけの資質・能力を育成する授業の一方策
― 教科書の問題を作り替える活動を通して―
共著, 矢田 耕資,金児 正史,佐伯 昭彦, 責任著者, 算数・数学教育では,日常事象に問題を見いだし数学化や解釈・検討をして問題解決する学習が求められる。しかし教科書に,現実場面の課題の数学化や解釈・検討を行う問題は見られない。そこで高校1年の教科書問題を原問題にして,日常的な問題づくりとその解決する学習指導を行った。生徒が作成した問題は,原問題と同質の問題もあったが,現実場面を的確にとらえて必要な変数を確定して,数学的モデルを作る問題も見いだされた。, 鳴門教育大学授業実践研究, 鳴門教育大学, 第21号, 79, 88, 2022年07月, 有り, 無し, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌, 国際共著していない
URL, 無償ダウンロード可能 - 言語技術を取り入れた中学校国語科授業実践-中学校1年生の物語を題材とした実践-
共著, 石丸由香里,金児正史,皆川直凡, 責任著者, 言語技術の「物語の構造」を意識した教材を開発し,中学校1年生の授業実践を行った。筆者らのねらい通り,子どもたちは物語を分析し,物語の理解を深めることが明らかになった。, 鳴門教育大学授業実践研究, 鳴門教育大学, 第22巻, 13, 22, 2023年07月, 有り, 無し, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌, 1347-1120
URL - 保育及び幼稚園・小学校教育の目標から捉える保育所・幼稚園・小学校接続の一方策:保育所保育指針,幼稚園教育要領,小学校学習指導要領からの展望
単著, 筆頭著者|最終著者|責任著者, 帝京平成大学児童学科研究論集, 第14号, 7, 14, 2024年02月, 無し, 21862877
URL - 教職科目「ICT活用の理論と実践」の講義概要とその成果
単著, 金児正史, 筆頭著者, 学習院大学教職課程年報, 学習院大学教職課程年報, 第10号, 73, 83, 2024年05月, 無し, 無し, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌, 2189-3403
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書籍等出版物
- Avidence of Reformulation of Situation Models: Modelling Tests Before and After a Modelling Classfor Lower Secondary School Students
共著, Akio Matsuzaki, Masafumi Kaneko, 現実世界の課題場面からの問題設定過程に焦点をあてて,中学校1年生の生徒が共有できる,独りよがりにならないモデル創出を目的とした一斉授業を計画実践した。提示した課題場面を利用した授業は,小学校でも実施し,小学生と中学生がつくる共有したモデルの異同を捉えた。その結果,モデル創出傾向の差異やモデルの共有を意識する上での共通点が見いだせた。, 国際共著していない, 有り, 学術書, Springer, 2015年07月, 487-498, 英語
URL - Case Study of Pre-service Teachers Education for Mathematical Modelling and Applications Connecting Paintings with Mathematics
共著, Akihiko Saeki, Masafumi Kaneko, Daisuke Saito, 美術館で絵画の数学的視点を盛り込んだ説明を行う授業を通して,大学院生がどのようにして説明内容を評価・検討したのか,どのようにしてその説明内容や説明方法を決定していったのかを分析した。大学院生は,何度も説明内容の吟味を重ねる中で,絵画に見いだした幾何学的な数学モデルに潜む背景を,学際的な知識を総合してとらえるとともに,多様な来場者に対応する説明を行った。, 国際共著していない, 有り, 学術書, 313-323, 2017年10月, 英語
URL - Deepening and Expanding Mathematical Models of Speed in Relation to Walking: The Case of Year 8 Students
共著, Shigekazu Komeda, Takashi Kawakami, Masafumi Kaneko, Takashi Yamaguchi, 運動検知器とグラフ電卓を用いて,歩行の様子をグラフ化したデータを活用し,中学校2年生が歩行などの実際の動きと,グラフや計算結果をつなぐ学習場面で,どのように考察するか分析した。その結果,生徒は速度の数学的モデルの理解を深めて,瞬間の早さを捉える活動まで,主体的に取り組んでしまうことが明らかになった。, 国際共著していない, 有り, (175-185, Springer, 2020年06月, 英語
URL - 未来を拓くICT教育の理論と実践
共著, 小原豊 北島茂樹,金児正史他, 過去・現在・未来のICT教育のパーステクティブを述べるとともに,現実劇な活用の実際を論じ,将来にわたる可能性について実践事例を基に示している。
