依田 忍
| 人文社会学部 児童学科 保育・幼稚園コース | 准教授 |
Last Updated :2025/09/10
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論文
- 今後の社会福祉教育の方向性
単著, 少子高齢社会を支える福祉専門職に期待される能力・人間像と、現代の若者の精神的な未熟・自立度の低さとを比較し、社会福祉教育の現場は何を教育指導上の課題として重視し、いかに取り組むべきかを問題提起した。特に、社会福祉援助者の資質として求められる『バイステックの7原則』や『自己覚知』に関して、それが学生のボランティア実践や現場実習等を契機としてどのように内面化され、育まれていくか、ま, 学校法人川口学園教育研究誌「教育研究」第17号, 1999年10月 - 実習における研究的態度の育成 -実習日誌にみる気づきと対象理解・自己覚知-
単著, 社会福祉援助現場実習における学生の実習日誌と実習施設からの評価結果をデータとして、実習生の自己覚知を深め、また援助対象者を理解する能力を高めるためには、教育機関側はどのような観点と方法によって実習指導を行うべきかを検証した。座学とタイアップした社会福祉実践現場への見学や参加と、日常的な文書作成を学生に義務づけ『言葉による自己分析と自己表現、自己覚知の促進』を目指した教育手法が一, 学校法人川口学園教育研究誌「教育研究」第19号, 2001年10月 - 保育現場におけるソーシャルワーク実践の人的基盤 -専門職養成の課題を考える-
単著, 現代の保育士には、乳幼児ケアの知識・技術だけでなく、地域、家庭を含む生活環境の改善に向けた相談援助の能力が求められているため、その力量を養う教育カリキュラムのあり方を提案した。特に、保育士の養成カリキュラムに社会福祉援助技術者としての知識と実践力を培う科目を取り入れること、またカウンセラーとしての知識と基礎技術を教育内容に取り入れることによって、より高度な実践力を持った保育士の, 学校法人川口学園教育研究誌「教育研究」第20号, 2002年10月 - 学生指導に活かしたいカウンセリングの視点
単著, 保育や福祉の分野には、しばしば臨床心理的な意味でクライエントとしての要素を持った学生が存在する。そのような学生を専門職養成カリキュラムの枠組みの中で指導することには、常に困難がつきまとう。そこで、例えば実習指導のような教育実践の中に、このような学生たちの心理的ニーズに対応したカウンセリングの視点を導入する可能性を考察した。具体的には、REBT(論理療法)に着目し、その導入効果を, 学校法人川口学園教育研究誌「教育研究」第21号, 2003年10月 - 障害児保育の今後に向けての一考察 -統合保育の充実と世代間の統合を考えるー
単著, 保育現場においては障害児と健常児の統合保育が実践されてきた。しかし、障害児保育の専門性だけでなく統合をなしとげる力量をもった保育者を確保することは容易ではない。その背景に保育行政の不備がある中、経験豊かな高齢世代を保育現場において積極活用することの意義を探った。そのキーワードとして「世代間統合」を掲げ、それが今後の少子高齢社会において果たす役割とその意義についても併せて論じた。, 帝京平成大学児童学科研究論集第8号, 2018年03月