諸藤 加寿代

人文社会学部 経営学科 経営コース講師
Last Updated :2025/06/19

■プロフィール情報

学位

  • 学士(経営学)修士(工学)

(全)研究分野

  • 経営学,社会・安全システム科学
    その他, ベンチャー企業 経営管理 経営財務 技術経営 プロジェクトマネジメント

主な研究項目

  • 中小企業における知のマネジメントの研究
  • プロジェクトマネジメント知識体系(PMBOK)を用いた起業の研究

■業績リスト

最終学歴

  • 千葉工業大学大学院 社会システム科学研究科マネジメント工学専攻 博士後期課程 単位取得退学

論文

  • Various Legal Problems of Corporation in Corporation Law(査読付)
    単著, 会社法の施行によって株式会社の設立手続きが容易になったが、会社法施行後の設立件数は急激な増加はみられない。今回の調査により会社法によって変化が見られた点は、設立要件を緩やかにした結果、実体は個人事業主とかわらない一人会社と個人事業主との法の保護による不平等が大きくなった点であり、このように優遇された会社形態での設立を認める実益について課題がある。, Proceedings of International Conference on Business Management 2010(Japan-America Institute of Management Science)pp55ー65, 2010年08月
  • 株式会社設立に関する一考察(査読付)
    共著, 最低資本金制度は、平成2年商法改正で容認された一人会社を補完する制度であった。自己資本を強化し債権者を保護する役割である。このような調整が必要であるのは、少額資本の閉鎖会社が本来の株式会社の姿と乖離しているためだと考える。本来の株式会社との調整機能であった最低資本金制度を撤廃した現行制度の下での小規模株式会社の問題点について考察をする。(担当部分 諸藤加寿代:執筆全般、遠山正朗, 日本ビジネス・マネジメント学会『ビジネス・マネジメント研究』第7号,pp17-26, 2011年01月
  • A study on the educational practice through gaming simulation(査読付)
    共著, 本研究の目的は、ゲーミングシミュレーションによる教育実践上の課題を記述することにある。はじめに、背景として教育改革の現状について示す。加えて、ゲーミングシミュレーションによる教育方法の有効性を説明する。さらに、ゲーミングシミュレーションによる教育におけるディブリーフィングの重要性について論じる。そしてゲーミングシミュレーションによる教育方法の例とともに、実践上の課題を示す。(担, Proceedings of International Conference on Business Management 2011,pp181-183, 2011年10月
  • Project Management Approach to Clarifying Risks of Inadequate Capital to Start Business(査読有)
    共著, 本稿は、起業のリスク、とりわけ過少資本の状態で起業することのリスクを明らかにすることを目的とする。方法は、起業という行為がプロジェクトに該当することから、プロジェクトマネジメント知識体系の中のリスク・ブレークダウン・ストラクチャーを活用する。これによって明らかになるのが、資本金1円会社であることにより、事業活動を行うための資金が不足するリスクと、正しい意思決定をすることができな, 2012 International Conference on e-Commerce, e-Administration, e-Society, e-Education, and e-Technology (e-CASE & e-Tech 2012),pp710-723, 2012年03月
  • 企業組織におけるリスクと知のマネジメントに関する研究―過少資本のシミュレーションに基づいて―(修士論文)
    単著, 本研究の目的は、過少資本のシミュレーションに基づき過少資本会社のリスクの特定を行い、小規模会社の起業で行われている知識変換の課題について明らかにすることにある。
    過少資本会社のリスクの特定は、シミュレーションに基づいて行う。シミュレーションによる疑似体験に基づき、リスク・ブレークダウン・ストラクチャーを用いてリスクを特定する。
    知識変換では、サイモンの個人の限定, 千葉工業大学修士学位論文, 2013年03月
  • A Study on Starting Small Business from the Viewpoint of the Limits of Rationality(査読付)
    共著, 本稿の目的は、個人の限定された合理性の理論から小規模会社の起業時における問題点と改善点を提示することにある。方法は、はじめに桑田・田尾の3つの概念に依拠し、小規模会社の組織の境界を求める。そして、Simonの理論の組織について確認を行う。個人の限定された合理性の理論から、小規模会社の起業時における問題点を求めるならば、当事者が極端に少なく、専門化が進まない点にある。(担当部分, 1st International Workshop on Computer Application Technologies, pp231-234, 2013年12月
  • A Study on Management of Startup Company from the Viewpoint of Project Risk Management(査読付)
    単著, 本研究は、起業の脅威のリスクについてプロジェクトマネジメントの知識体系に依拠してリスク特定を行い、対応戦略を提示することを目的とする。事例について、PMBOKで提供されているプロジェクト・リスク・マネジメントに依拠して、リスク特定を行い、リスク対応戦略を提示する。
    使用する事例は、経済産業省が開設しているWebサイト『ベンチャー企業の経営危機データベース~83社に学ぶつ, The 2nd International & 42nd National Conference of The Japan Society for Production Management(2015),pp106-109, 2015年09月
  • A Topological Method for Mathematical Dealing with Non-Quantifiable Payoff(査読付)
    共著, ビジネスの現場において重要視される要素の1つとして利得がある。定量化できる利得もあるが定量化できない利得も存在する。
    財務諸表では定量化できる利得を扱うが、定量化できない利得は多く存在するのにも関わらず、従来それらを“数学的に”取り扱う手法が存在しなかった。
    よって、従来、定量化できない利得は、数学的には扱うことができず経験的に扱わざるを得ず、明確な根拠のある利, 49th International Conference on Social Sciences, Business, Economics and Management Studies, 2019年03月

