砂川 憲彦
| 人文社会学部 経営学科 トレーナー・スポーツ経営コース | 教授 |
| 健康科学研究科 理学療法学専攻 | 教授 |
Last Updated :2025/11/20
■研究者基本情報
■経歴
経歴
■研究活動情報
論文
- スポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書の推奨に基づいて収集されたデータの完全性及び妥当性の検証
山中 美和子; 細川 由梨; 金岡 恒治; 砂川 憲彦; 広瀬 統一; 川原 貴; 深町 花子; 青野 博
日本アスレティックトレーニング学会誌, 2024年10月31日, [査読有り]
日本臨床ポーツ医学会と日本アスレティックトレーニング学会が共同で発表したスポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書にて定められた調査項目の完全性と妥当性を検証した.研究参加者は7つの架空のスポーツ外傷・障害・疾病症例に関して,提言書に定められた項目を回答し,収集した回答をもとに各調査項目の完全性と妥当性(回答の一致割合と検者間信頼性)を評価した.提言書で推奨された調査項目の完全性は高く,欠損のないデータを収集することに適していることがわかった.しかしながら,「疾病評価」や「疾病診断」の回答の一致割合や検者間信頼性は低かった(k=−0.11-0). - 共同声明・提言書から読み解くスポーツ外傷・障害および疾病調査手法
山中 美和子; 眞下 苑子; 砂川 憲彦
日本アスレティックトレーニング学会誌, 2022年10月31日
本稿では,過去に国内外で公表された15編のスポーツ外傷・障害および疾病調査に関する共同声明の内容をスポーツ外傷・障害および疾病の定義,発症(受傷)様式・発症(受傷)メカニズム,発症歴,そしてリスクの評価の観点でまとめた.調査を計画する際に過去に標準化された手法や定義を参考にして調査の目的に応じた方法論を決定することで,比較・統合可能な信頼性の高い疫学データの蓄積につながる. - スポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書 : 日本臨床スポーツ医学会・日本アスレティックトレーニング学会共同声明
砂川 憲彦; 真鍋 知宏; 半谷 美夏; 細川 由梨; 奥脇 透; 広瀬 統一; 中山 晴雄; 武冨 修治; 笠原 政志; 眞下 苑子; 増島 篤
日本アスレティックトレーニング学会誌 = Japanese journal of athletic training, 2022年04月, [査読有り]
筆頭著者, 一般社団法人日本臨床スポーツ医学会および一般社団法人日本アスレティックトレーニング学会は,スポーツ外傷・障害調査の標準化に向けた有識者によるワーキンググループ(WG)を2020年12月に立ち上げ,本邦のスポーツ現場の実態に即した調査の実施方法について検討した.WGではスポーツ外傷・障害および疾病調査が国内の大学スポーツ現場において前向きに実施されることを想定し,基本項目についてノミナル・グループテクニックおよびデルファイ法を用いて検討した.その結果,記録者の属性,調査対象の定義,記録項目,疫学データの表現方法,収集されたデータの取り扱いに関する留意事項などに関する全8つの推奨文をまとめた. - Omega-3 fatty acids enhance the beneficial effect of BCAA supplementation on muscle function following eccentric contractions.