東洋館出版社(全197ページ)第1章1節2(9-12),第5章1節1(89-92)を担当。
, 無し, 学術書, ICT教育の歴史,プログラミング的思考, 第1章1節2(9-12),第5章1節1(89-92)を担当。, 東洋館出版社, 2024年02月, 197, 日本語, 9784491054537
URL - 実践事例で学ぶ生成AIと創る未来の教育
編者(編著者), 金児正史,小原豊,北島茂樹, 生成AIの出現とともに,我が国の教育でもその利活用を意識した教育実践が蓄積されようとしている。このところの実践事例を示しつつ,今後の教育の行方について議論している。, 無し, 教科書・概説・概論, 職業喪失予測と学校教育 他, 13-16他, 東洋館出版社, 2024年10月, 150, 日本語, 9784491055688
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講演・口頭発表等
- 算数・数学科と他教科の要素:算数・数学科から見た教科横断型授業開発とSTEAM教育授業開発の一視点
金児正史, 第9回日本教科内容学会年会, 2022年08月27日, 有り, 日本語, 国内会議, シンポジウム・ワークショップパネル(指名), 日本教科内容学会, 東京学芸大学(オンライン)
URL - 2019年02月07日, 英語, オランダ, 国際会議, 国際共著していない, https://hal.archives-ouvertes.fr/hal-02408845/document
URL, 無償ダウンロード可能 - 算数・数学教科書の問題から数学的モデリング教材への再教材化を中核とした教師教育プログラムの一事例(2):教師自身による数学的モデリング授業の分析
佐伯昭彦,矢田耕資,金児正史, 日本科学教育学会第46回年会, 2022年09月16日, 日本語, 日本科学教育学会
URL, 第46回予稿集41-44 - 空港に着陸する飛行機の高度を求める探究型学習とその意義
金児正史, 日本科学教育学会第46回年会, 2022年09月17日, 日本語, 国内会議, 日本科学教育学会, 愛知教育大学(オンライン)
URL, 第46回予稿集 161-164 - 算数・数学科の教科内容から観た教科間の関係とSTEAM教育への示唆:算数・数学科の教科内容構成の柱から観た教科間の関係に焦点をあてて
金児正史, 日本教科内容学会第10回研究大会, 2023年07月28日, 有り, 日本語, 日本, 国内会議, 口頭発表(招待・特別), 日本教科内容学会, 国立オリンピックセンタ
URL, 算数・数学科の教科内容のうち,他教科と関連している内容を抽出した。またそのうちのいくつかの教科内容は,数学の内容,現実世界のつながり,数学の構造に用いる要素という,3つの柱との関連性があることを示した。また,その具体例として,新法と数学的図形を含む絵画や彫刻について解説した。, その他 - 算数・数学科と他教科の要素:算数・数学科から観た教科横断型授業開発とsteam教育授業開発の一視点
金児正史, 第9回日本教科内容学会年会, 2022年08月27日, 有り, 日本教科内容学会, 東京学芸大学(オンライン)
URL - 現実事象のデータをモデル化する数学と化学を総合した探究活動 -化学反応速度を題材とした教科書のデータの分析と考察に焦点をあてた学習指導-
日本科学教育学会第47回年会, 2023年09月18日, 2023年09月18日 - 2023年09月20日, 無し, 日本語, 日本科学教育学会, 愛媛大学
URL, 高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説理科編理数編と高等学校学習指導要領解説理科編の化学反応速度の解説の記述内容はほぼ同一だが,化学の教科書の記述内容には変容が見られる.筆者らはこの点に着目し,JSSE年会45(2021)に発表した,化学反応速度の導入場面を活用した「分解速度-H2O2 の濃度の平均値」のグラフの,原点付近の考察に焦点をあてた数学的モデリングを体験する学習指導案を作成した.予稿集113-116
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 数学科と理科を総合したデジタルコンテンツの開発とその利用に関する実証的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金, 2013年04月01日 - 2015年03月31日
研究代表者, 研究活動スタート支援, 910000, 700000, 210000
URL, 数学科と理科を総合した教材としてデジタルコンテンツを作成し,これを用いた実践授業を実施した。扱った学習単元は力の合成・分解である。小学校や中学校では導入で綱引きの実演を見せ,その上でばねばかりを用いた力のつり合いの実験を実施した。その結果,小学校でも力の合成・分解の学習が可能であることが明らかになった。。教科を横断した学習指導は,高等学校の学習においても有効に機能することが明らかになった。, 競争的資金, 国際共著していない - 学校教育におけるレジリエンス育成の縦断的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤C, 2015年04月01日 - 2019年03月31日
研究分担者, 池田誠喜,金児正史, 基盤C, 5070000, 3900000, 1170000
