山口 亜未

ヒューマンケア学部 看護学科助教
Last Updated :2025/10/07

■研究者基本情報

学位

  • 修士(看護学), 2019年03月

研究キーワード

  • 基礎看護学
  • 看護教育学

研究分野

  • ライフサイエンス, 基礎看護学

■経歴

経歴

  • 2022年04月 - 現在
    帝京平成大学, ヒューマンケア学部 看護学科
  • 2010年04月 - 2022年03月
    国立国際医療研究センター病院

学歴

  • 2014年04月 - 2019年03月, 国立看護大学校, 研究課程部, 看護学研究科前期課程
  • 2006年04月 - 2010年03月, 国立看護大学校, 看護学部, 看護学科

■研究活動情報

論文

  • 臨床経験1年目看護師と2年目看護師の看護実践の質の比較 就職後11ヵ月後、1年11ヵ月時の調査を通して
    山口 亜未; 亀岡 智美; 上國料 美香
    国立病院看護研究学会誌, 2021年09月, [査読有り]
    1年目と2年目の看護師の看護実践の質を比較し、両看護師の看護実践の特徴と教育や支援のあり方を検討した。全国79病院の病棟に勤務する1年目(1183名)と2年目(1059名)の看護師に「看護師の問題解決行動自己評価尺度」(服部ら, 2010)(以下PSN)を含む調査票を配布した。有効回答数は、各々360部、306部であり、これらを統計学的に分析した。結果は、1年目看護師のPSN得点の平均よりも2年目看護師のそれが有意に高いことを示した。

MISC

講演・口頭発表等

  • 看護学科1年生が地域事業への参加を通して得た学び               
    原 美鈴; 河野 杏奈; 山口 亜未; 柳田 徳美; 道木 恭子; 西 留美子
    2023年12月09日, 日本看護科学学会
    研究目的は、看護学科1年生が地域事業プログラム(以下、プログラム)への参加を通して得た学びを明らかにすることである。プログラムの概要は、①教員の提示した9事業のうち1つを学生自身が選択する、②学びを深める目的の事前課題に取り組む、③事業に参加する、④参加を通して得た学びを事後課題としてまとめ、発表するという内容であった。プログラムに参加し、全ての課題を提出した学生のうち、研究協力への同意を得られた者の事後課題の記述内容を分析した。分析対象項目は、「a. 参加を通して感じたこと、学んだこと」、「b. 実際に参加して新たにわかったこと」、「c. イメージが異なったこと・変わったこと」の3項目とした。分析は質的記述的に行い、具体的には、記述内容を精読後、1つの意味内容を1記録単位として抽出し、類似性に従い集積し、カテゴリー及び主題を見出した。なお、倫理審査委員会にて承認を得て実施した(承認番号:2022-104)。A大学看護学科1年生125名のうち、同意を得られた85名(研究参加率:68%)の記述を分析した。「a. 参加を通して感じたこと・学んだこと」は、172記録単位から14カテゴリーに集積され、〈想像と違った実際の当事者像〉〈無意識の偏見と障がい〉〈当事者・家族と支援者のかかわりの実際〉〈支援者について〉〈事業の意義〉〈地域におけるまちづくりとの関連〉の6主題が確認された。また、bは161記録単位から17カテゴリーに、cは134記録単位から28カテゴリーに集積された。a, b, cの共通点は、実際に接した当事者の姿やかかわり方に関する実感を伴う表現が多く見られたことであった。
    学生が当事者・家族や支援者とのかかわりを通して理解を深め、障がい者や認知症高齢者など当事者を個性ある人として捉えて強みを見出すこと、これらの人々を含む全ての人が暮らしやすい地域を目指す必要性に気づくことができていたことから、本プログラムの目標を概ね達成できたと考えられる。
  • 臨床経験1年目看護師と2年目看護師の看護実践の質の比較 就職後11ヵ月時、1年11ヵ月時の調査結果に基づいて
    藤岡 亜未; 亀岡 智美; 上國料 美香
    日本看護教育学学会学術集会, 2019年08月24日, 日本看護教育学学会
    研究目的は、1年目看護師と2年目看護師の看護実践の質の現状、および、それに関係する特性を解明するとともに、両看護師間の結果の比較を通し、これらの看護師の看護実践の特徴と教育や支援のあり方を検討することである。 文献検討に基づき構築した概念枠組みは、看護実践の質に関係する可能性のある看護師の特性22変数を含む。看護実践の質の測定には「看護師の問題解決行動自己評価尺度」 (以下PSN、9下位尺度、45項目)、看護師の特性および対象者の背景の把握には看護師特性調査紙を用いた。全国79病院の病棟に勤務する1年目(1,183名)と2年目(1,059名)の看護師に調査票を配布した。1年目看護師、2年目看護師からの調査票回収数(回収率)は、各々、413部(34.9%)、372部(35.1%)であった。有効回答数は、各々、360部、306部であり、これらを統計学的に分析した。結果は、1年目看護師(以下、1年目群)のPSN全45項目から算出した1項目あたりの得点の平均(3.55点)よりも2年目看護師(以下、2年目群)のそれ(3.65点)が有意に高い(p = .008)ことを示した。また、1年目群、2年目群ともに〔自己の看護実践に対する自信〕が、さらに、1年目群は〔自分に合った日常生活の構築状況〕、2年目群は〔看護師としての目標の明確性〕等が看護実践の質に関係していた。これらの結果を文献と照合し、1年目看護師、2年目看護師の看護実践の特徴、教育や支援への示唆を得た。

所属学協会

  • 2022年05月 - 現在
    日本看護科学学会               
  • 2021年03月 - 現在
    国立病院看護研究学会               
  • 2018年08月 - 現在
    日本看護教育学学会               

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 基礎看護学実践Ⅰ

資格、免許

  • 看護師