岸本 久美子

ヒューマンケア学部 看護学科講師
Last Updated :2025/10/27

■研究者基本情報

学位

  • 博士(心理学)
  • 修士(看護学)
  • 学士(人間健康科学)

研究キーワード

  • compassion, 共感疲労, 共感満足, 心理的安心感

研究分野

  • ライフサイエンス, 生涯発達看護学

■経歴

経歴

  • 2019年 - 現在
    帝京平成大学

学歴

  • 東京成徳大学大学院, 心理学研究科
  • 東京医科歯科大学大学院, 保健衛生学研究科
  • 京都大学, 医学部人間健康科学科

■研究活動情報

受賞

  • 2021年04月

論文

MISC

  • 慈しみ深くなることへの勇気               
    岸本 久美子; 小室 葉月; 石村 郁夫
    日本精神保健看護学会学術集会・総会プログラム・抄録集, 2021年05月
    (一社)日本精神保健看護学会

講演・口頭発表等

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 精神科看護師の共感疲労・共感満足への支援プログラムの作成と評価
    基盤研究(C)
    帝京平成大学
    2019年04月01日 - 2023年03月31日
    2021年度の目的は、(1)看護師の共感満足に焦点化した支援プログラムの作成と、(2)看護師を対象とした支援プログラムの介入予備調査を行うことであった。
    (1)支援プログラムの内容は,コンパッション・フォーカストセラピーの書籍を参考に原案を作成し,2020年度の研究知見に基づいて,心理教育の内容を追加した。支援プログラムの目的は「自分にとって適度な共感疲労と共感満足のバランスを整えること。」とした。支援プログラムは週1回,全8回,1時間程度/回で設定し、オンデマンド動画を視聴する個人プログラムの形式とした。コンパッション・フォーカストセラピーは、自己へのコンパッションを高め、恥感情や自己批判の低減を得意とするセラピーである。2020年度の研究では、自己へのコンパッションは、看護師の共感疲労と共感満足への影響因子であることが示唆されていたため、本支援プログラムの作成は、今後のメンタルヘルス対策への一助となると考えられる。
    (2)(1)で作成した看護師の共感疲労と共感満足への支援プログラムを看護師6名を対象に実施し、1.対象者の支援プログラムによる変化、2.日常生活と仕事への般化、3.ドロップアウト要因、で検討することを目的とした。結果、支援プログラムによって看護師の慈悲心ならびにセルフコンパッションが有意に高まり、共感満足は有意な改善傾向が示された。また,支援プログラムの日常生活ならびに仕事への般化については,対象者が取り組みやすいエクササイズを毎回設定すること,ドロップアウト率を下げるためには,対象者の特徴に合わせた実施期間の工夫,対象者の年代,プログラム実施経過中の反応を把握しながら関われる仕組みが必要であることが示唆された。



社会貢献活動

  • 日本精神保健看護学会権利擁護虐待防止プロジェクト;日本精神科病床を有する医療機関等での虐待防止と権利擁護の取り組みに関する文献・事例等報告書               
    報告書執筆
    日本精神保健看護学会, 2023年07月01日
  • 草加市市民後見人養成研修「傾聴の心構えと実務〜認知症高齢者や精神障害者、知的障害者に対する支援を通じて〜」               
    講師
    草加市社会福祉協議会, 2021年12月16日
  • 傾聴電話勉強会               
    講師
    草加市社会福祉協議会, 2020年12月15日

学術貢献活動

  • Reviewer               
    査読
    2025年02月01日 - 現在

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 精神看護学実践Ⅲ

資格、免許

  • 公認心理師
  • 保健師
  • 看護師