平野 蘭子
| ヒューマンケア学部 看護学科 | 講師 |
Last Updated :2025/10/07
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■経歴
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学歴
■研究活動情報
論文
- 看護学実習カンファレンスに関する国内文献の検討:カンファレンスの運営と学生の学びに焦点をあてて
平野蘭子
看護教育研究学会誌, 2024年06月, [査読有り]
筆頭著者 - 看護学実習カンファレンスに参加する看護大学生の体験: ともに育つグループの醸成に向けて
平野蘭子
日本赤十字看護大学(博士論文), 2024年03月 - 新任プリセプターの新人看護師指導における困難および困難を乗り越えるための行動と求める支援
平野蘭子; 小山眞理子
日本看護研究学会雑誌, 2018年12月, [査読有り]
筆頭著者, 目的:新任プリセプターが新人看護師指導において体験する指導上の困難とその困難を乗り越えるためにとった行動や求める支援を明らかにし,指導上の困難を乗り越えるための支援を検討する。
方法:初めてプリセプターの役割を担う看護師11名に対し,半構成的面接を行い質的記述的に分析した。
結果:指導上の困難は新人の理解度を把握するむずかしさ,自分の知識や指導への自信のなさ,同僚からの指導の協力の得にくさ等であった。困難を乗り越えるために新任プリセプターは同期とのかかわりや指導者としての自覚等を支えに,上司や先輩への相談,同期との悩みやつらさの共有等の行動をとっており,精神的支援者の配置,指導内容や方法の伝授等の支援を求めていた。
結論:新任プリセプターが指導上の困難を乗り越えるための支援として,指導体制の整備,同期や同僚との心理的つながりの構築,プリセプター経験を肯定的にとらえられるようなかかわりが重要である。 - 基礎看護学実習において看護系大学教員が教材として着目した学生の直接的体験と学生への関わり
平野蘭子
看護教育研究学会誌, 2018年12月, [査読有り]
筆頭著者 - 新任プリセプターの新人看護師指導を通した学びと学びのきっかけ
平野蘭子
看護教育研究学会誌, 2018年06月, [査読有り]
筆頭著者 - 新人看護師教育において新任実地指導者が指導上の困難を乗り越えるための行動とその支援
紺野蘭子
神奈川県立保健福祉大学(修士論文), 2012年03月 - 集中治療室における新人看護師の看護技術達成度―新人看護師の自己評価とコーチによる他者評価を用いて―
紺野蘭子; 大下静香
福島県立医科大学看護学部紀要, 2009年03月, [査読有り]
筆頭著者
講演・口頭発表等
- 看護学実習カンファレンスに参加する看護大学生の体験:ともに育つグループの醸成に向けて
平野蘭子; 佐々木幾美
第44回日本看護科学学会学術集会(熊本)[O54-01], 2024年12月 - 看護系大学教員の基礎看護学実習における教材化
平野蘭子; 三上れつ
第35回日本看護科学学会学術集会(広島), 2015年12月 - 新任の実地指導者の新人看護師指導を通した学び
平野蘭子
第33回日本看護科学学会学術集会(大阪), 2013年12月 - 新任の実地指導者が新人看護師指導で経験した困難を乗り越えるためにとった行動
平野蘭子; 小山眞理子; 加納佳代子
第32回日本看護科学学会学術集会(東京), 2012年12月 - 新任の実地指導者が新人看護師指導で体験した困難
紺野蘭子; 小山眞理子; 加納佳代子
第22回日本看護学教育学会学術集会(熊本), 2012年08月 - 集中治療室における新人看護師の看護技術達成度~新人看護師の自己評価とコーチによる他者評価の比較~
紺野蘭子; 大下静香
第18回日本看護学教育学会学術集会(筑波), 2008年08月
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 看護学実習カンファレンスにおける学生への教育支援に関する研究
2025年度 帝京平成大学研究奨励助成金
帝京平成大学
2025年07月 - 2027年03月 - 臨床倫理における看護師の役割と支援システムの構築
基盤研究(C)
慶應義塾大学
2014年04月 - 2018年03月
看護師は患者の擁護者としての役割が期待されているが、医療現場ではさまざまな倫理問題に直面している。本研究の目的は、医療現場における看護師の役割と倫理的支援の必要性を明確にすることである。調査の結果、看護師の倫理的役割には3つのテーマ〈患者の意向を尊重する〉〈患者が自分の考え、価値観、感情を表現することを支援する〉〈医療チームで情報を共有し、価値を調整する〉が、必要な倫理的支援として〈医療職間の円滑なコミュニケーション〉〈臨床倫理相談サービス〉〈倫理的ジレンマの解決に役立つ継続教育〉が抽出された。看護師は、倫理的問題に対処できるプログラムと実践のための資源を必要としている。 - 集中治療看護師の学習支援を目指したコンピテンシーに関する研究
若手研究(B)
福島県立医科大学
2009年 - 2011年
本研究は、集中治療室に勤務する看護師の学習における動機づけと支援内容、習得能力を含む行動内容からコンピテンシーを明らかにし、高い成果を出せるような学習支援を検討し、教育プログラムを企画することを目的としている。平成21年度は、様々な文献より集中治療室の看護師のコンピテンシーの概念枠組みを作成し、それを基に調査用紙を作成した。その後、集中治療室看護師18名ヘパイロットスタディを実施し調査項目を修正した。その結果、調査内容は学習への動機づけにおける1)内的要因5要素(学習ニーズ、学習意欲、学習目標、倫理的ジレンマ、基本的特性)2)外的要因5要素(職場環境、教育支援状況、生活環境、学習環境、基礎教育)3)行動4要素(仕事達成志向、協働対人関係、自己啓発、リーダーシップ)からなる計96項目とした。
その後、特定集中治療室の設置基準を満たす全国の施設より80施設を無作為に抽出し研究依頼を行い、研究協力の得られた32施設845名の看護師を対象とし調査用紙を配布した。その結果、421名(回収率49.8%)から回答を得た。
平成22年度以降は回収・集計されたデータを基に統計解析し、集中治療室看護師の動機づけと行動の関連を明らかにしていく予定。