書籍等出版物

  • 化粧品業界のデータを使うリテラシ・エクササイズ
    共著, 本書は、コンピュータリテラシの授業で使用する実習用資料で、化粧品業界の有価証券報告書を使ったリテラシのエクササイズを目的としている。内容は、有価証券報告書の検索、表の作成、グラフの作成、表計算ソフトでの計算などを含んでおり、それらについて繰り返し練習をすることで、リテラシの基礎を確実に習得してもらおうとするものである。本書のエクササイズは経営分析の入門的内容も含んでい, 三恵社, 2011年09月
  • 医薬品業界のデータを使うリテラシ・エクササイズ
    共著, 本書は、コンピュータリテラシの授業で使用する実習用資料で、医薬品業界の有価証券報告書を使ったリテラシのエクササイズを目的としている。内容は、有価証券報告書の検索、表の作成、グラフの作成、表計算ソフトでの計算などを含んでおり、それらについて繰り返し練習をすることで、リテラシの基礎を確実に習得してもらおうとするものである。本書のエクササイズは経営分析の入門的内容も含んでい, 三恵社, 2011年09月

所属学協会

  • 日本シミュレーション&ゲーミング学会
  • 日本ビジネス・マネジメント学会
  • 日本経営会計学会
  • 日本経営監査学会
  • 日本経営実務研究学会
  • 日本生産管理学会
  • 国際公会計学会

