工藤 恭子

健康医療スポーツ学部 看護学科教授
Last Updated :2025/06/19

■プロフィール情報

学位

  • 学士(家政学) 修士(社会福祉学) 博士(社会福祉学)

(全)研究分野

  • その他
    医歯薬学-社会医学/看護学 社会科学-社会学

主な研究項目

  • 在宅重症心身障害児の遊びの保障に関する研究

■業績リスト

研究キーワード

  • 母子保健/母性・女性看護学 児童・家族・女性福祉

最終学歴

  • 佛教大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士課程修了

論文

  • 仰臥位保持による心身の自覚的訴え
    共著, 工藤恭子 南沢汎美, 筆頭著者, 健康な成人女子を対象として,同一体位保持により生じる苦痛について調べた。被験者に畳の上で仰臥位を120分間保持させ,その間に感じた苦痛を一定の基準に従って訴えさせ,この結果を半定量的に分析した。, 日本看護研究学会雑誌, 第10巻, 第1号, 16, 23, 1987年12月, 有り
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  • 地域における母乳哺育確立への支援-訪問時(生後2カ月以内)及び4カ月時の母乳哺育確立状況の実態調査-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 平成5年10月から平成7年9月までの2年間に訪問した403中,4カ月健診を受診した293名を対象とし,訪問時及び4カ月時の母乳哺育確立状況の実態調査を行い,退院後も起こりうる乳管閉塞に対し,母乳授乳回数の増加とともに,マッサージの自己管理をし,継続する事の重要性が示唆された。, 母性衛生, 第39巻, 第1号, 97, 104, 1998年03月, 有り, 日本語
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  • ユニバーサルな「人に優しいキッチン」のあり方への提案-妊婦・身体障害者のキッチン使用時の不便さの検証を通して-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究は,平成19年9月~12月及び平成20年7月~8月,S市の新生児・乳児訪問時に訪問した産後15~113日目の母親40名と妊婦M氏,身体障害者T氏を対象とし,キッチン使用時の不便さを調査及び事例検証し,現況のキッチンに対して改良点を提案することにより,「人に優しいキッチン」のあり方を明確にする事を目的として行われ,改良点として5点を提案した。, 佛教大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻修士論文, 1, 50, 2009年01月, 有り
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  • 中学生の乳幼児に対する感情と父親の実子に対する感情との関連
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 平成14年6月~10月に中学生の乳幼児に対する感情と父親の実子に対する感情との関連を把握する事を目的として,S市内の市立中学校2校,S市近郊及びN女子大学通信教育課程の7学生の子ども,S専門学校の学生の兄弟姉妹の中学3年生とその親308組を対象に質問紙調査を行った。, 北海道文教大学研究紀要, 第34号, 1, 7, 2010年03月, 無し
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  • 妊婦のキッチン使用時の不便さに対する解決策への提案-妊婦へのアンケート調査・インタビューによる検証を通して-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 平成19年9月~12月及び平成20年7月~8月に産後の母親40名と妊婦M氏,身体障害者T氏に対し,アンケート及びインタビューを行い,キッチン使用時の不便さを検証し,「人に優しいキッチン」のあり方として5点を提案した。, 日本生活支援工学会誌, 第10巻, 第2号, 17, 25, 2010年11月, 有り, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
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  • 妊婦のキッチン使用時の保健指導の在り方に関する研究
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 妊婦のキッチン使用時の苦痛症状・不便さを実態調査し,妊婦のキッチン使用時の保健指導のあり方を明確にする事を目的とし,S市の新生児・乳児訪問時に訪問した産後の母親40名(回収率75%)の質問紙調査,妊婦M氏にインタビュー及び観察による調査を行った。夫の協力も含めた対応及び収納棚・椅子等の家具や冷蔵庫の位置の変更等工夫への対応が重要である事が重要である事が示唆された。, 日本看護研究学会雑誌, 第33巻, 第5号, 2010年12月, 有り, 研究論文(学術雑誌), 国内誌
