中山 富子

ヒューマンケア学部 看護学科学科長/教授
Last Updated :2025/06/19

■プロフィール情報

学位

  • 学士(教育学)修士(教育学)博士(歯学)

(全)研究分野

  • 看護学
    その他

主な研究項目

  • 高齢者の摂食嚥下、看護教育

■業績リスト

最終学歴

  • 新潟大学 医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 摂食嚥下リハビリテーション学分野 (博士課程)修了

論文

  • 看護専門学校における看護学実習評価の現状と課題‐13校の実習要項の分析から‐
    単著, 中山 富子, 看護専門学校における看護学実習評価の現状と課題を明らかにすることを目的とした。13校の実習要項の評価に係わる記述内容を分析対象とし、実習評価の概要(目的・時期・評価者・合格基準)、学生の自己評価、評価内容(項目・内容・観点)、評価方法(評価のための資料や情報・評価基準)の4つの視点から分析した。, 明星大学通信制大学院紀要、Vol.9/2009., 2009年03月, 有り, 学位論文(修士)
  • 看護の視点を重視した形態機能学の授業検討
    共著, 中山富子、中島明美、佐藤直美、早坂直子、柳田徳美、戸島三加子、高橋あけみ、佐藤まゆみ、石橋康江、佐藤治代、石井紀子、金子喜代美、関口三千代、川村千栄子、佐々木陽子、白尾久子、藤田雅美、杉山千栄子、日下部浩子、渡邉京子, 筆頭著者|最終著者|責任著者, 看護の視点を取り入れた人間のからだのつくりやはたらきの教育内容と効果的な教授方法を明らかにするために、単元「食べる」の授業案を作成し、模擬授業による学生評価、参観教員評価から検討した。医学モデルと看護の視点を取り入れた教育内容の比較、「基礎看護学看護技術」との関連を考察し、形態機能学で教授すべき教育内容の抽出と効果的な教授方法を述べた。


    , 平成21年度東京都福祉保健医療学会誌受賞演題論文集, 10, 15, 2009年12月, 有り, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
  • 介護老人施設に入所している高齢者の摂食・嚥下機能かかわる状況と施設の対応
    共著, 中山 富子、伊藤 加代子、井上 誠, 筆頭著者|最終著者|責任著者, 介護老人施設入所者の摂食・嚥下機能にかかわる状況と施設の対応を明らかにする目的で,5施設を対象にアンケート及びインタビューを行った。平均年齢や平均介護度が高い施設に摂食・嚥下障害がある入所者が多く、非経口摂取者が多かった。要介護高齢者を多数抱える介護老人施設でさえも,摂食・嚥下障害に対する十分な対策が統一して取られていない現状が捉えられた。


    , 新潟歯学会雑誌,43(2) ,P31-39., 43, 2, 31, 39, 2013年12月, 有り, 研究論文(学術雑誌), 国内誌

書籍等出版物

  • 新看護学6 基礎看護[1]
    共著, 雑賀 美智子、坂井 恵子、中山 富子、平尾 真智子、松井 優子, 看護とは、看護の対象としての人間、健康と保健・医療・福祉、看護活動、看護管理、看護研究、職業としての看護、看護の変遷について概説している。
    本人担当分:第6章 職業としての看護の看護と法律、看護の倫理、専門職とキャリア開発について概説した。, 教科書・概説・概論, 第6章 職業としての看護, 122-138, 医学書院, 2023年02月, 176
  • 看護教員のための学校経営と管理 第2版
    編者(編著者), 中山 富子、長田 泰幸、大東 寛宜、安井 静子、篠原 千鶴子、鈴木 教子、加藤 奈保美, カリキュラムにかかわる時代の変化、学校の特色、編成のプロセス、管理・運営、評価を概説した。

    , 教科書・概説・概論, 編集と「3章カリキュラム編成」, 33-63, 医学書院, 2020年03月, 208

所属学協会

  • 日本看護学教育学会
    2005年04月
  • 日本看護協会
    1986年04月
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
    2011年04月
  • 日本医学看護学教育学会
    2022年10月
    URL

