杉浦 貴代子
| 臨床心理学研究科 臨床心理学専攻(専門職学位課程) | 准教授 |
Last Updated :2025/10/07
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経歴
論文
- 地域資源マップ化に向けて:地域資源の状況
共著, 冨田貴代子・青木紀久代, 調査計画、データ収集・分析、執筆, ひきこもりの問題は現代日本で大きな社会問題であるが、ごく近年までその支援は民間に負う部分が大きかった。本章では、東京都が公的な支援窓口を徐々に広げようとしつつある状況を踏まえ、都内各自治体に存在する、ひきこもり者への支援資源を、インターネットの情報から整理し、資源の現況について俯瞰的に分析した。, ひきこもりサポートネット事業・研究報告書2015(主任研究者 青木紀久代), 東京都, 97, 101, 2016年03月, 無し - 第6章 ハイリスク傾向にある親子への対応 ~支援者ネットワークに関する実践研究,「子育て支援におけるコミュニティディベロップメントを目指したアクションリサーチ」(主任研究者 青木紀久代)
分担執筆, 冨田貴代子, 調査計画、データ収集・分析、執筆, 本章は、ハイリスク傾向にある親子をサポートする相談機関同士の地域ネットワーク作りと相談技術の向上のために、インターネットの導入を行った実践の報告である。, 財団法人 こども未来財団 平成18年度児童関連サービス調査研究等事業報告書, こども未来財団, 81, 104, 2008年03月, 無し - フィリピンセブシティにおける貧困層を対象とした子育て支援研究~幼児教育プログラム・親教育プログラムの試行的実践の評価~
共著, 青木紀久代・太田沙緒梨・冨田貴代子・仲野好重, 調査計画、データ収集・分析、執筆, 研究フィールドの生活・家庭・養育・子どもの状態についてのニーズ調査と、それに基づいて行われた実践を集約。 幼児教育施設の設立経過の概要や、親へのペアレントトレーニングおよび子どもへの幼児教育プログラムの実践評価について報告した。, お茶の水女子大学21世紀COEプログラム誕生から死までの人間発達科学『家庭・学校・地域における発達危機の診断と臨床支援Ⅱ』最終総合報告書, お茶の水女子大学, 1, 9, 2007年03月, 無し - 第4章 園長から見た実践評価,「インターネットによる子育てサークルのネットワーク化に関する調査研究(主任研究者 青木紀久代)」
分担執筆, 冨田貴代子, 調査計画、データ収集・分析、執筆, 乳幼児とその親が子育ての地域資源として、親同士、つながりあいながら保育園の子育てひろばを活用していくために、インターネットの導入を行った実践報告。子育てひろばの運営者側からの実践評価についてまとめ、考察した。, 財団法人 こども未来財団 平成17年度児童関連サービス調査研究等事業報告書, こども未来財団, 第2巻, 第14号, 85, 99, 2006年03月, 無し
URL - トイレットトレーニングの際の心理的援助について
単著, 冨田貴代子, 幼児期前期における精神分析的視点からの心理発達課題(自律性の獲得)の概要を述べ、その課題とトイレットトレーニングとの関係についてわかりやすく解説した。心理発達課題を踏まえながら、トイレットトレーニングの際の幼児への大人のかかわり方や声掛けの意味について解説し、発達促進的なかかわり方を提案した。, 月刊 母子保健, 公益財団法人 母子衛生研究会, 610, 6, 7, 2010年02月, 無し - フィリピンにおけるECDプログラム実践-子どもの学習意欲促進のための家族支援システムの構築-
単著, 冨田貴代子, 途上国(フィリピン)の都市貧困地区において、就学前教育施設での幼児期早期支援プログラムの効果研究。 対象となった園児の養育者に対し、子どもの学習環境・学習習慣の形成を促進する心理教育プログラムを実施した。結果、園への遅刻や宿題遂行・提出状況が、プログラム前と比較して上昇た。 ※平成18年度家庭教育研究奨励金公募研究(査読有), 家庭教育研究所紀要, 29, 94, 103, 2007年10月, 有り - フィリピンにおける幼児への心理臨床的支援に関する研究― 就学前教育支援プログラムの構築を通して ―(学位論文)
単著, 杉浦貴代子, には、どのような方法があるのだろうか。この研究は、地域、それも小規模な地域での実践でも幼児教育の効果はあるのかといったリサーチクエスチョンをもとに行われた。途上国(フィリピン)の都市貧困地区における就学前教育支援の効果について、量的・質的に検討した。小規模な実践でも丁寧なフォローアップによって、中長期的な効果が期待できることを確認した。, 2016年03月, 有り
URL - 途上国におけるEarly Childhood Developmentプログラムの効果-教師から見た子どもの社会的情緒面での学校適応
共著, 冨田貴代子|青木紀久代|太田沙緒梨, 筆頭著者, 本研究は、途上国(フィリピン)の都市貧困地区におけるEarlyChildDevelopment支援の縦断的効果研究である。支援を受けた子どもの社会情緒に対する効果を、就学前教育未経験児童および他の就学前教育受講児童と、プログラム終了4年後に比較している。プログラム終了後4年の結果として、限定的な内在化型問題に対して支援の効果が中長期的に認められた。, コミュニティ心理学研究, 第2巻, 第14号, 115, 131, 2011年03月, 有り