Yosuke Tsuchiya; Kenichi Yanagimoto; Norihiko Sunagawa; Hisashi Ueda; Katsunori Tsuji; Eisuke Ochi
Journal of the International Society of Sports Nutrition, 2022年, [査読有り] - 本邦におけるスポーツ傷害(外傷・障害・関連疾患)調査の方法論に関するシステマティックレビュー
山中 美和子; 吉村 茜; 細川 由梨; 砂川 憲彦; 広瀬 統一; 金岡 恒治; 川原 貴
日本臨床スポーツ医学会誌 / 日本臨床スポーツ医学会編集委員会 編, 2022年, [査読有り]
本研究では過去に本邦において実施されたスポーツ傷害(外傷・障害・スポーツ関連疾患)調査及び疫学研究をレビューし,それらの方法論を評価することを目的とした.解析対象は2010年から2020年までに発表された47件のスポーツ傷害調査とした.調査項目(報告ありvs.報告なし)を頻度や割合などの単純集計で評価し,さらに情報の記録者による報告項目の違いをカイ二乗検定で検証した.情報記録者の医学的知識の有無に関わらず,同様の調査項目が報告されていたことが明らかになった.選手自身が記録した診断名や受傷組織などの詳細度の高い傷害情報の信頼性には留意する必要があると考えられる.また,傷害の定義を定めない調査が約19.1%を占めたことや,分類の定義や基準に一貫性がない調査項目が複数あったことを踏まえ,統一された方法論による疫学調査の必要性が示唆された. - 本邦における学校現場のスポーツ活動を対象とした外傷・障害調査研究の現状と課題
砂川 憲彦; 大垣 亮; 永野 康治; 原田 長; 土屋 篤生; 津賀 裕喜; 山本 利春
日本アスレティックトレーニング学会誌, 2020年04月30日
筆頭著者, この研究は、日本の学校におけるスポーツ傷害監視研究の現状と問題点を明らかにすることを目的としています。私たちは、データベース(CiNii ArticlesおよびGoogle Scholar)を使用して文献検索を行い、1980年から2016年の期間に学校でのスポーツ外傷および使い過ぎによる傷害を調査した69本の論文を抽出しました。抽出された研究のほとんどは、接触スポーツと大学生を対象としていました。女性のみを対象とした報告は限られていました。さらに、傷害の定義や身体部位の分類方法は多様であり、調査と統合の困難さもありました。研究対象の種類や年齢の偏り、外傷および使い過ぎによる傷害に関する研究方法の不一致などの問題があることがわかりました。 - 学校現場でのスポーツに関連する「障害」の実態
大伴 茉奈; 細川 由梨; 村田 祐樹; 佃 文子; 砂川 憲彦
日本アスレティックトレーニング学会誌, 2020年04月30日
学校現場における「障害」の実態を調査し,学校現場におけるアスレティックトレーナーの必要性を検討した.
独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害給付データベースを参照し,平成21年度から30年度までに中学校と高等学校の校舎内において発生した「障害」事例2,094件を抽出して検討した.
課外指導では98%,各教科等では86%,学校行事では71%がスポーツに関連する活動を行っていた際に「障害」が発生していた.運動場・校庭では93%,体育館・室内運動場では90%,プールでは96%がスポーツに関連する活動を行っていたことがわかった.
学校現場で発生する「障害」の多くはスポーツに関連したものであり,ATが学校現場に配置された場合は,それらに対する応急処置や「障害」の予防を含めた安全管理を行うことが可能となる. - ラグビー選手におけるIndirect型ACL損傷の分析 : 受傷機転の分類—Analysis of indirect ACL injuries in rugby players : Classification of injury mechanisms
砂川 憲彦; 広瀬 統一; 倉持 梨恵子
日本臨床スポーツ医学会誌 / 日本臨床スポーツ医学会編集委員会 編, 2015年, [査読有り]
筆頭著者, コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 雑誌
MISC
- スポーツ傷害統計データ集 平成29年度版
金岡恒治; 川原貴; 砂川憲彦; 広瀬統一; 細川由梨; 山中美和子
2022年03月
平成29年度におけるスポーツ安全保険への加入者および同年度におけるスポーツ等活動中の傷害発生事故に 伴う傷害保険金の支払実績について調査した。
