礒部 大
| 人文社会学部 経営学科 経営情報コース | 准教授 |
Last Updated :2025/10/07
■研究者基本情報
■研究活動情報
論文
- 宮本常一の対馬総合調査の記録をもとにした我が国における伝統的な組織的意思決定に関する予備的分析
礒部 大
帝京平成大学紀要 = Journal of Teikyo Heisei University, 2019年03月, [査読有り] - 浜松発、地方創生とIT・AI人材育成
田口 由美子; 松島 桂樹; 岡田 浩一; 大串 葉子; 高島 利尚; 礒部 大; 佐野 憲; 鈴木 紀克
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2019年, [査読有り]生産性向上のためにIT活用が進み、さらに機械学習、画像処理、音声処理、自然言語処理等の技術にもとづくAI活用が注目されている。しかし、その担い手としてのIT人材・AI人材は、経済産業省によれば日本の産業で2030年にIT人材は約79万人不足、AI人材は約30万人不足と試算されている。そのような中、地域の中小企業において、IT・AI人材の確保や育成の現状や取組についての報告は見当たらない。本報告では、浜松の中小企業の実務家から自社のIT・AI人材の確保や育成の取り組みと課題の報告を受け、研究会メンバーと意見交換する。これにより、中小企業におけるIT・AI人材育成の示唆を得ることが期待される。
- 我が国の伝統的な組織的意思決定方法をマルチエージェントシミュレーションで実装するためのモデル設計:宮本常一の見た日本の組織的意思決定方法に対する計算組織論からの接近
礒部 大
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2019年, [査読有り]民俗学の宮本常一は、我が国の市井の人々の生活を詳細に調査した結果を残している。一般に我が国の伝統的な組織的意思決定と言えば、稟議書制度、"根回し"と思われている。しかし、宮本常一の残した記録の中には、稟議書制度、"根回し"とも、H.A.サイモンが提唱した意思決定方法とも異なる組織的意思決定の方法が存在する。その組織的意思決定方法は、結論に対するステークホルダーの高い合意が期待できる特異なものであるため、今日の立場からも見直す価値がある。そのため、この組織的意思決定方法を詳細に検討するためにマルチエージェントシミュレーションでモデルを構築する必要がある。本研究ではモデル構築の前段階のモデル設計の結果を報告する。
- マルチエージェントシミュレーションによる複数の人材類型が存在する組織のパフォーマンス比較の試み (「2017年秋季/2018年春季大会発表」特集号)
礒部 大
経営情報学会誌, 2018年06月, [査読有り] - マルチエージェントシミュレーションによる組織に望ましい人材類型の考察 : "モルトケの法則"の検証の試み
礒部 大
帝京平成大学紀要 = Journal of Teikyo Heisei University, 2018年03月, [査読有り]
There were many discussions about what kind of personnel are the best talent for the organization. Through those discussions, recently, human resources who are highly motivated, acted spontaneously, and are competent is the best talent for the organization. But, von Moltke said that human resources who are Low Motivated, and are competent is the best talent for the organization. This is called Moltke's law. This study explores validation of "Moltke's law" using multi agent simulation. In this simulation, four types of agents work as security guards. This security guards patrol the target area. And the security guard arrests the suspicious person he found. Through this simulation I get data to confirm "law of Moltke". However, as a result of analyzing the data, I discover that I should further consider the elements of "motivation" in "Morutke's law". As a future work that expanded this research result, I would like to study the actual organization in which many agents interact with each other. - マルチエージェントシミュレーションによる複数の人材類型が存在する組織のパフォーマンス比較の試み:"モルトケの法則"にみる人材類型を用いた試論
礒部 大
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2018年, [査読有り]