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  • 保育士の保育活動による身体的苦痛の実態調査
    共著, 工藤恭子   笹木葉子, 筆頭著者, 本研究は,保育士の保育活動による身体的苦痛の実態を明確にする事を目的とし,北海道内11か所の保育園・保育所の女性保育士及びH短期大学卒業生の女性保育士計114名を対象に質問紙調査を行った。回収数(率)は72名(63.2%)であった。特に3歳未満字を受け持つ保育士に対し,受け持ちクラスの配置転換も含めた予防対策が重要である事が示唆された。, 北海道文教大学研究紀要, 第35号, 75, 84, 2011年03月, 無し
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  • 乳児保育演習における「保育実践力」育成に関する研究-小麦粉粘土作品製作を試みて-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究の目的は,乳児保育演習で実践を試みた「小麦粉粘土作品製作」の保育実践力に対する有効性を明確にする事である。乳児保育Ⅰを履修している3年生50名が10グループに分かれ,4色の小麦粉粘土を使用し,作品を製作した。体験を通して4点の気づきがあり、小麦粉小麦粉粘土作品製作は保育実践力育成に有効である事が示唆された。, 北海道文教大学研究紀要, 第37号, 2013年03月, 無し
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  • こどもの体調不良時の親の対応および病児・病後児保育に対する要望-幼稚園・保育園の比較
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究では,A市の幼稚園と保育園にこどもを通わせる親に対し,こどもの体調不良時の対応および病児・病後児保育に対する要望を明確にする目的で質問紙調査を行った。有意差が認められた項目は「育児休暇取得率」「医務室への要望」の項目であった。, 医療と保育, 第12巻, 36, 45, 2014年03月, 有り
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  • 保育活動「抱っこ」「おむつ交換」と腰痛・肩こりとの関連-方法・頻度に着目して
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 保育士の保育活動である「抱っこ」「おむつ交換」と腰痛・肩こりとの関連を,方法・頻度に着目して明確にする事を研究目的とし,平成22年5~7月,北海道11か所の女性保育士114名を対象に質問紙調査を行った。, 第38号, 63, 72, 2014年03月, 無し
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  • 高等養護学校における性教育に対する教諭の認識
    共著, 永谷智恵 工藤恭子 矢野芳美 岩佐有子, 責任著者, 本研究は,高等養護学校における性教育の実態と課題を明らかにする目的で,性教育を担当する教諭に半構造化面接を行い,意味内容を分析した質的記述的研究である。その結果,【性被害を危惧】【反復・継続の教育】【性教育への熱い信念】【実態と時間数との狭間のジレンマ】の4つのカテゴリーが抽出された。, 北海道文教大学研究紀要, 第38号, 37, 44, 2014年03月, 無し
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  • 知的障害児の性教育における効果的な教材開発の研究-第1報 月経血モデルの製作を試みて-
    共著, 工藤恭子 笹木葉子 村田亜紀子, 筆頭著者, 本研究の目的は,知的障害児における効果的な教材開発として「月経血モデル」を考案し製作する事である。本研究は,北海道文教大学共同研究費で採択され,平成26年6~8月に実施した。筆者ら3人は助産師としての経験が長く,性教育の専門家として協力できる部分はないかとの発想から,手作りの「月経血モデル」を考案し,製作を試みた。製作のプロセスを公開した。, 北海道文教大学研究紀要, 第39号, 11, 18, 2015年03月, 無し
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  • 4年制大学における「総合演習ー病児保育」の評価
