一柳 峻夫
| 人文社会学部 観光経営学科 | 准教授 |
Last Updated :2025/09/10
■プロフィール情報
■業績リスト
論文
- 「18世紀ブリストルの大西洋貿易」 (修士論文)
単著, 本稿では、リヴァプール、ロンドンとともにイギリス奴隷貿易の中心であったブリストルの大西洋貿易を分析した。ブリストルの奴隷貿易は地理的にフランスの私掠船の襲撃を受けやすく、北米や西インドでの新市場開拓に失敗したことなどにより18世紀半ばまでに衰退し、世紀後半はジャマイカを中心とする砂糖の輸入が同港の貿易の中心となったことを明らかにした。, 1993年12月 - 「イギリス帝国の諸相 ―18世紀ブリストル商人の事例より―」
単著, 4の報告をベースに書き直した論文。英文要旨は以下の通り。
, 『帝京平成大学紀要』9-2, 59-70頁, 1997年12月, 有り - 「ブリストル商業史入門」
単著, 本稿はイングランド南西部の海港都市ブリストルの主要な図書館、文書館と利用可能な史料を紹介したものである。ブリストル中央図書館については、貿易統計の作成に利用したブリストル報告書を紹介した。ブリストル文書館については、サミュエル・マンクリーの書簡と船荷証券、ハーフォード親子の事業記録を紹介した。商人会館については、波止場台帳、貿易商協会の議事録を紹介した。, 『帝京平成短期大学紀要』15 , 2005, 63-69頁, 2005年03月, 有り - 「報告 リメディアル教育のための学力試験」
共著, 当短大在学生(1年生および2年生)を対象に高校化学Ⅰ、英語(英検2~3級レベル)および語彙・慣用句についての学力試験を実施した。その結果は、リメディアル教育の重要性を再認識させるものであった。英語に関しては、機械的な丸暗記で解けるきわめて初歩的な問題以外は概して正答率が低く、全体に英語力が低いことを再確認した。, 『帝京平成看護短期大学紀要』18, 2008, 31-41頁, 2008年03月, 有り - 「後期18世紀ブリストルの主要ヨーロッパ貿易商人」(英語論文)
単著, 本稿は、18世紀第四四半期のブリストルにおいてヨーロッパ内貿易の中心的な担い手となった人々の貿易パターン、職業、ライフサイクル、居住地域、財力などを分析し、彼らの社会集団としての特徴を明らかにしたものである。これらの分析結果は、ヨーロッパ貿易の参加者たちが地域エリートである大貿易商を含みつつも、社会的、経済的に多様であったことを示している。, 『帝京平成大学紀要』19(2008年)、15-37頁, 2008年03月, 有り
書籍等出版物
- 『国際商業』(深沢克己編著、ミネルヴァ書房、2002年)
共著, 第5章を執筆。18世紀のイギリス商業について、先行研究の豊富な大西洋貿易に比べてヨーロッパ貿易に関する研究は少なく、ミクロなレベルでの大西洋貿易との関係は十分に解明されていない。本稿では18世紀後半におけるブリストルのヨーロッパ貿易に焦点を当て、港湾、個々の商人の実務経営においてヨーロッパと新世界を含む多角貿易が重要な役割を果たしていたことを明らかにした。, ミネルヴァ書房, 2002年05月 - 『イギリス近世・近代史と議会制統治』(青木康編著、吉田書店、2015年)
共著, 第7章「ジャリット・スミス ブリストルの下院議員」(169-192頁)を執筆。
1756年から1768年にブリストルで下院議員を務めたジャリット・スミスの顧客関係、議員としての活動内容を分析し、彼が地域社会において豊富な人脈を構築しており、議会では地元利害のために尽力したことを明らかにした。, 吉田書店, 2015年11月 - 『商業と異文化の接触 中世後期から近代におけるヨーロッパ国際商業の生成と展開』(川分圭子・玉木俊明編著、吉田書店、2017年)
共著, 吉田書店, 2017年07月