URL - 途上国におけるEarly Childhood Developmentの実践-発達のアセスメントを生かす
共著, 冨田貴代子|青木紀久代|太田沙緒梨, 筆頭著者, 本研究は、途上国(フィリピン)の都市貧困地区での小規模なEarlyChildDevelopment支援の事例研究である。本研究では、支援計画を立てるための、ニーズアセスメントの段階として、現地の幼児の発達や生活環境の実態調査を行った。結果として、子どものおよその発達状況は健常域にあり、幼児期の学習に適した環境を提供する必要が把握された。, 心理臨床学研究, 第28巻, 第4号, 479, 489, 2010年10月
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書籍等出版物
- 子どもの発達と子ども観・保育観の変遷 ―保育の心理学 (シリーズ 知のゆりかご) (青木紀久代編著)
分担執筆, 冨田貴代子, 保育士養成課程の新カリキュラムに対応した発達心理学の入門書である。本章では、①人生初期の重要性として、劣悪な初期経験から回復や臨界期などを取り上げた。また、②生涯発達と子ども観の移り変わりとして、生涯発達という概念の説明や、「小さな大人」とは異なるルソーの「子ども」の発見について述べた。最後に③新しい保育観として、子どもの最善の利益を考慮した保育について述べた。, 教科書・概説・概論, p28-39., みらい, 2019年04月, 192, 978-4860154844
URL - 心理教育4(怒りのコントロール) 「徹底図解 臨床心理学(青木紀久代編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 臨床心理学入門者に向けて、「怒り」の概念とそのコントロールについて端的に解説し、その概念理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, p144-145., 新星出版社, 2010年10月, 223, 978-4405106888
URL - 心理教育3(アサーショントレーニング) 「徹底図解 臨床心理学(青木紀久代・神宮英夫編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 臨床心理学入門者に向けて、「アサーショントレーニング」について端的に解説し、その概念理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, p 142-143., 新星出版社, 2010年10月, 223, 978-4405106888
URL - 心理教育1(予防と啓発) 「徹底図解 臨床心理学(青木紀久代編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 臨床心理学入門者に向けて、「予防」の概念について端的に解説し、その概念理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, p 138-139., 新星出版社, 2010年10月, 223, 978-4405106888
URL - 第4章 4-5. 子どもの臨床心理学 〔4〕保育士による心理臨床の実際― 「医療保育テキスト日本医療保育学会認定医療保育専門士研修用テキスト2008年版」
分担執筆, 冨田貴代子, 医療保育専門士の研修用テキスト。 子どもが見せる「気になる行動」の背景には、発達障害、子どもの性格、生活環境やこれまでの人間関係など、様々なものが考えられるが、これらが重複している場合も多い。そういったことを念頭に置いての、子どもや保護者への対応について述べた。, 無し, 教科書・概説・概論, p 183-185., 日本医療保育学会, 2009年07月
URL - 第4章 4-5. 子どもの臨床心理学 〔3〕発達と心理臨床 「医療保育テキスト日本医療保育学会認定医療保育専門士研修用テキスト2008年版」
分担執筆, 冨田貴代子, 医療保育専門士の研修用テキスト。 本章では、乳幼児期の臨床心理学から見た心理的発達課題とその問題について主に記述した。また、乳幼児のこころの問題が引き起こされるような親子関係の不調が起きる時について述べた。, 無し, 教科書・概説・概論, p 182-183., 日本医療保育学会, 2009年07月
URL - ケアと支援の現場③子育て支援 「徹底図解 心理学(青木紀久代・神宮英夫編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 心理学入門者に向けて、子育て支援の現場における臨床心理士の役割や仕事について端的に解説し、その理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, p 208-209., 新星出版社, 2008年07月, 221, 978-4860153984
URL - 発達の進度を測る 「徹底図解 心理学(青木紀久代・神宮英夫編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 心理学入門者に向けて、発達検査及び知能検査について端的に解説し、その理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, 112-113, 新星出版社, 2008年07月, 221, 978-4405106758