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究は,「こども学総合演習-病児保育」を履修した学生に対し,学生の行動変容を明確化する目的で,演習終了後に「授業前後の自己目標の達成度」及び「6つの行動能力の変容」を5段階評価し,演習内容の適切さを検討した。, 小児保健研究, 第74巻, 第4号, 541, 548, 2015年07月, 有り
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  • 4年制大学における「総合学習-病児保育」の試み-難病で亡くなった14歳の少年の手記からの学び-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本大学では,保育士資格取得を目指している学生においては,3年次に卒業必修科目「こども学総合演習」を年間にわたり履修する。一冊の本をゼミ生全員で読み合わせを行い,感想を述べ合う方法をとり,「病児・家族の心理の理解」に挑戦した。読み合わせを通して病児・家族の心理の感情レベルでの理解への効果を検証する事が目的である。, 医療と保育, 第14巻, 36, 45, 2016年03月, 有り
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  • ????????在宅重症心身障害児の遊びの保障における医療・福祉・教育の連携-遊びで支援を行う専門職へのインタビューから-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究の目的は,北海道内外の重症心身障害児の遊びの保障に関わる専門職の現状及び意識を明らかにし,在宅における「遊びで支援を行う専門職」の配置と連携の重要性について考察する事である。平成28年4月~12月,遊びを支援する専門職を対象に半構造化面接法にてインタビュー調査を行い,Berelson,Bの内容分析を行った。, 佛教大学大学院紀要社会福祉学研究科篇, 第46号, 31, 48, 2018年03月, 有り, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 国内誌
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  • 訪問看護師による在宅重症心身障害児(者)及びきょうだい児に対する遊び支援の現状と思い
    共著, 工藤恭子 岩佐有子, 筆頭著者, 本研究の目的は,専門職のうち訪問看護師の在宅重症心身障害児(者)及びきょうだい児に対する思いを明確にし,在宅支援における「遊びで支援を行う専門職」の位置づけと支援のあり方を考える事である。 平成28年4月,北海道都市部A地域において,重症心身障害児(者)の訪問看護を行っている訪問看護ステーション23か所に調査依頼書を送付し,同意のあった1か所の訪問看護師11名を対象にアンケート調査を行った。, 小児看護, へるす出版, 第41巻, 第8号, 1085, 1091, 2018年07月, 有り, 論文集(書籍)内論文, 国内誌
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  • 小児の在宅療養支援としての「遊びで支援を行う専門職」のネットワークの構築-重症心身障害児の遊びの保障における医療・保健・福祉・教育の連携-
    単著, 工藤恭子, 筆頭著者, 本研究は,題目として小児の在宅療養支援としての「遊びで支援を行う専門職」のネットワークの構築,副題目として重症心身障害児の遊びの保障における医療・保健・福祉・教育の連携と題してまとめたものである。序章から第6章において、「遊びで支援を行う専門職」のネットワークを構築するために,遊びの保障に関わる医療・保健・福祉・教育の専門職がどのように連携し,つながれば良いのかを結論づけた。, 佛教大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士論文, 1, 180, 2019年03月, 有り, 学位論文(博士), 国内誌
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  • 重症心身障害児に対する歌うタッチケアの親子間コミュニケーションの促進に対する効果
    共著, 工藤恭子 岩佐有子 今井由惠, 筆頭著者, 重症心身障害児(者)を守る会在宅会員であり,特別支援学校に通学している7歳のレット症候群の女児(Aさん)と母親,及び在宅療養をしている20歳代の低酸素脳症の青年(Bさん)と母親の2組の親子を対象に,201X年8~10月に,「虫の声」「夕焼小焼」「ぞうさん」「うみ」の4曲を歌いながら,手・腕・足の裏・足・胸・お腹・背中の6か所を施術した。その結果癒しの効果が認められた。, 小児看護, へるす出版, 第44巻, 第5号, 634, 639, 2021年05月, 有り, 論文集(書籍)内論文, 国内誌
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書籍等出版物