その他研究業績

  • 電子商取引におけるリスクマネジメントの諸問題(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2005年06月, 日本ビジネス・マネジメント学会第2回全国大会 横浜商科大学, 2003年のBtoB及びBtoC電子商取引の市場規模は、「e-japan重点計画」の目標を上回り増加している。しかし、電子商取引推進協議会の調査結果は、企業の電子商取引に対するリスクマネジメント意識が低いことを示している。費用対効果の問題や、関係する法律が多岐に渡っていることからも、電子商取引のための環境が整っていないと言える。円滑な取引のための対策として公的機関の認証制度の確立は重要である。
  • 株式会社設立に関する一考察 ―小規模閉鎖会社と会社法―(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2010年04月, 日本ビジネス・マネジメント学会 プロジェクトマネジメント研究部会 千葉工業大学, 小規模閉鎖会社に関して、会社法によって、資本金額や機関設計が事実に即して登記される傾向にあることは、取引の安全上望ましいことである。反面、責任限度額として不適当な資本金額での設立の問題がある。会社法によって株式会社本来の法人としての意味を見失った会社の濫立に対する処置について考察する。取引の安全のためには、自己責任での取引先の財務力調査やリスクマネジメント対策が必要であり、小規模閉鎖会社に関する法整備が急務である。
  • 最低資本金制度撤廃に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2010年07月, 日本経営実務研究学会 第6回全国大会 千葉工業大学, 旧法での最低資本金制度は、実体のない会社の整理及び、債権者保護機能としての役割があった。そして、安易な設立の防止にも一定の効果があった。会社法は設立をしやすくし、個人事業からの法人成りを期待している。つまり、株式会社形態での事業を促進している。ここで懸念されるのが、設立しやすいことが、安易な設立につながることである。また、債権者保護機能の代替である、決算公告の義務化が機能されているか疑問が残る。
  • 株式会社に関する情報と情報コミュニケーション・テクノロジー(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年01月, 日本著作権学会エンタテインメント産業研究部会 千葉工業大学, 情報コミュニケーション・テクノロジーの発達によって、企業の情報開示は変化した。Webを利用した情報発信は、①即時性、②拡散性、③不可逆性、④責任所在の曖昧性の特性を持つ。企業のWebでの情報開示はこの特性を生かし、定期的で静的な一方的な報告から、リアルタイムで継続的・動的で相互的な報告へと変化した。しかしWebを利用した情報開示は、企業及びユーザーの倫理に基づいた正確なデータが不可欠である。これに反した事例として、EDINETで発生したテラメント事件を取り上げ、IRとEDINETの特長の分類と信用保証対策
  • ゲーミングシミュレーションと体験的学習(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2011年05月, 韓國日本近代學會第23回 國際學術大會東義大学(韓国), 企業が就職活動を行う新卒学生に対して求める能力に、自ら考える力、自分で学ぶ力を挙げている。そして文部科学省においても、大学のみならず、幼稚園から「生きる力」をはぐくむ教育が求められている。本研究では、座学と異なる学習法として、ゲーミングシミュレーションによる体験的学習について検討する。実際にゲーミングシミュレーションを授業に導入した大学の事例を踏まえ、目的を達成するために必要な教員の準備、進行、運営といったファシリテーションについて考察する。
  • 株式会社の資本金額決定の重要性に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年05月, 日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会2011年度春季全国大会 千葉工業大学, 株式会社設立に関して、資本金1円のように過少資本での設立が行わるケースがある。資本金の意味を理解しない現状がある。対策として、資本金額の決定に必要な知識の習得や、決定に必要な作業を行うことの動機付けのためのシミュレーションゲームが考えられる。本研究は、設立時資本金額決定に関するシミュレーションゲームを開発する上での課題を提示する。
  • 起業に対するプロジェクト・リスク・マネジメントからのアプローチ(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年06月, 第12回日本経営会計学会全国研究発表大会, リスクをマネジメントするのに必要な経営知識・準備のない起業は、失敗をする可能性がある。過少資本での設立も倒産原因に挙げられていることから、リスクが存在している。起業をプロジェクトとしてとらえ、プロジェクトマネジメントの知識体系である、PMBOKの知識体系の中から、プロジェクト・リスク・マネジメントを利用して過少資本でのリスクについて考察する。
  • ゲーミング・シミュレーションによるマネジメント教育の事例研究(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年06月, 日本経営実務研究学会第7回全国研究発表大会 横浜商科大学, 一般的にマネジメントゲームは、その実施によって固定費や変動費等、経営に必要な事象の理解がもたらされ、なおかつ戦略的な思考が養われるので、マネジメント教育には有効なツールである。大学では授業時間内に行う為、時間的に制約がある。初年度行った「ビストロ・マネジメント」などは計算量が多く、戦略的な意思決定に費やせる時間が課題である。
