大澤 真
ヒューマンケア学部 鍼灸学科 | 助教 |
健康科学研究科 鍼灸学専攻 | 助教 |
Last Updated :2025/10/07
■研究者基本情報
■経歴
経歴
■研究活動情報
論文
- 多芯円皮鍼による局所血流反応ーランダム化クロスオーバー試験ー
大澤真; 脇英彰; 篠原大侑; 飯村佳織; 秋元佳子; 今井賢治; 吉田成仁; 宮﨑彰吾
全日本鍼灸学会雑誌, 2025年08月, [査読有り]
筆頭著者, 【緒言】スポーツ分野で活用されている円皮鍼の主な治効機序は軸索反射による血流増加と推論されている。しかし、円皮鍼のような皮膚刺激を目的とした医療機器(はり用器具)によって刺激局所の組織血流量(以下、局所血流量)が有意に増加するかどうかは、現時点で明らかになっていない。さらに、鍼体が多芯で皮膚に挿入される滅菌済みの鍼(以下、多芯円皮鍼)は現在のところ市販されておらず、その有用性は不明である。
【対象と方法】健常成人男性16名を、多芯円皮鍼(鍼長0.55mm、鍼底部直径0.3mm、鍼本数37本、ピッチ1.0mm、生体安全性樹脂製)を片側の前腕掌側中央部に30秒間留置し、その1週間後にシャム円皮鍼(同製の平坦な円盤)で同様に刺激する群と、順序を反対に刺激した群に1:1の割合で無作為に割り付け、単盲検下でランダム化クロスオーバー試験を実施した。主要評価項目は局所血流量の変化量(刺激後-前)および変化率とし、レーザー血流計を用いて測定した。副次評価項目は心拍数とし、統計学的手法には線形混合モデルを用いた。
【結果】刺激5分後における局所血流量の変化量について、シャム円皮鍼では平均-0.09(95%信頼区間:-0.39~0.21)mL/min/100gであったのに対して、多芯円皮鍼では平均8.83(95%信頼区間:5.86~11.79)mL/min/100gとなり、有意な介入効果が認められ(P < 0.05) 、時期効果(P = 0.47) 、持ち越し効果(P= 0.44)は認められなかった。心拍数には介入効果は認められなかった(P = 0.95) 。
【考察】本試験で用いた多芯円皮鍼により局所血流量が有意に増加することを確認した。また、心拍数の有意な増加を伴わなかったことから、この反応は主に軸索反射や一酸化窒素の関与、さらに体性-自律神経反射によるものと推察される。 - はり又はきゅう用器具の国内市場規模
全日本鍼灸学会雑誌
宮崎彰吾、大澤真、脇英彰, 2024年11月, [査読有り] - 男子高校生におけるスポーツ実践とストレス対処力、気分の関連性、学校サッカー部とJリーグユースチームに着目して
神藤 隆志; 北濃 成樹; 永松 俊哉; 大澤 真; 中原 雄一; 権藤; 酒本 勝太; 具志堅 武; 永田 康喜; 鈴川 一宏
健康支援, 2018年02月, [査読有り]
書籍等出版物
講演・口頭発表等
- 多芯円皮鍼による局所皮膚血流反応
脇英彰; 大澤真; 篠原大; 飯村佳織; 秋元佳; 今井賢治; 宮崎彰吾
第74回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 名古屋大会, 2025年06月01日 - 男子高校生におけるスポーツ実践とストレス対処力、気分の関連~学校サッカー部とJリーグユースチームに着目して~
神藤 隆志; 北濃 成樹; 永松 俊哉; 大澤 真; 中原 雄一; 権藤; 酒本 勝太; 具志堅 武; 永田 康喜; 鈴川 一宏
第19回日本健康支援学会年次学術大会, 2018年03月 - Building grit in Japanese male high-school students: examining the role of belonging to an organized sports activity
Society of Adolescent Health and Medicine 2018 Annual Meeting, 2018年03月 - 大学サッカー選手における足関節内反捻挫の経時的重心動揺評価
小林直行; 大澤真; 宮川俊平; 山中邦夫; 氏平裕人; 石井友己
第4回日本フットボール学会, 2009年12月 - サッカー競技における日本体育協会公認アスレティックトレーナーに関する認識調査
安井梨恵; 宮川俊平; 白木仁; 大澤真
第64回日本体力医学会, 2009年09月 - 超音波刺激の温熱効果によるラット骨格筋Heat Shock Protein 発現量の増加
大澤真
第64回日本体力医学会(新潟県新潟市), 2009年09月
■プロフィール情報
■業績リスト
論文
書籍等出版物
- プロサッカー選手を目指すトレーニング戦略―育成年代に最適なフィジカルトレーニング
共著, 監修:三栖英揮、鈴木章史(共著者:大澤真), サッカー選手に必要なフィジカル要素を解説し、それらを向上させるために育成年代の各カテゴリーで導入・強化・維持するべきトレーニング要素、効果的なトレーニング方法を提案。さらにトッププロのコンディショニングや、ケガに対する対応を含む。, 国際共著していない, 無し, 一般書・啓蒙書, chapter1, 8-47, スタジオタッククリエイティブ, 2011年11月, 200, 日本語
URL - サッカー解体新書
単訳, ドナルド T. カーケンドール (翻訳:大澤真), サッカーのプレーに必要な動きに対するトレーニングの紹介。さらに各トレーニングの中で関与する筋を示し、適切にトレーニングを行いフィールドでのパフォーマンスにつなげるための解説書。, 国際共著していない, 無し, 一般書・啓蒙書, 1-220, スタジオタッククリエイティブ, 2013年04月, 220, 日本語
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