  • 心とからだを育む子どもの保健Ⅱ(演習)
    共著, 髙内正子編著, 2章 子どもの保健と母子保健
    1節 妊娠期の子どもの健康と母親の健康
    1. 妊娠と母子健康手帳と母親の健康診査
    2. 胎芽期から胎児期への母子の健康な成長の在り方, 教科書・概説・概論, p19-21担当, 保育出版社, 2013年03月, 144, 9784905493051
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  • 社会福祉の制度と課題
    共著, 井村圭壯,武藤大司編著,

    1. 保健医療福祉とは
    2. 保健医療福祉の制度
    3. 保健医療福祉の課題, 教科書・概説・概論, 第14章 保健医療福祉, p145-153担当, 学文社, 2015年01月, 180ページ, 日本語, 9784762025044
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  • ひまわりのように空に向かって
    単著, 工藤恭子, 本書は、著者が 2019 年 3 月に佛教大学大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士後期 課程を修了し、博士(社会福祉学)の学位授与時に大学に提出した博士論文を基に、一部内容を 追加してまとめたものである。 その概要は、第 1 章から第 10 章にまとめられている。, 国際共著していない, 無し, 学術書, アマゾンKindle版, 2024年02月, 240, 日本語, B0CW1FNSX2
    URL, 無償ダウンロード不可, 主要な業績

所属学協会

  • 日本看護研究学会
    1987年12月
  • 日本小児保健協会
    2009年03月
  • 日本医療保育学会
    2012年04月
  • 日本重症心身障害学会
    2015年04月
  • 日本小児看護学会
    2015年05月
  • 日本在宅ケア学会
    2015年05月
  • 北海道重症心身障害児(者)を守る会
    2015年10月

