野口 律奈
健康メディカル学部 健康栄養学科 | 教授 |
Last Updated :2025/06/19
■プロフィール情報
主な研究項目
■業績リスト
論文
- 閉鎖隔離環境での食事満足度に関する研究 ~南極地域観測隊員の食事満足度から災害避難所の食事を見直す~【事例報告 責任著者】
共著, 責任著者, 閉鎖隔離環境において人が「食」に望むことを、元南極地域観測隊員へのインタビューを通して明らかにする。そして、そこから災害被災者が食事に望むことを類推し、災害避難所の食事を見直すために必要な要因を抽出した。【2023年度 卒業研究】, 日本災害食学会誌,11(1),2024. (アクセプト済), 2024年03月
URL - 災害時の栄養・食生活支援に関するガイドライン、マニュアル、ツールに関する質的調査 【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, |, 筆頭著者, 現在公表されている災害時の栄養・食生活支援に関連するマニュアルを調査・整理し、短時間で欲しい情報に辿り着くための一助とした。検索エンジンGoogle を用いたキーワード検索およびハンドサーチにより43 本のマニュアルを抽出後、これらを精読して一覧表に整理した。, 日本災害食学会誌,9(1);1-8,2022., 2022年03月, 有り, 日本語, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
URL, 無償ダウンロード可能 - Prolonged Maternal and Child Health, Food and Nutrition Problems after the Kumamoto Earthquake: Semantic Network Analysis of Interviews with Dietitians【査読有原著論文 最終著者】
共著, 最終著者, 熊本地震後の母子の栄養問題について、被災地で乳幼児の栄養支援を担当した管理栄養士を対象にフォーカスグループインタビューを行い、インタビューの内容を計量テキスト分析の手法で解析し、共起ネットワーク図を作成した。これにより、発災後の急性期および中長期な課題が明らかになった。, Int. J. Environ. Res. Public Health,18(5),2021. , 2021年02月
URL - ヒト胃消化シミュレーターを用いた介護食モデルの消化挙動の解析:とろみ液添加および人工胃液pH の影響【査読有原著論文】(指導した博士論文)
共著, 胃のぜん動運動を模擬した消化現象を直接観察できるヒト胃消化シミュレーター(GDS)を用いて、とろみ剤を添加した介護食モデルや人工胃液pH の違いが消化にどのような影響を与えるのかを検討した。とろみ剤は胃内滞留時間にも影響し、腹部膨満感にもつながる可能性が示唆された。さらに、とろみ剤の添加濃度が高くなるにつれて、食品粒子の微細化が抑制されていることから、栄養成分の消化にも影響を与えることが示唆された。, 消化と吸収,44(2);143-155,2022., 日本消化吸収学会, 2022年07月, 有り, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
URL - ヒト胃消化シュミレーターを用いた澱粉性主食における消化挙動の観察および解析【査読有原著論文】(指導した博士論文)
共著, 胃のぜん動運動を模擬し、消化挙動を直接観察できるヒト用胃消化シミュレーター(GDS)を用い,デンプン性主食(白米飯,白パン,うどん,十割そば,中華麺,スパゲッティ)の胃内消化挙動を調べた。結果、デンプン性主食の種類ごとに、特徴的な消化挙動が示された。, 消化と吸収,43(2);145-155,2021. , 日本消化吸収学会, 2021年11月
URL - 高齢者の食事パターンとうつ病リスク:系統的レビューとメタ解析
単著, 筆頭著者, 「Dietary patterns and depression risk in older adults: systematic review and meta-analysis」を翻訳。, 栄養学レビュー,第30巻第3号(通巻第116号),2022., ILSI Japan(特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構), 2020年05月
URL - リワークプログラムとしての「調理実習」の有用性 ~Kirkpatric 4段階モデルの視点から~ 【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, 野口 律奈,小澤 咲子,若林 健二, 渡部 芳徳, 筆頭著者, 復職支援としての「調理実習」の効果と特徴について検討した。結果、調理実習の効果は調理スキルの向上に加え、業務遂行能力の向上、栄養・食への知識と関心の向上が確認された。