  • ワークブレークダウンストラクチャーの視点から見る起業の課題 ―過少資本会社に関する一考察―(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年08月, 日本経営診断学会 関東部会(第208回) 亜細亜大学, PMBOKでは、プロジェクトで行うべき作業を段階的詳細化にすることでマネジメントをしている。それがワークブレークダウンストラクチャ―(WBS)である。起業をプロジェクトとしてとらえると、起業で行うべき作業をWBSによってマネジメントすることが可能である。起業に関する書籍の目次は、起業で必要となる作業が一覧になっている。書籍の目次とプロジェクトマネジメントの視点から見たWBSを比較し、書籍に不足している作業について考察する。
  • プロジェクトマネジメントの視点に基づく組織構造に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年09月, 日本経営実務研究学会第8回全国大会 町田文化交流センター, プロジェクトは有期事業であるため、構成員は流動的となる。よって、プロジェクト組織は、知識の定着や蓄積が困難だと言える。しかしプロジェクトを円滑に進めるために求められるのは、知識の定着や蓄積がされ、さらに知識創造が行われる組織であると言える。プロジェクト組織に求められる組織構造についてSECIプロセスと場のマネジメントから考察を行う。
  • ゲーミングシミュレーションと医療事務(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年09月, 日本保健医療学会2011年度全国学術大会, 医療は、プリンシパル・エージェント関係がみられる典型として挙げられ、情報の非対称性が働く事例として取り上げられるところである。本研究は、こうした状況を緩和する方策として、ゲーミングシミュレーションの活用について検討し、診療報酬明細書(レセプト)作成を体験的に学習できるゲームのプロトタイプを作製した。
  • プロジェクトの視点から見る起業の課題(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年10月, 日本経営診断学会 第44回全国大会 別府大学, 起業をする際,起業家は外部から何かしらの情報を得て行動し,意思決定をしていると想定される。しかし倒産原因から起業家の得た情報に不足する事項や,得た情報を正しく活用できていない可能性が推測される。本研究では,株式会社での起業をプロジェクトと捉え、起業に関する情報源としての書籍に関して,提供されている情報で不足している事項を特定することを目的とする。書籍に求められる要素を確認することで、今後の啓蒙活動へとつなげ、中小企業の倒産防止に役立てる。
  • 複数プロジェクトのマネジメントにおける組織上の課題(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2011年10月, 東亜細亜日本学会2011年度秋季国際学術大会, プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(以下、PMBOKという)では、組織構造によるプロジェクト特性の相違を明らかにしているが、そこにおいては、チーム・メンバーが同一場所で作業していることが多いことを想定している。しかしながら、現実には、人員削減などが影響し、複数プロジェクトの掛け持ちが生じている。当研究では、複数プロジェクトをマネジメントする際に生じる組織上の課題を明らかにする。
  • 任天堂の経営戦略に関する一考察(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2011年11月, 韓國日本近代學會 第24回 國際學術大會 九州大学, 任天堂は、国内のみならず海外でもゲーム機器メーカーとして広く認知されている。しかしながら、ゲーム産業で市場占有率を高く維持し続けることは難しく、任天堂の過去の業績からも、そのことは見て取れる。ゲーム産業のこのような現象については、先行研究の取引コスト理論の特定性の理論を用いることで理論化することができる。本研究は、ゲーム産業について理論化を行い、近年ブルーオーシャン戦略の成功事例だと言われる任天堂の今後の課題について考察を行う。
  • 短期大学における情報教育の実践に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2011年11月, 第6回パーソナルコンピュータ利用技術学会全国大会 大東文化大学, 文部科学省は、大学教育改革をすすめており、大学はいかに個性・特色を発揮し、社会のニーズに応えた人材養成機能の強化を図っていくのかが問われている。短期大学についても然りであり、短期大学は、教育期間が2年間と短い。短期間に必要な教授が行われるには、大学での授業にはない工夫がなされると考える。本研究では、短期大学に求められる情報通信技術に関する教育は何かを考察する。