その他研究業績

  • 地域における母乳哺育確立への支援-訪問時(生後2カ月以内)及び4カ月時の母乳哺育確立状況の実態調査-
    単著, 1996年10月, 第37回日本母性衛生学会(仙台市), 平成5年10月~平成7年9月までの2年間に訪問した403名中,4カ月健診を受診した293名を対象に,訪問時及び4カ月時の母乳哺育確立状況の実態調査を行い,退院後も起こりうる乳管閉塞に対し,母乳授乳回数の増加と共にマッサージを自己管理し,継続する事が重要である。
  • 思春期における親性の発達過程の実態調査-中学生の乳幼児に対する感情と親の実子に対する感情との関連-
    単著, 2003年10月, 第44回日本母性衛生学会(宇都宮市), 中学生は,乳幼児と肌と肌との触れ合いを体験する事により,乳幼児に対して肯定的感情を抱くようになる。中学生が乳幼児に対して「子どもがかわいい」という感情を抱く事は,将来結婚・子育て願望を強める事になる。父親の出生直後の実子に対する感情は直接的に,母親の実子に対する感情は間接的に影響する。
  • 妊婦のキッチン使用時の不便さに対する解決策への提案-妊婦へのアンケート調査・インタビューによる検証を通して
    単著, 2010年03月, 日本生活支援工学会10周年記念イベント・若手研究者発表会(東京都), S市の新生児・乳児訪問時に訪問した,産後15~113日目の母親40名と,妊娠8か月の妊婦M氏を対象とし,妊婦のキッチン使用時の不便さをアンケート調査及びインタビューにより事例検証し,対策を明確にする事を目的とした研究を行った。解決策として5点が提案された。
  • 保育士の保育活動による身体的苦痛と保育設備との関連の実態調査
    単著, 2010年09月, 生活生命支援医療福祉工学系学会連合大会2010講演論文集, 北海道内の女性保育士114名を対象に,保育活動による身体的苦痛と保育設備との関連を明確にする事を目的として質問紙及び事例による実態調査を行い,次の結果を得た。身体的苦痛の第1位は「腰痛」72.9%であり、2.3歳未満児を受け持っている保育士に腰痛が有意に多かった。保育士が腰痛の原因となると感じた保育設備及び保育活動で最も多かったのは保育室の「抱っこ」であり,「前かがみ」は全ての設備で出現していた。腰痛の原因となりやすい設備は「おむつ交換の設備」「布団収納棚の設備」「手洗い場の設備」「職員室の机と椅子」「0歳児の食事テーブルと椅子」の5点であった。
  • 保育活動「抱っこ」「おむつ交換」と身体的苦痛との関連-方法・頻度に着目して-
    単著, 2011年09月, 第58回日本小児保健協会学術集会講演集(名古屋市), 本研究は,北海道内の知的障害児の性教育の実態と課題を明確化する事を目的とした。質問紙の内容は,性教育6項目(実施内容,教科,領域,内容,教材,評価,保護者との関わり)に加え,児童生徒が困っていること,教育実施者や職員間での困難点などを自由記述してもらった。記述内容を切片化して類似する意味内容で分類カテゴリー化した。
  • こどもの体調不良時の親の対応および病児・病後児保育に対する意識調査
    単著, 2013年06月,  第17回日本医療保育学会大会抄録集(名古屋市), 本研究は,E市の保育園にこどもを通わせる親に対し,こどもの体調不良時の対応および病児・病後児保育に対する意識を明確にする目的で,平成24年10月に316世帯を対象に質問紙調査を行った。こどもが体調不良時には,仕事への影響に不安を抱きつつも,夫や親の協力を得ながら対応している。遊びの内容はビデオ・DVDに傾く傾向があり,体調不良時の適切な遊びの選択が望まれる。病児・病後児保育は保育園あるいは独自の施設で,資格を持った専門職者に保育してもらいたいという要望が強く,「保育者」への役割期待は大きいと考えられる。
  • 4年制大学における「総合演習-病児保育」の試み-難病で亡くなった14歳の少年の手記からの学び-
    単著, 2014年05月, 第18回日本医療保育学会大会抄録集(弘前市), 本研究の目的は,演習で実践した「少年の手記の読み合わせ」の効果を明確化する事である。平成25年9月~平成26年1月,計9回にわたり,「天国へとどけ14才の絶筆」という本を履修者29名(男子5名,女子24名)全員で購読し,感想を言い合うという演習を繰り返し,最後のまとめとして,「学びの内容」を記載してもらった。その文章の内容を類似性に従い分類し,カテゴリー化を試みた。結果,「少年の生き方・死に方からの遊び」「保育士・看護師・保護者の役割と連携」「少年以外のケアの対象」の3項目が抽出された。
  • 北海道内の知的障害児の性教育の実態調査
    単著, 2014年06月, 第61回日本小児保健協会学術集会抄録集(福島市), 本研究は,北海道内の知的障害児の性教育の実態と課題を明確化する事を目的とした。平成25年10~11月,北海道内の特別支援学校39校に対し,郵送法にて質問紙調査を行った。質問紙の内容は,性教育の実施状況,性教育実施教科・領域,性教育内容,使用する教材,性教育の評価,保護者との関わりの6項目であった。
  • 北海道内の知的障害児の性教育の実態調査-児童生徒の戸惑いと教諭の困りごと-