さらに、年齢や性別を問わず、幅広い対象者に提供できるプログラムであることが示された。, 日本調理科学会誌,53(6);1-9,2020., 2020年11月 - 親の更年期が与える子どもへの影響と求める支援 ~学生へのwebアンケートから~【症例報告 責任著者】
共著, 責任著者, 指導教員として、学生に執筆指導。更年期の母親を持つ学生に対してwebアンケートを実施し、その結果を症例報告としてまとめた。本研究発表は、学会特別賞を受賞した。, 加齢と更年期のヘルスケア学会誌,18(2),2019., 2019年12月 - 活動制限・テレワーク・外出自粛による影響と対策 ~何が変わり、何をすべきか~ 栄養学の立場から
単著, 筆頭著者, コロナによる人々の生活の変化やこれからの流れを栄養学の視点から解説した。, 更年期と加齢のヘルスケア,21(2);25-29,2022., 更年期と加齢のヘルスケア学会, 第21巻, 第2号, 25, 29, 2022年12月, 有り, 日本語
URL - 人生100年時代の栄養学~何をどれだけ食べるか?から誰とどんな風に食べるか?~
単著, 筆頭著者, 人生100年時代に突入し、健康寿命延伸のためにできることを食事の視点から解説した。, 加齢と更年期のヘルスケア学会誌,19(2),2020., 2020年06月 - 料理と癒し
単著, 筆頭著者, 「料理」を癒しの視点で解説した。, 保健の科学,62(3),2020., 2020年03月
URL - 女性のメンタルヘルスと食事・栄養
単著, 筆頭著者, 更年期女性のメンタルヘルスに対する食事・栄養の役割を解説した。, 加齢と更年期のヘルスケア学会誌,15(1),2016., 2016年06月 - 更年期女性の食生活 ~メタボとロコモのハザマで~
単著, 筆頭著者, 更年期女性の食生活をメタボとロコモの両視点から解説した。, 加齢と更年期のヘルスケア学会誌,14(1),2015., 2015年06月 - うつ病患者のリワークプログラムとしての調理実習
単著, 筆頭著者, うつ病患者が社会復帰を目指すリワークデイケアでのプログラムとして「調理実習」が果たす役割を解説した。, 日本調理科学会誌,48(5),2015. , 日本調理科学会, 2015年10月 - うつ病患者のリワークプログラムとしての調理実習
単著, 筆頭著者, 連載『多職種連携による食育第8回』において、精神科クリニックリワークデイケアで実施している「調理実習プログラム」の意義、役割、効果について解説。, 保健の科学,55(12),2013., 2013年12月 - 精神科クリニック附属リワーク専門デイケアにおける管理栄養士の役割
単著, 筆頭著者, 精神科クリニックリワークデイケアにおける管理栄養士の役割を「調理実習プログラム」の視点で紹介。, 臨床栄養,120(5);2-3,2012, 2012年05月 - Relationship between the dietary patterns with depressive patients and depressive symptoms 【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, 筆頭著者, うつ病患者の食事パターンと症状との関連について検討した。その結果、3つの食事パターンが同定され、食事パターンと症状との関連は、男女別では男性のみ、病名別では双極性障害のみで見られた。, Journal of Nutritional Science and Vitaminology,59;115-122,2013., 2013年02月 - うつ病患者の食行動と栄養摂取状態、および症状との関連【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, 筆頭著者, (社)日本精神神経科診療所協会平成24年度田中健記念研究助成事業の成果報告。うつ病患者に特有の食行動を調査し、栄養摂取状況、および症状との関連を検討した。, 日本精神科診療所協会ジャーナル,39(5);42-51,2013., 2013年09月 - うつ病患者の不安症状と血清脂質~大うつ病性障害と双極性障害の違い~【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, 筆頭著者, うつ病患者の不安症状と血清脂質濃度との関連を大うつ病性障害と双極性障害の比較を中心に報告した。, 脂質栄養学,21(1);89-97,2012., 日本脂質栄養学会, 2012年03月 - 男性鬱病患者の精神症状と血清葉酸濃度、葉酸・VB2・VB6摂取量の逆相関【査読有原著論文 筆頭著者】
共著, 筆頭著者, 男性鬱病患者の血清葉酸濃度、及び葉酸・VB2・VB6の摂取量は、鬱病精神症状と有意な逆相関を示した。, 日本栄養・食糧学会誌,64(4);229-238,2011., 2011年08月 - Major depressive disorder and nutrirional medicine :a review of monotherapies and adjuvant treatments.