その他研究業績

  • 看護につなげる形態機能学の授業内容・方法
    その他(発表学会等), 2010年07月, 日本看護学教育学会第20回学術集会, 都立看護専門学校の形態機能学の導入・定着に向けて、7校の教員による合同授業研究を行い、人間のからだのつくりやはたらきを看護とつなげて教授する教育内容・方法を検討した経緯を報告した。形態機能学の具体的な教授方法として、模型やモデルの活用、学生が書き込んでいくからだ図の導入、身近な事例で考えさせる、学生自身のからだを使って測定やさまざまな体験を行うなどの教材開発の実際を紹介した。さらに、「息をする」と「食べる」の授業内容を紹介した。

    本人担当分:総論部分の授業研究の内容や教材開発の実際の紹介
  • 「看護教員が教える形態機能学」をどう構築したか‐実現させるための取り組み‐
    単著, 2011年01月, 看護教育,52(1),P8-13,医学書院., 看護の視点を取り入れて人間のからだのつくりやはたらきを教授するために、科目の導入に向けて授業研究で取り組んだ内容を述べた。具体的には、「形態機能学」の授業で育てたい学生像、看護の視点を取り入れた「形態機能学」の教育内容の精選、従来の「解剖生理学」や「基礎看護学の看護技術」と「形態機能学」との内容比較、国家試験との関係、「形態機能学」5単位分の授業計画の立案、授業案の作成、学生が理解しやすい効果的な教授方法について報告した。
  • 看護教員が形態機能学を教えるための自己学習
    単著, 2011年01月, 看護教育,52(1),P24-27,医学書院., 看護教員が形態機能学を担当する上での自己学習の仕方を単元「物質の流通」を例に取って概説した。文献検索の仕方、文献の読み方として複数の文献を比較しながら読む必要性、自己の身体を使っての構造の確認、生理学の知識の弱さと学習の必要性等にについて述べた。
  • 看護専門学校の成人看護学実習における観点別の評価内容
    単著, 2011年08月, 第15回日本看護管理学会年次大会講演抄録集,P89., 13校の成人看護学実習評価表の評価文を4つの観点、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」に分類し、その構成割合を見た。4つの観点間の割合では、「思考・判断」が平均38.5%と最も高く、思考過程中心で記録重視の評価構成といえる。「技能・表現」は平均24.0%であった。患者への直接的な看護介入の評価割合が少ない現状から看護基礎教育でどのような看護実践能力を育成していくか検討する必要がある。「関心・意欲・態度」は平均21.6%であり、評価全体の1/4近くを占めた。
  • 病院巡回訪問事業の背景・経緯
    単著, 2012年11月, 看護,64(13),P72-73,日本看護協会出版会, 東京都が実施する看護職員確保対策の「養成」「定着」「再就業」という3本柱の概要を提示し、定着対策の1つである「就業協力員による中小病院の巡回訪問事業」について事業立ち上げの背景と経緯について概説し、事情の委託先である東京都看護協会、東京都ナースプラザとの連携を紹介した。
  • 外来看護相談における現状と課題-システム作りから評価まで-
    単著, 2013年09月, 第18回日本糖尿病教育・看護学会学術集会抄録集,P73., 東京都が実施している看護外来相談開設促進事業の目的、都内病院の看護外来相談の開設状況、本事業の柱である開設促進研修の概要、看護外来相談開設促進に向けての課題について講演後、東京都の研修受講後、看護外来相談を開設した病院の看護部長、東京都看護協会会長とのディスカッションを行った。参加者は100名程度。
  • 東京都立看護専門学校における「授業研究」研修の実際
    単著, 2014年01月, 看護教育,55(1),P24-31,医学書院., 都立看護専門学校における看護教員の職場研修のなかの「授業研究」の位置づけ、取り組みの実際、授業研究が他の研究より役立つ点、今後の課題について概説した。特に、取り組みの実際は読者が授業研究を開始する際に参考になるよう服務、手続き、テーマの決め方、共同研究の進め方、評価方法、報告会開催による他看護学担当教員との共有等を説明した。
  • 東京都における看護外来相談開設促進事業の概要