    共著, 2014年06月, 第61回日本小児保健協会学術集会抄録集(福島市), 本研究は,北海道内の知的障害児の性教育の実態と課題を明確化する事を目的とした。質問紙の内容は,性教育6項目(実施内容,教科,領域,内容,教材,評価,保護者との関わり)に加え,児童生徒が困っていること,教育実施者や職員間での困難点などを自由記述してもらった。記述内容を切片化して類似する意味内容で分類カテゴリー化した。
  • 4年制大学における「総合演習-病児保育」の試み
    単著, 2014年06月, 第61回日本小児保健協会学術集会抄録集(福島市), 平成25年4月~平成26年1月,「こども学総合演習」を履修した学生29名に対し,前期・後期各一回,授業中に演習内容の自己評価を実施した。自己評価の内容は,「授業前後の自己目標の達成度」「6つの能力の行動変容」を行った。演習内容は「病児・病後児保育の文献学習」「ピア・サポート演習」「専門職HPSの目指す病児の遊びの理解」「A市子育て支援センター訪問」「2か所の総合病院」「難病で亡くなった少年の手記の読み合わせ」「病児の遊びの計画・実践・評価」の8項目であった。
  • 高等養護(支援)学校における知的障害児の性教育の実態
    単著, 2015年06月, 第62回日本小児保健協会学術集会抄録集(東京都), 本研究の目的は,性教育の推進を目指し,高等養護(支援)学校における性教育の実態と課題を明らかにする事である。北海道内の高等養護学校17校に質問紙調査を行い,回収率は35.3%であり,有効回答数18名(42.9%)について分析した。性教育は,学校全体として組織的・計画的に進めていく必要があるか,今後卒業後の問題を見据え,教育内容の検討と卒業後の継続した指導,教員間の必要性に関する共通認識が課題であった。
  • 知的障害児の性教育における効果的な教材開発の研究-第2報 性器モデルの製作を試見て-
    共著, 2015年09月, 第53回日本特殊教育学会発表論文集(仙台市), 研究の目的は,知的障害の性教育における効果的な教材開発として「性器モデル」を製作する事である。平成26年9月~平成27年1月,「人肌ゲル」と「スポンジ」を材質とする性器モデルを製作した。知的障害児のように認知能力や理解力に支援が必要な生徒が,いつでも触れて演習ができるモデルを製作する事を試みた。
  • 在宅重症心身障害児(者)の遊びの現状と遊びに対する家族の想い
    単著, 2016年06月, 第63回日本小児保健協会学術集会抄録集(さいたま市), 本研究の目的は,在宅で療養する重症心身障害児(者)への遊びの現状と遊びに対する家族の想いを明らかにし,「遊びで支援を行う専門職」の配置の重要性考察する事である。A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯を対象に,質問紙調査を行った。遊びで支援を行う専門職の配置を望む者は,81.5%であった。その理由として,遊びの時間の不足や,遊びのバリエーションの少なさ,自宅に来てくれる専門職がいないなどがあげられ,遊んでいると笑顔が見られ,発達には不可欠である事が自覚され,家族のQOLの向上にもつながる。
  • 在宅重症心身障害児(者)と家族の生活状況の実態調査
    単著, 2016年07月, 第26回日本小児看護学会学術集会抄録集(別府市), 本研究の目的は,医療的ケアが多い在宅重症心身障害児(者)とその家族の生活実態と今後の課題を明らかにする事である。A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯を対象に,質問紙調査を行い,回収数(率)は27世帯(15.2%)であった。今後の課題として,子どものみならず,それを支える家族に対しても,定期的に健康状態を把握し,健康を維持増進させる支援につなげる必要性が示唆された。
  • 在宅重症心身障害児(者)への生活支援に対する想い-家族の語りから見えるもの-
    単著, 2016年09月, 第42回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(札幌市), 研究の目的は,児(者)の遊びの現状と遊びに対する家族の想いを明らかにし,「遊びで支援を行う専門職」の配置の重要性を考察する事である。2016年2~3月,A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯の内,インタビュー調査の同意を得た7名の父母に半構成的質問紙による面接を行い,質的分析を行った。家族は,医療的ケアを受けながら生活している児(者)が地域の中で活き活きと当たり前に生活する事を願っている。そのために遊びが重要であると認識し,専門職によるきめ細やかな支援を切望している。
  • 在宅重症心身障害児(者)への遊びの支援に対する想い-家族の語りからみえるものー
    単著, 2016年09月, 第42回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(札幌市), 研究の目的は,児(者)の遊びの現状と遊びに対する家族の想いを明らかにし,「遊びで支援を行う専門職」の配置の重要性を考察する事である。2016年2~3月,A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯の内,インタビュー調査の同意を得た7名の父母に半構成的質問紙による面接を行い,質的分析を行った。家族は,医療的ケアを受けながら生活している児(者)が地域の中で活き活きと当たり前に生活する事を願っている。そのために遊びが重要であると認識し,専門職によるきめ細やかな支援を切望している。