URL - 赤ちゃんのコミュニケーション能力 「徹底図解 心理学(青木紀久代・神宮英夫編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 心理学入門者に向けて、以前は受動的な存在と考えられてきた赤ちゃんの、能動的なコミュニケーション能力について端的に解説し、理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, 92-93, 新星出版社, 2008年07月, 221, 978-4405106758
URL - 発達の最近接領域 「徹底図解 心理学(青木紀久代・神宮英夫編著)」
分担執筆, 冨田貴代子, 心理学入門者に向けて、「発達の最近接領域」の概念について端的に解説し、その概念理解の補助となるイラストを大きく入れた。, 無し, 教科書・概説・概論, 86-87, 新星出版社, 2008年07月, 221, 978-4405106758
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講演・口頭発表等
- 国内外におけるハイリスク家庭を中心とした子育て支援-予防と介入をめぐって-
福丸由佳(企画・話題提供)・土谷みち子(話題提供)・冨田貴代子(話題提供)・青木紀久代(指定討論)・野末武義(指定討論), 日本発達心理学会第20回大会 (自主シンポジウム), 2009年03月, 2009年03月 - 2009年03月
日本・フィリピン・アメリカにおけるハイリスク家庭の様相と、そういった家庭への介入方法について、各人の研究等から、発表した。 - 小児がんの子どもたちの認知機能研究と医教連携 日米共同の1万5千人の横断研究と日本の縦断研究
佐藤聡美(企画) , 杉浦貴代子(司会) , 二村美也子 , 佐藤聡美 , 石井悠 , 吉村拓馬 , 河村淳史 , 菊田敦, 日本発達心理学会第35回大会, 2024年03月06日, 2024年03月06日 - 2024年03月08日, 自主シンポジウム, 佐藤聡美, 大阪国際交流センター(大阪府) - 小児がんの子どもたちの就学支援 晩期合併症を抱えた子どもの進学
佐藤聡美(企画) , 杉浦貴代子(司会),柳沼里英(事例報告) , 森香子(事例報告) , 遠藤利彦(指定討論) , 大六一志(指定討論), 日本発達心理学会第36回大会, 2025年03月06日, 2025年03月04日 - 0205年03月06日, 自主シンポジウム, 佐藤聡美, 明星大学(東京都)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- フィリピンにおけるECDプログラム実践-子どもの学習意欲促進のための家族支援システムの構築-
日立家庭研究所, 平成18年度家庭教育研究奨励金公募研究, 日立家庭研究所, 2006年 - 2006年
調査計画、実施、分析、執筆, 冨田貴代子
途上国(フィリピン)の都市貧困地区における就学前教育施設での幼児期早期支援プログラムの効果研究。 対象となった就学前教育施設在園児の養育者に対し、子どもの学習環境・学習習慣の形成を促進する心理教育プログラムを実施した。結果、園への遅刻や宿題遂行・提出状況が、プログラム前と比較して上昇し、子どもの教育に対する養育者の責任意識の改善がみられた。 - 途上国におけるEarly Childhood Development プログラム実践効果研究‐早期支援を受けた子どもの就学後、小学1・2年時調査‐
お茶の水女子大学, 平成20年度お茶の女子大学グローバルCOEプログラム公募研究, お茶の水女子大学, 2008年 - 2008年
調査計画、実施、分析、執筆, 冨田貴代子
対象となる就学前教育施設において、幼児教育を行った。筆者は幼児期の発達に即し、かつ現地幼稚園教員が扱いうる付加的な教育プログラム提案を行った。本研究では、対象児への幼児教育の効果を測るため、当該施設卒園後1~2年の時点での学校成績調査を実施。結果は、小学2年生の時点において、プログラム受講児童と、就学前教育未経験児童との間で、学業成績、学校適応において有意差が認められ、プログラムの正の効果が確認された。
社会貢献活動
- 東京都ひきこもりサポートネット事業
副主任, 東京都, 2014年04月 - 2015年03月, お茶の水女子大学
東京都のひきこもりサポートネット事業の副主任として、ひきこもり者への支援の実践、研究調査の計画・実施、報告書の執筆等を行った。 - 豊島区 うつ・自殺予防対策委員
委員, 2023年04月, 豊島区
年2回開催される、うつ・自殺対策委員会に、希望の院生を1名参加させたり、ソーシャルワークの授業で外部講師として、委員会を区で取りまとめている保健師を呼び、現場の声を授業内で伝えるなどしている。 - 豊島区子どもの権利擁護委員としての活動
虐待対応、調査担当, 2016年09月01日 - 2017年03月31日
豊島区子ども家庭支援センターにおける虐待対策会議に出席し虐待対応への助言を行った。また、地域の学童クラブにおける子どもの権利の状況をヒアリング調査するとともに、子どもの権利擁護委員や要保護児童対策地域協議会と、地域の連携の在り方への希望をヒアリング調査した。, 行政機関