共著, うつ病に対する栄養学的介入についての科学的根拠を示すための文献レビュー。, 栄養学レヴュー,18(1);30-38,2009., 女子栄養大学出版, 2009年11月 - 食事飽和脂肪酸・コレステロールと動脈硬化-最近の考え方
共著, 動脈硬化性疾患と食事要因との関連、特に飽和脂肪酸、及びそれを置換する栄養素の役割について最近の研究結果を中心に解説した。, オレオサイエンス,12(3);99-105,2012, 日本油化学会, 2012年03月 - メンズヘルスの視点で見る生活習慣病~うつ病の診かた~
共著, 男性のうつ病診断、うつ病と生活習慣病の関連、食事療法について, medicina,48(12),2011., 医学書院, 2011年11月 - うつ病患者の葉酸、ホモシステインと遺伝子多型
単著, 筆頭著者, 日本人うつ病患者を対象に、うつ病と葉酸栄養状態との関連を遺伝子栄養学の立場から検討した。(修士論文), 女子栄養大学紀要,第41号., 2010年02月 - 万歩計を利用した運動療法により、olanzapine投与中の体重増加が改善した統合失調症の1症例
共著, 新規抗精神薬の副作用として注目されている体重増加に着目し、その予防と治療法としての運動療法について症例報告。, 新薬と臨床,58(2);80-84,2009., 医薬情報研究所, 2009年02月
書籍等出版物
- 組み合わせ自由自在 おいしい高血圧300
共著, 高血圧の病態、食事療法について解説した本。オールカラー、300品のレシピ写真を掲載。レシピ制作&撮影時の調理に帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の学生が参加。, 主婦の友社, 2015年11月 - うつの症状を飲んで食べて改善、元気いっぱいにする食事162(脳に効く食事シリーズ)
共著, うつ病患者とその家族、一般健常者向けに、うつ病の病態、食事療法について解説した本。オールカラー、162品のレシピ写真を掲載。撮影時の調理に帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の学生が参加。, 主婦の友社, 2014年07月 - 物忘れも認知症も食べて防ぎ、改善する食事とつまみ161(脳に効く食事シリーズ)
共著, 認知症の病態、食事療法について解説した本。オールカラー、161品のレシピ写真を掲載。撮影時の調理に帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の学生が参加。, 主婦の友社, 2014年11月 - アスペルガー・ADHD(発達障害)を飲んで食べて改善、落ち着きと集中力を取り戻す食事160(脳に効く食事シリーズ)
共著, アスペルガー・ADHDの病態、食事療法について解説した本。オールカラー、160品のレシピ写真を掲載。撮影時の調理に帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の学生が参加。, 主婦の友社, 2015年03月 - 食べる薬草・山野草
共著, 身近な薬草・山野草について解説した本。オールカラー、132品のレシピ写真を掲載。レシピ制作&撮影時の調理に帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科の学生が参加。, 主婦の友社, 2016年04月 - 今日の循環器疾患治療指針(第3版)
共著, 共著者:神奈川工科大学応用バイオ科学部 石川俊次。第14章 動脈硬化 動脈硬化の食事療法 Dietary treatment of arteriosclerosisを担当。, 医学書院, 2013年01月 - うつは自分で治せる この献立とレシピがうつ症状を改善する
共著, 共著者:医学博士 精神保健指定医 渡部芳徳。うつ病患者向けに、うつ病の病態、食事療法について解説した本。担当部分:第2章 うつは食事で改善できる、第3章 うつに効くレシピと献立。, 主婦の友社, 2007年03月
所属学協会
その他研究業績
- 南極の食事を災害避難所の食事に活かすための基礎研究【発表指導者】
その他(発表学会等), 2023年08月, 日本災害食学会第11回研究発表会, 【2023年度 卒業研究】 - 食物繊維を多く含むにんじんの調理条件がin vitro胃内消化挙動に及ぼす影響
その他(発表学会等), 2023年08月, 日本調理科学会2023年度大会 - 腸管通過時間と食習慣の関連について【発表者】