スポーツ安全保険の補償対象となる事故の範囲は、加入者が所属する団体の管理下における団体活動中および 団体活動への往復中であるが、本統計では、スポーツ活動中の統計データ集を作成することを目的としているた め、往復中の事故については集計対象から除外した。なお、学校管理下(幼稚園〜高等学校、認可保育所等の管理下)における活動は補償対象外となるため、中学校および高等学校の部活動での加入は少ない。
スポーツ安全保険は、ケガを補償する「傷害保険」、他人の物を壊したり、他人にケガをさせたことによる法 律上の賠償責任を補償する「賠償責任保険」、傷害保険では対象とはならない突然死を補償する「突然死葬祭費 用保険」からなる。本統計は、上記3の補償のうち「傷害保険」の支払実績を集計対象とした。
なお、傷害保険では、オーバーユースによるスポーツ障害(疲労骨折、野球肘、椎間板ヘルニア等)や、成長、 加齢に伴う障害(変形性膝関節症など)は補償の対象外となるため、スポーツ障害等については、本統計におい て評価できない。また、傷害保険の適用には医師の治療、または柔道整復師の施術が必要となるため、入通院を伴わない軽度の傷害(創傷等)は、本統計には表れにくい傾向にある。さらに、スポーツ安全保険では、加入者 の属性に応じて加入区分、掛金が異なる。このうち、スポーツ活動が補償されないA2区分の加入者数、事故は 集計対象から除外している。 - 学校現場でのスポーツ外傷・障害調査の統計 : 現状と課題—特集 スポーツ疫学 : スポーツ外傷・障害の統計 ; 各領域・分野別の統計
砂川 憲彦; 眞下 苑子
臨床スポーツ医学, 2022年01月
本邦における学校現場のスポーツ外傷・障害調査の統計について、現状と課題をまとめた。本邦におけるスポーツ外傷・障害の大規模調査や研究論文などによる実態調査、JSCの災害給付事例から見るスポーツによる死亡・重度の障害事例の特徴などについて解説した。また本邦におけるスポーツ外傷・障害調査の課題として、小学校,中学校,高等学校,女性などを対象とした報告が非常に少ないことや,正課活動を対象とした報告は非常に少ないこと,さらには調査対象となっている競技種目に偏りがあることなどを示した。, 東京 : 文光堂 - スポーツ現場における急性期対応に用いるテーピング—特集 テーピング : 基本的な考え方とスポーツ現場における活用 ; テーピングの基礎と部位別の方法
砂川 憲彦
臨床スポーツ医学, 2019年09月
東京 : 文光堂 - 頭頚部外傷の対応—特集 アスレティックトレーニングにおける現場的視点 ; アスレティックトレーナーが行うスポーツ医科学のサポート ; 救急処置
砂川 憲彦
臨床スポーツ医学, 2016年06月
東京 : 文光堂
書籍等出版物
- スポーツ医学概論
片寄, 正樹; 河野, 一郎; 砂川, 憲彦; 赤間, 高雄; 金岡, 恒治, その他
文光堂, 2024年03月
9784830651984
本書では。スポーツに伴う外傷・疾病の概要とその医学的介入の流れを理解すること、そして医師・理学療法士をはじめとした医療資格者との連携・コミュニケーションに必要となる基礎的素養を理解することをコンセプトに、以下の構成とした。
・代表的なスポーツ外傷・疾病の疫学・病態・診断・治療、およびスポーツ医学の重要トピックの解説。
・医学的診断・治療の実際のストリームプロセスの解説。
・外傷発生や疾病の発症から競技復帰に至るまでの時系列に応じた医療資格者との連携ポイントの解説 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第2巻 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防
編者(編著者)
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第1巻アスレティックトレーナーの役割
砂川憲彦, 分担執筆, 第6章 エビデンスに基づいた運営(EBP)(5.JSPO-ATの生涯教育)
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第1巻アスレティックトレーナーの役割
砂川憲彦, 分担執筆, 第4章 JSPO-ATの安全と健康管理、セルフマネジメント(1.健康管理)
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第2巻 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防
砂川憲彦, 分担執筆, 第1章 スポーツ現場における安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害予防の概念
