永井 菜穂子

ヒューマンケア学部 看護学科准教授
Last Updated :2025/10/07

■研究者基本情報

学位

  • 博士(医学), 弘前大学大学院医学研究科社会医学講座

研究キーワード

  • ダブルケア
  • 健康教育 健康支援
  • 教育評価 ルーブリック
  • 看護教育
  • 動画作成
  • 教材開発
  • シミュレーション

■研究活動情報

MISC

書籍等出版物

講演・口頭発表等

  • 産学連携委員会企画 「実写映像やComputer Graphics等を活用したシミュレーション教材の可能性」               
    日本看護シミュレーションラーニング学会第3回学術集会 2022年2月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 術後看護シミュレーションのデブリーフィングにVRを用いた学習支援プログラムの開発
    基盤研究(C)
    防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛
    2021年04月 - 2025年03月
    今日の看護教育では、看護専門職としての知識・技術・態度の強化、統合を目指す教育方法の一つとして、実際の臨床の場や患者などを再現したシミュレーションを実施している。学習者みずからのシミュレーションでの経験に基づいて、その経験を主体的に振り返るデブリーフィングを通し、臨床判断力、看護実践力を向上していく。これまでに我々は、臨床判断力育成・強化のために、周手術期看護シミュレーション教育を試行錯誤しながら実施評価し、検討を重ねてきた。近年、看護師のコミュニケーション能力の不足が指摘されている。看護基礎教育において、臨床判断力を養うことに加え、患者中心の看護を提供するために、コミュニケーション力や専門職としての態度の育成が求められている。
    今回、我々は検討してきた内容を踏まえ、シミュレーションの中で、対患者コミュニケーションや看護専門職者としての態度を育成するため、VRを用いたデブリーフィングの効果を明らかにし、さらに術後のつらい状況にある患者へ看護専門職としての態度をそなえた臨床判断ができる看護師を目指した学習支援プログラムの開発をすることを目的とする。
    2021年度は、術後看護シミュレーション演習のシナリオ、デブリーフィングガイドの作成、このシミュレーションを評価するための術後患者とのコミュニケーション、基本的態度に関するルーブリックの作成に取りかかった。シナリオとデブリーフィングガイドは作成できた。評価に関して、実際にシミュレーションを実施しながら、分担研究者とともに検討を重ねているところである。
  • 妥当性および信頼性の高い看護技術演習ルーブリックの特徴分析
    基盤研究(C)
    帝京平成大学
    2019年04月01日 - 2022年03月31日
    本研究の目的は、妥当性と信頼性の高いルーブリックの特徴を明らかにすることとルーブリックそのものを評価するための指標を開発することにある。信頼性の高いルーブリックの特徴分析のためには、基準となる評価点を設定することが必要となる。今年度はコロナ肺炎に対応するように研究計画を修正し、32名の研究協力者のビデオ撮影の研究倫理審査申請を行った。倫理審査に通過後、ビデオの撮影を行った。具体的には、持続点滴が入っている患者に対する寝衣交換の看護技術の学修目標と手順を、研究協力者に提示し、実際に看護技術を実施してもらう。この看護技術を3方向からビデオ撮影した。また、ビデオの看護技術を評価するためのルーブリックを作成した。
  • 子育てと介護のダブルケアをしている看護師の健康に関する研究
    若手研究(B)
    防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    本研究は、看護師を対象に子育てと介護のダブルケアの実態と、精神的健康度/身体的健康度との関連を明らかにすることを目的とした実証研究である。
    看護師の離職理由の上位はライフイベントと健康問題である。ライフイベントと仕事を両立する際、子育てと仕事の問題が一段落したのちに、介護と仕事の問題を抱えることが多かった。しかし、晩婚化・出産年齢の高齢化により、子育てと親等の介護を同時にしなければならないダブルケア世帯が増えつつあり、今後も増加していくことが予想される。超高齢化社会で看護師不足が叫ばれるなか、2015年に女性活躍推進法が施行され、90%以上が女性職員である看護師がダブルケアをしながら健康で働き続けることが望まれる。
    本研究では、病院評価機能をWebで公開している首都圏の病院に勤務する看護師を対象に質問紙を用いて、看護師のダブルケアの実態、看護師のダブルケアの有無と精神的健康度/身体的健康度の関連を明らかにしたいと考えた。看護師のダブルケアの実態と健康度との関連について明らかにし、ダブルケアをおこないながら就業継続するための健康上のサポートについて考察する。
    平成30年度は、対象者への説明文書や同意書、調査票を完成させ、倫理委員会に提出し承認を得た。

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 成人看護学実践Ⅲ

資格、免許

  • 看護師