  • 「生きること」と「死ぬこと」をこどもにどう伝えるか-学生同士の9冊の絵本の読み聞かせからの学び-
    単著, 2017年06月, 第21回日本医療保育学会学術集会抄録集(宇都宮市), 「保育実践演習」である「こども学総合演習」において,「ガン」でこの世を去った9歳の少年の生きざまを書いた母親の手記の読み合わせを5回に渡り行った。その中で,「生と死」に触れ,保育者の医療チームの一員としての役割や児及び家族の心理について深く学んだ。学生18名が9冊の絵本を選択した。本研究の目的は,絵本の読み聞かせを「聞く立場」「読み聞かせる立場」の療法を体験する事により得た学びの内容を明確にする事である。「生と死」は,保育者や親が子どもに教え込むものではなく,子どもと共感する事が重要である。
  • 家族が行ううたうタッチケアの効果-拍子と手の動きを考慮したうたを用いての試み-
    共著, 2017年09月, 第43回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(仙台市), 本研究の目的は,重症心身障害児(者)に対して家族が“うたうタッチケア”を行い,その効果を施術者の心理変化の視点から明らかにする事である。A重症心身障害児(者)を守る会在宅会員の学童期女児と母親,青年期男性と母親の2事例を対象に,2016年8~10月,週1回家庭訪問をし,奇数回をタッチケアのみ,偶数回をうたうタッチケアとし,計10回行った。うたの拍子は,手の動きに合わせ予め考慮,2拍子は,手指足趾・上下肢で「虫の声・夕焼け小焼け」を,3拍子は,胸腹部・背部で「ぞうさん・海」を使用した。終了後,母親に効果についてインタビューを行った。
  • 家族が行ううたうタッチケアの効果-低酸素脳症の青年に対する試み-
    共著, 2017年09月, 第43回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(仙台市), 本研究の目的は,家族が行ううたうタッチケアの効果を,唾液アミラーゼ値及びビデオ撮影による心身の変化の面から明らかにすることである。2016年8~10月,在宅療養をしている20歳代の定酸素脳症の青年と母親を対象に,週1回家庭訪問し,タッチケアのみとうたうタッチケアを交互に5回ずつ,約20分間母親が実践し,前後で青年及び母親の唾液アミラーゼ値(にプロ唾液アミラーぜモニター)を測定した。その間ビデを撮影をし,子の表情・開眼状況・瞬き・口の動き・眼球の動き・手及び腕の動きを観察した。うたは童謡・唱歌4曲を選択した。うたうタッチケアは,ストレスを軽減させ,リラックス効果をもたらした。
  • 家族が行ううたうタッチケアの効果-レット症候群の学童に対する試み-
    共著, 2017年09月, 第43回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(仙台市), 本研究の目的は,家族が行ううたうタッチケアの効果を,唾液アミラーゼ値及びビデオ撮影による心身の変化の面から明らかにすることである。2016年8~10月,特別支援学校に通学している7歳のレット症候群の女児と母親を対象に,週1回家庭訪問し,タッチケアのみとうたうタッチケアを交互に5回ずつ,約20分間母親が実践し,前後で母親の唾液アミラーゼ値を測定した。その間ビデを撮影をし,児と親の表情・体の動き・児の発声状況を観察した。タッチケアはストレスを軽減させ,リラックス効果をもたらした。
  • 北海道における在宅重症心身障害児の遊びの保障の現状とHPSとしての今後の課題
    単著, 2020年02月, 第8回日本小児診療多職種研究会(静岡市), 北海道における在宅重症心身障害児の遊びの保障の現状とHPSとしての今後の課題を明らかにする事を目的として,H27年12月~H28年8月,北海道重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員世帯に対し,自記式無記名による質問紙調査及び半構造的面接法によるインタビュー,北海道に勤務する遊びで支援を行う専門職を対象に,半構造的面接法によるインタビューを実施し,遊びの現状を分析した。今後は,面積の広い北海道において,平等に遊びを保障するためにキャンピングカーでの遊びの訪問活動を行っていきたいと思う。

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 助産診断・技術学Ⅱ

資格、免許

  • 1977年05月16日
    看護師免許
  • 1978年03月14日
    受胎調節実地指導員認定
  • 1978年05月11日
    保健師免許
  • 1978年05月11日
    助産師免許
  • 1981年09月26日
    養護教諭二種免許
  • 2003年09月27日
    リフレクソロジー・プロライセンス実技士
  • 2012年12月02日
    わらべうたベビーマッサージインストラクター
  • 2018年03月23日
    ホスピタル・プレイ・スペシャリスト