  • A Study on Fundamental Competencies for Working Persons from the perspective of Project Based Learning(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2012年01月, The 2012 Academic Conference on Business Administration Aston Waikiki Beach Hotel(米国), 本研究の目的は、PBL教育による社会人基礎力向上について考察を行うことにある。社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことである。PBLを導入している千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科社会プロジェクトコースの事例からPBLによって社会人基礎力の12の能力要素の変化を調査行う。PBLによって社会人基礎力が向上した要素と向上しにくい要素を特定し、向上した要因及び、向上しにくい要因の考察を行う。【ベストポスター賞受賞】
  • 経営の現実と数字力の必要性に関する一考察 -エンタテインメント業界のデータを踏まえて-(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2012年04月, 日本著作権学会エンタテインメント産業研究部会 千葉工業大学, 個別指導で知られている四谷学院において、「経営数字の才能開発」というプログラムが提供されており、ロジカルな経営判断を行うためには経営数字の才能開発が求められるとしている。当研究では、戦略立案のための思考方法について確認をすることで、情報収集の必要性を確認する。その上で、エンタテインメント業界の事例研究として、オリエンタルランドの数字を用いた場合、どのような教育が可能になるか検討する。
  • 短期大学における情報教育の改善の試論(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2012年04月, 日本ビジネス・マネジメント学会プロジェクトマネジメント研究部会 千葉工業大学, 情報通信技術革新によって、これまで一部の業界のプロのみが必要であった情報通信に関係する知識や倫理を、一般市民が備えなければならない時代となった。教育機関における情報通信技術に関する教育が重要な役割を担うこととなる。短期大学は、教育機関が2年間と短く、4年生大学での授業にはない工夫が必要となる。本研究は、私立大学情報教育協会のガイドラインに基づいて短期大学で情報通信教育を行った場合の改善案を提示する。
  • 大学生の就職活動支援に関する一考察(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2012年05月, 韓國日本近代學會 第25回 國際學術大會 BEXCO(韓国), 日本では長引く不況の影響で、企業の新入社員に対する期待は大きく、就職活動を行う学生に対して「社会人基礎力」といった能力を求めている。一方で、少子化の影響による大学全入時代は、学ぶ姿勢を含め学生の積極性の低下を招きかねず、企業の求める人材が育たない可能性がある。本稿は、このような背景のもと、就職活動を行う大学生の支援に必要な要素について考察するため、実験を行いその結果について検討したものである。
  • 組織論からのアプローチによる小規模株式会社の特性に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2012年06月, 日本経営会計学会第13回全国大会, 企業組織はオープンシステムであり、経営に影響を与える要素の一つはステークホルダーである。したがって、ステークホルダーから受ける何らかの要因によって限定された合理性が補われる可能性も考えられる。本研究は、小規模株式会社の合理性の限界を補う要素について提示をするために、小規模株式会社の特性を明らかにすることを目的とする。そのために、小規模株式会社の組織の境界の決定を試みる。その境界によって区別される組織内部と外部環境から、小規模株式会社の特性を提示する。
  • A Study on Gaming-Simulation for controlling Undercapitalized Companies(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2013年01月, The 2013 Academic Conference on Business Administration Aston Waikiki Beach Hotel (米国), 本研究の目的は、過少資本会社の起業を抑制するためのゲーミング・シミュレーションを提示することにある。新規性は、ゲームの題材が起業に関する意思決定という点にある。ゲーミング・シミュレーションによる教育・訓練目的は、「①動機づけ・興味づけ、②教育:情報の提供、③技能開発、④態度変容、⑤自己による評価・他者による評価」(Cathy Stein Greenblat(1988))である。資本金額などの起業に関する意思決定を行うゲームを提示する。
  • A Study on role of the stockholder in the small company (国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2014年01月, The 2014 Academic Conference on Business Administration Aston Waikiki Beach Hotel (米国), 本研究の目的は、株主の役割と問題点を明確にし、所有と経営が未分離の会社にとって望ましい企業統治を提案することにある。企業統治に関する問題は、所有と経営が分離した企業において見られるとして、これまで多くの研究がされてきた。しかしながら、中小企業に多くみられる所有と経営が未分離の企業では、株主が本来の役割を果たし得ず、株式会社の優れたシステムが機能していない。所有と経営が分離した企業について、ネオ・アングロサクソン型とライン型の牽制システムを比較し、所有と経営が未分離の企業に求められるシステムを提案する。