複数の人材類型が存在する組織においては、単に個々の能力の高い、低いだけでなく相互に何らかの干渉が発生し、組織全体のパフォーマンスに影響を及ぼす。著者は本研究に先立ち、"モルトケの法則"の人材類型を用いて組織に望ましい人材類型とはどのようなものかマルチエージェントシミュレーションで検証を試みたが、相互の干渉という点に改善の余地を残していた。本研究では、複数の人材類型が同一の組織で働き、相互に干渉した結果、組織のパフォーマンスがどのように変化するかを検証した。 - 企業内情報システムに係る経済性評価の困難性とその原因に関する考察 : マルクス経済学の価値論等を用いた試み
礒部 大
帝京平成大学紀要 = Journal of Teikyo Heisei University, 2017年03月, [査読有り]
In this study, I consider the cause of the difficulty of the economic evaluation of the enterprise information system. At first, I survey the various economic evaluation method, which has not been successful. Next, I survey the Theory of Value in Marxist economics, and characteristic features of the information system. Finally, I suggest new cause of the difficulty of the economic evaluation of the enterprise information system. - マルチエージェントシミュレーションによる"モルトケの法則"の有効性検証
礒部 大
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2017年, [査読有り]
組織にとって有効な人材像については、古くから多くの議論がなされてきた。その中で昨今では、有効な人材として「自発的行動のとれる人材」および「課題設定能力が高い人材」など、やる気があって自発的に課題を見出し解決して行く有能な人材を最上とする意見が主流となっているかのように思われる。しかし、19世紀プロイセンの軍人モルトケ(Helmuth Karl Bernhard Graf von Moltke)は、やる気のない有能な人物こそを組織にとって最上の人材とした("モルトケの法則")。本研究では、マルチエージェントシミュレーションを用いて、"モルトケの法則"の有効性を検証する。 - 所属企業の特性によるCIOの性格付けについて
礒部 大; 松島 桂樹
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2006年, [査読有り]
著者らはこれまでの研究から,望ましいCIOという唯一のステレオタイプが存在するのではなく,多様なCIOのタイプが有り得るのではないかと考えてきた.それを検証すべく,どのような企業に,どのようなCIOが望ましいかをあきらかにするために,業種と企業成熟度の2軸により構成した座標平面上に企業を布置し,近接した企業のCIOの共通性について分析した.その結果,企業成熟度が低い企業ではCIOが経営戦略に関与する度合いが高く,成熟度が高い企業では逆に低くなる傾向が見られた.また,IT関連業務の内容は重厚長大産業ではIT戦略立案への関わりが深く,商業やサービス業ではIT調達の詳細に関与する度合いが高くなる傾向も見受けられ,CIOのプラクティスと企業の性格に関連性があることが明らかになった. - 先進企業の情報化投資に関する実証研究:ROIを超える新たなパースペクティブ
礒部 大; 松島 桂樹
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集, 2005年, [査読有り]
従来,情報化投資をめぐっては事前の投資意思決定や事後の投資効果評価についてROI(Return on Investment)を用いた議論が盛んに行われていた.しかし近年,先進的な情報化投資行動を行っている企業の中にROIに代表される定量的手法のみによらない投資意思決定や投資効果評価により成功を収めている事例が散見されるようになった.著者らは先進的な情報化投資を行っている企業を調査し,定量的手法のみによらない情報化投資プロセスの有効性を実証的に検証した.また,その成果に基づいて著者らの考える新たな情報化投資プロセスのフレームワークを提案する. - K-025 視覚表現を用いたユーザー・オリエンテッドなシステム要求定義手法の提案 : ユーザー指向視覚的要求定義手法"すがた"の提案(K.ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
礒部 大; 吉田 健一; 久野 靖
情報科学技術フォーラム一般講演論文集, 2004年08月20日, [査読有り]
書籍等出版物
■大学教育・資格等情報
資格、免許
- 1985年11月01日
国連英語検定C級 - 1988年05月01日
情報処理技術者旧2種 - 1990年03月01日
中学校教諭一種(数学科) - 1990年03月01日
高等学校教諭一種(数学科) - 1993年06月01日
日本商工会議所簿記検定2級 - 1995年07月01日
情報処理技術者旧1種 - 1995年12月01日
日本アクチュアリー会研究会員 - 1997年01月01日
情報処理技術者アプリケーションエンジニア - 1998年12月01日
情報処理技術者初級シスアド - 1999年02月01日
オラクルマスター(シルバー) - 2000年06月01日
情報処理技術者プロジェクトマネジメント - 2000年11月01日
中小企業診断士(旧 情報部門) - 2001年10月01日
ITコーディネータ - 2005年08月01日
PMP(Project Management Professional) - 2007年01月01日
CISA(公認システム監査人)