今井 賢治
| ヒューマンケア学部 鍼灸学科 | 准教授 |
| 健康科学研究科 健康科学専攻 | 准教授 |
| 健康科学研究科 鍼灸学専攻 | 准教授 |
Last Updated :2025/10/07
■研究活動情報
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 衛生的な鍼施術法構築に関する研究ー在宅、スポーツ現場、災害被災地についての検討
基盤研究(C)
帝京平成大学
2020年04月01日 - 2025年03月31日
本研究は、災害被災地、スポーツ現場、在宅など衛生管理が難しいことも想定される鍼施術室外でも衛生的に安全な鍼施術を提供できる操作の構築を行うことを目的とする。
2023(令和5)年度は、インタビュー調査によって、災害被災地で鍼施術を行う際の安全上の問題点を引き続き調査した。災害被災地での鍼灸施術の経験がある鍼灸師を対象に、災害被災地で安全な鍼灸施術を行う上で必要なことを明らかにするために、半構造化インタビュー調査を行った。鍼灸師が災害被災地で施術を行う際は、鍼灸師は現地スタッフと鍼灸師のコミュニケーションをとること、および鍼灸師が被災地の状況の特徴を知っておくなど、事前の人的および施術に関わる物資は現地で滞在する上での物資の準備が重要であることがわかった。衛生面に関しては、必要な衛生関連物品の準備と操作に関してのマニュアルの作成など、事前のルールの取り決めが重要であることが考えられた。
また、災害被災地やスポーツ現場などで、鍼施術に用いる鍼灸針の衛生が確保されるかどうかについても検討を行った。手指消毒およびグローブの着用により、屋外であっても、鍼灸師の手指および鍼灸師が触れた鍼灸針は、屋内と同様に衛生的な状態が保たれることが示唆された。