URL, 研究者同士並びに研究分担者と調査対象校に協力を依頼する学校教職員がレジリエンスを理解するための概念の整理を行い心理的機能を高めるプロセスモデルを示した。さらに,近似する心理学的概念との異同を検討しレジリエンスに近似する心理学的概念の応用が可能なことが示唆された。また,ストレス状況が高まる中でもレジリエンスを高める心理的機能の維持が生活満足感を高く維持するというレジリエンスの機序が明らかになった。, 競争的資金, 国際共著していない - 数学科と理科を総合する教材開発と教科間の教育内容のずれを解消する実証的研究
日本学術振興会, 2015年04月01日 - 2019年03月31日
研究代表者, 金児正史,土田理,佐伯昭彦, 基盤研究C, 4550000, 3500000, 1050000
URL, 筆者らと小中高等学校の数学科と理科の教員は,数学科と理科を総合するための勉強会を3年間にわたって月1回開催した。その結果,参加教員は,数学科と理科の教育内容を理解したうえでそれぞれの教科指導をする重要性を実感した。また共同で開発した,数学科と理科が関連する学習指導計画に沿った授業では,生徒が主体的に理解を深めていくことを実感した。数学科と理科の教員が協働する重要性が明らかになった。, 競争的資金, 国際共著していない - 数学的モデリングにおける理論と実践の往還を図るリーダー育成型教師教育の実証的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤研究C, 2017年04月01日 - 2021年03月31日
研究分担者, 佐伯昭彦池田 敏和,土田 理,川上 貴,金児 正史,米田 重和,松嵜 昭雄, 基盤研究C, 4680000, 3600000, 1080000
URL, 本研究の授業研究で得られた成果を活かして,数学的モデリングにおける理論と実践の往還を図るリーダー育成型の教師教育プログラムを開発し,これまでに国内外で発表を行うとともに,開発プログラムの「導入コース」「基礎コース」「研究授業デザインコース」を,現職教員,教員養成系大学院生(学卒,現職),実践研究者,学術研究者が協働で小学校,中学校,高等学校で実施する研究授業のデザインを行った., 競争的資金, 国際共著していない - 校種を超えた数学科と理科を総合する教材開発と教師教育の実証的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤研究C, 2019年04月01日 - 2023年03月31日
研究代表者, 金児正史,土田 理,後藤 顕一,佐伯 昭彦,川上 貴, 基盤研究C, 4420000, 3400000, 1020000
URL, 研究代表者らの教師教育実践と研究から,数学科と理科では用語の共有化や指導内容の調和的な順序構成が積極的に考慮されておらず,児童生徒の総合的な数理的運用能力の育成に限界があったが,校種を超えた両教科の教師を対象とする定期的な勉強会などを通じて,学習内容を相互理解することの重要性が明らかとなってきた。そこで本研究では,数学科と理科の総合的な理解力を持つための教師の資質能力向上の方策を探究している。, 競争的資金, 国際共著している - 科学技術の醸成に寄与し「理数教育の充実」をはかる学習デザインの構築
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤研究B, 2019年04月01日 - 2023年03月31日
研究分担者, 安藤 秀俊,金児 正史,高阪 将人,久保 良宏, 基盤研究B, 14950000, 11500000, 3450000
URL, 資源の乏しい日本にとって,「理数教育の充実」は喫緊の課題である。わが国の科学技術の醸成に寄与する「理数教育の充実」を目指して,両教科の関連性を実感できるようなクロスカリキュラム的な教材の開発と指導を行うために,①理科と数学の関連性を実感できる教材や指導プログラムの考案・構築,②中学や高校での授業実践とその検証,③理科と数学の最適な連携を育むための条件の明確化,を行う。, 競争的資金, 国際共著していない - 算数・数学教科書の問題をSTEM教材に再教材化する教師教育の実証的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤研究C, 2021年04月01日 - 2024年03月31日
研究分担者, 佐伯 昭彦,池田 敏和,川上 貴,金児 正史,土田 理,磯部 征尊,宮口 智成, 基盤研究C, 4160000, 3200000, 960000
URL, 21世紀以降の科学・技術分野の革新・創造に寄与する人材育成のために,国内外でSTEM教育の推進に関わる研究・実践が行われている.しかし算数・数学のSTEM教育を志向した数学の指導が出来る教師は少なく,教材開発と授業設計が出来る教師の育成が急務である.そこで本研究では,算数・数学教科書の問題をSTEM教材に再教材化する教師教育の枠組みを構築し,その成果と課題を実証的に明らかにする., 競争的資金, 国際共著していない - 数学科と理科を総合する教材開発と授業実践を重視する教師教育の実証的研究
日本学術振興会, 科学研究費補助金 基盤研究C, 2023年04月01日 - 2026年03月31日
研究代表者
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