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第2巻 安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防
砂川憲彦; 眞下苑子, 分担執筆, 第6章 スポーツ外傷・障害の予防(2.スポーツ外傷・障害の疫学調査と事例)
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト (2022年カリキュラム対応)第1巻アスレティックトレーナーの役割
砂川憲彦, 分担執筆, 第2章 JSPO-ATのコンピテンシーに応じた業務と運営(1.安全・健康管理およびスポーツ外傷・障害の予防)
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月 - 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト(2022年カリキュラム対応) 第5巻救急対応
砂川憲彦; 大木学, 分担執筆, 第5章 頭部・頚部・脊椎における重症外傷
公益財団法人日本スポーツ協会, 2022年11月
講演・口頭発表等
- 特別講演 『スポーツ現場における安全対策:重症事故の予防と対策』(講師)
令和5年度 チームちばスポーツフォーラム, 2023年12月03日, [招待有り] - 提言書により定められたスポーツ外傷・障害・疾病調査の調査項目の検者間信頼性検証
山中美和子; 金岡恒治; 砂川憲彦; 細川由梨; 川原貴; 広瀬統一; 深町花子; 青野博
第34回日本臨床スポーツ医学会学術集会, 2023年11月
日本臨床スポーツ医学会と日本アスレティックトレーニング学会が共同で発表したスポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書にて、定められた調査項目の検者間信頼性を検証した。その結果、活動区分、発症様式、発症部位、スポーツ外傷・障害の種類、発症側はalmost perfect agreement(90.8-97.6%, k=0.81-0.94)の評価であったが、発症歴および発症メカニズム(66.9-70.7%, k=0.43-0.45)はmoderate agreementであった。また疾病評価及び疾病診断の回答一致率はいずれも50%を下回った。
質の高い疫学データの蓄積のために、回答の一致率が低かった項目は説明文や回答形式の改善を検討する必要がある。 - 本邦における児童生徒の体育・スポーツ活動中の死亡事故データの分析
原田長; 砂川憲彦; 大垣亮; 笠原政志; 清水伸子; 山本利春
第8回日本救護救急学会 学術集会, 2023年10月
本邦の学校管理下における体育・スポーツ活動中に発生した死亡事故事例の実態とその特徴について、日本スポーツ振興センターの学校事故事例検索データベースで公開されている平成17年度から令和3年度までの17年間の死亡事故データから明らかにすることを目的とした。
その結果、学校全体の死亡事故が1000件あり、そのうち体育・スポーツ活動中の死亡事故が377件であった(37.7%)。要因別にみると、心臓系突然死が165件(43.8%)と最も多かった。心臓系突然死が要因となった事故の半数以上は体育的部活動中によるものであり(82件)、競技種目別で見るとバスケットボール18件、サッカー15件、野球15件の順で多かった。 - スポーツ指導者講習会における安全管理・救急対応に関する講習の実態
大垣亮、砂川憲彦、原田長、山本利春、清水伸子、笠原政志
第8回日本救護救急学会 学術集会, 2023年10月
社会貢献活動
学術貢献活動
- 第14回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 実行委員(大会長)
企画立案・運営等
日本アスレティックトレーニング学会, 2024年09月 - 2025年10月 - 第13回日本アスレティックトレーニング学会 学術大会 実行委員会(プログラム検討委員会 委員)
その他
日本アスレティックトレーニング学会, 2023年 - 2024年09月
第13回日本アスレティックトレーニング学会学術大会プログラム検討委員会の委員として、学術大会プログラムの企画・運営に携わった。 - 第8回日本救護救急学会 学術集会 実行委員会委員(学術担当)
その他
日本救護救急学会, 2023年08月07日 - 2023年10月21日 - 第10回日本アスレティックトレーニング学会学術大会 実行委員会(実行委員長)
その他
日本アスレティックトレーニング学会, 2020年11月06日 - 2021年10月31日