    単著, 2014年01月, 日本糖尿病教育・看護学会誌,18(1),P79-82., 平成22年度から東京都が実施している看護外来相談開設促進事業の目的、都内病院の看護外来相談の開設状況、本事業の柱である開設促進研修の概要、看護外来相談開設促進に向けての課題について、病院の実態調査結果や研修受講者のアンケート結果を基に概説した。500床以上の病院の6割が看護外来相談を開設している一方、300床未満の病院の開設は1割にも満たない。都内病院の8割が中小病院である現状を踏まえ、より地域に密着した中小病院での開設促進が課題である。
  • 介護保険施設の看護師が摂食・嚥下障害のある高齢者への対応で困っていること
    その他(発表学会等), 2014年09月, 第20回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会, 介護保険施設の看護師が摂食・嚥下障害のある高齢者への対応で困っていることを明らかにするために、特養3施設、老健2施設の看護師にインタビューを行い、得られたデータを質的帰納的に分析した。摂食・嚥下障害がある高齢者の対応で困っていることとして「必要な栄養や水分量の維持が困難」を始め6つのカテゴリが抽出された。
  • 異文化看護をどう教授するか
    共著, 2019年06月, 看護教育,60(6),P468-474,医学書院., 実習病院の外国人向け医療コーディネーターの看護師と文化人類学講師および看護教員とで、異文化看護のコラボレーション授業の企画・実施と受講した学生の反応、教員間のリフレクション内容を記述し、異文化看護をコラボレーションで教える効果について述べた。
  • 外国人医療コーディネーター看護師、文化人類学講師、看護教員での異文化看護のコラボレーション授業の試み
    その他(発表学会等), 2019年08月, 第50回日本看護協会‐看護教育-学術集会, 看護学生3年生に外国人医療コーディネーター看護師、文化人類学講師、看護教員での異文化看護のコラボレーション授業を実施し、学生からのアンケートを質的に分析した結果、「気づき・気になる」の視点の広がり他、7カテゴリが抽出された。
  • A看護専門学校卒業生の卒後30年の動向調査 第1報~第4報
    その他(発表学会等), 2019年10月, 第50回日本看護学会‐看護管理‐学術集会, 卒後30年を経過した看護専門学校の卒業生で、連絡が取れ調査協力が得られた143名(30.9%)に自記式質問紙による留置き調査を実施した。回収率85.3%。第1報から第4報に分けて報告した。
    現在の就業状況は95.7%の人が看護職として就業しており、就業し続けられた理由は「家族や周囲の人の協力」が一番多かった(第1報)。記憶に残っている授業は「看護技術」であった(第2報)。臨地実習はつらい体験と学びを深めた体験との両方が記憶に残っていた(第3報)。教員については実習での関わりが一番記憶に残っていた(第4報)。
  • コロナ禍における基礎看護学実習Ⅱの学内代替実習で学生が認識した成果
    その他(発表学会等), 2023年03月, 日本医学看護学教育学会 第33回学術学会, コロナ禍における基礎看護学実習Ⅱの学内での代替実習を終えた学生が認識した実習の成果を記録から質的に分析した。成果は、11サブカテゴリー、5カテゴリー【変化する対象を捉えた援助の実施と評価】【個別性を捉えた看護技術】【グループの思考力と看護実践力の高まり】【コミュニケーションの重要性と信頼関係獲得のプロセス】【実習への責任と倫理観】で構成された。
  • コロナ禍での基礎看護学実習Ⅱの学内代替実習終了時に学生が抱いた課題
    その他(発表学会等), 2023年03月, 日本医学看護学教育学会 第33回学術学会, 学内で代替案を用いた基礎看護学実習Ⅱの学生が終了時に抱いた課題を記録から質的に分析した。結果、課題は、7サブカテゴリーと4カテゴリー
    【円滑なコミュニケーションと良好な人間関係の構築】【対象の看護ができるための知識・技術の習得】【根拠に基づく対象への適切な援助の実施】【自己の改善点と実習に臨む姿勢】で構成された。

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 看護学概論

資格、免許

  • 1982年05月01日
    看護師