  • A Study on role of the Small-and-medium-sized-enterprises policy(国際会議発表)
    その他(発表学会等), 2015年01月, The 2015 Academic Conference on Business Administration Aston Waikiki Beach Hotel (米国), 本稿の目的は、中小企業政策で対応し難い企業活動に関して、政策が担うべき役割について提言することにある。2013年8月に経済産業省中小企業庁が発表した「日本の中小企業・小規模事業者政策」で実施されている具体的活動は、岡田(2013)の起業活動の課題に関する指摘に一部対応しているが、行われていない活動もある。伊丹・加護野(1986)が企業について基本的活動を異なった側面から分類をした「物質観」「情報観」「エネルギー観」の3つの視点からみると、「エネルギー観」に分類される部分が実施されておらず、政策が担うべき役
  • 長期インターンシップの効果に関する一考察(国内学会発表)
    その他(発表学会等), 2016年11月, 日本シミュレーション&ゲーミング学会2016年度秋期全国大会 名古屋工業大学, 名古屋工業大学で平成28年度に新たに開講した科目「研究インターンシップ」は、長期間であることと、研究開発現場体験という特徴を持つ。これらの特徴を持つインターンシップの学習効果を明示することで、我が国のインターンシップ推進に寄与することを目指す。本研究は、その一連の研究の中で,先行研究を調査し,効果が発生する要因について仮説を提示することを目的とする
    先行研究によると、工学系の長期インターンシップでは、エンジニアリングデザイン能力の向上が見られる。1か月と3か月のインターンシップについて週報に基づき
  • 中小企業における組織能力の明確化に関する一考察―資源ベース理論に基づいて―
    その他(発表学会等), 2019年03月, 日本生産管理学会第49回全国大会, 新規事業や新手法を創出するために企業は資源を認識しておく必要がある.そのため組織の資源の可視化を支援するフレームワークの作成を試みる.本研究は資源の分類を資源ベース理論(RBV)に依拠する.3つに分類された資源の特性を確認した後,製造業を想定して3つの資源の可視化について述べる.
    資源の特性を確認したところ,組織能力とその他2つの資産について異なるフレームワークを使用することが望ましい結果となった.
  • 小規模飲食店経営の可視化に関する試論
    単著, 2022年03月, 日本生産管理学会 第55回全国大会 小樽商科大学(オンライン開催), 飲食業は他の業種よりも損益分岐点比率が高く売上の維持が求められる.新型コロナウイルス感染症禍での売上の減少を補うためにテイクアウトを実施する店舗が増えているが、既存の中食産業と外食産業は経営構造が異なる.本報告は,外食産業による中食産業への参入について先行研究を基に考察を述べ,飲食店の業務プロセスと企業価値を可視化するフレームワークにSCMキャッシュフロー方程式を用いることを提示する.
    経営管理、経営分析Ⅰ、会計学、 簿記Ⅰ、簿記Ⅱ、簿記Ⅲ、監査論
  • 共著, 2019年03月
  • 農家民宿の現状と展望に関する一考察
    単著, 2023年02月, 日本ビジネス・マネジメント学会 第17回全国研究発表大会, 観光客が農山漁村地域に宿泊することで、地域の所得向上と活性化が期待されている。農泊は「持続的なビジネスとして実施」されることが求められているが、農泊の中でも農家民宿は農家が営む宿泊施設であることに価値があり、宿泊業者として一定以上の専門化と分業がされていない点に観光資源として魅力がある一方で、この特徴のために、労働生産性が低く、固定費率が高いことが考えられることから、持続的なビジネスとして実施可能であるのか疑問が残る。グリーンツーリズムが成功した海外の事例と国内の事例を先行研究で確認するとともに、農家民宿に求められるサービスと今後の展望について述べることを目的とする。
  • 簿記マネジメントゲームのモデルに関する一考察
    既存ゲームの分析に基づいて
    単著, 2024年11月, 日本シミュレーション&ゲーミング学会2024年秋期全国大会, 本研究は,簿記学習に効果的なボードゲームに求められるモデルの提示を試みる.具体的には,既存ゲーム『BG』を対象システムの一つのモデルとして捉え,このモデルに選択された要素について,会計学の正常営業循環期間の視点から,整理を試みる.その後に,商品販売業の企業経営のモデルについて提示を試みた結果,簿記学習の補助教材を目的としたマネジメントゲームは,現金取引だけでなく売上債権や仕入債務での取引も行う商品販売業をモデルとすべきであるが,生産過程が無いことによってゲームとしての面白さが失われる可能性がある.しかしながら,企業経営をテーマとしたゲームであるため,外部環境の変化ということで不確定要素を作ることができる.

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 簿記Ⅲ

資格、免許

  • 2003年01月01日
    行政書士, 行政書士試験合格