その他(発表学会等), 2023年05月, 日本家政学会第75回大会 - 在宅高齢者自身が感じる「加齢に伴う心身機能の変化、それに伴う調理上の不便さとそれへの対処行動」の男女差 ~インタビュー調査の解析より~ 【発表者】
その他(発表学会等), 2022年11月, 第17回日本応用老年学会大会 - ヒト胃消化シミュレーター(GDS)を用いた各種パンの in vitro 消化挙動の観察・ 解析
その他(発表学会等), 2022年10月, 第53回日本消化吸収学会総会 - 亜鉛の吸収に及ぼす食品の影響
その他(発表学会等), 2022年10月, 第53回日本消化吸収学会総会 - 南極地域観測隊の出発前隔離期間中の食事の特徴と課題【発表者】
その他(発表学会等), 2022年03月, 第27回日本災害医学会総会・学術集会 - Food management for Antarctic wintering team -How long vegetables stay fresh, How to Preserve Vegetables, Hydroponics for Vegetables-【発表者】
その他(発表学会等), 2021年11月, 12th Symposium on Polar Science (National institute of Polar Research) - Features of the Antarctic wintering team's meals (menus) -Breakfast, Lunch, Dinner, Snacks, Special meals (Party food), etc- 【発表者】
その他(発表学会等), 2021年11月, 12th Symposium on Polar Science (National institute of Polar Research) - 在宅高齢者が感じる加齢に伴う機能低下と食環境、および食生活の変化について~ その1(質問紙の量的解析) ~ 【発表者】
その他(発表学会等), 2021年11月, 第16回日本応用老年学会大会, 【優秀発表賞受賞】 - 在宅高齢者が感じる加齢に伴う機能低下と食環境、および食生活の変化についてその2(質問紙自由記述内容の質的解析)【発表者】
その他(発表学会等), 2021年11月, 第16回日日本応用老年学会大会, 【優秀発表賞受賞】 - 災害時の栄養・食生活支援に関するガイドライン、マニュアル、ツールに関する質的調査【発表者】
その他(発表学会等), 2021年08月, 日本災害食学会 2021年度学術総会, 【学術委員賞受賞】 - 南極越冬隊の食材管理 -野菜の保存期間、保存方法、水耕栽培についてー 【発表指導者】
その他(発表学会等), 2021年09月, 日本調理科学会2021年度大会, 【2021年度 卒業研究】 - 南極越冬隊の食事(献立)の特徴 -3食、おやつ、特別食(パーティー食)などー 【発表指導者】
その他(発表学会等), 2021年09月, 日本調理科学会2021年度大会, 【2021年度 卒業研究】 - ヒト胃消化シミュレーターを用いた主食に含まれる 主要栄養成分の消化(分解)過程の解明
その他(発表学会等), 2021年08月, 日本食品科学工学会 第 68 回大会 - 災害に対応した母子保健サービス向上のための研究:栄養に関する質的調査(東日本大震災)【発表指導者】
その他(発表学会等), 2020年08月, 日本災害食学会第8回研究発表会, 【学会特別賞】 【2020年度 卒業研究】 - ヒト胃消化シミュレーターを用いた主食の消化挙動の観察および解析
その他(発表学会等), 2020年08月, 日本食品工学会 第 21 回大会 - パッククッキングは災害時のアレルギー食に有効か?~ポリ袋による違い~【発表指導者】
その他(発表学会等), 2019年08月, 日本災害食学会第7回研究発表会, 【2019年度 卒業研究】 - 共に闘う更年期 ~子どもの目線で考える母親の更年期~【発表指導者】
その他(発表学会等), 2018年09月, 第17回 加齢と更年期のヘルスケア学会学術集会, 指導教員、発表学生は学会特別賞を受賞 - 精神科リワークデイケアにおける男性気分障害患者への昼食提供の意義の検討【発表者】
その他(発表学会等), 2016年04月, 第7回うつ病リワーク研究会年次研究会, 【2015年度 卒業研究】 - うつ病患者のリワークプログラムとしての調理実習【発表者】
その他(発表学会等), 2015年04月, 第6回うつ病リワーク研究会年次研究会