山本 暢
| 人文社会学部 人間文化学科 メディア文化コース | 講師 |
Last Updated :2025/10/07
■研究者基本情報
■経歴
経歴
■研究活動情報
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 北米カナダ・中南米の先住民神話・儀礼の比較研究
基盤研究(C)
愛知県立大学
2020年04月01日 - 2023年03月31日
2020-21年度については新型コロナウィルスの関係で、渡航が難しく、研究代表者及び分担者はそれぞれ国内での文献探索や文献調査など、予備的調査を行うのみにとどまった。2022年度にカナダやアメリカ、メキシコへの渡航が可能になれば、海外調査を行う予定であるが、厳しい場合は、文献研究やオンラインでのインタビューなど予備的研究に止まらざるを得ない。2021年度の研究実績としては、5月に一回、オンラインで研究会を開き、互いの研究進捗状況について報告しあった。そこでは、研究分担者の木村と笹尾、岩崎、谷口がそれぞれ、自分が行っている研究について発表した。
研究分担者の木村は、「『ジャガーの炎』とテレンス・S・ターナー」について発表した。笹尾は、「災禍の非常時下での儀礼(祭礼)~循環的世界への回帰定点となる儀礼~」について発表した。岩崎は、「粘菌的存在論ー南方熊楠の供犠論ー」について発表し、谷口は「共感と浄化の儀礼としてのスウェットロッジ」について発表した。また、木村と谷口は北米と南米のネイティブアメリカンの神話についてそれぞれ、第80回日本宗教学会(2021年9月6-8日、関西大学)でパネル発表した。(谷口智子「征服のトラウマとしてのインカリ神話と民衆劇」/木村武史「北米先住民神話にみる性愛と暴力」)。また、同テーマで2022年3月に発刊された木村武史編著『性愛と暴力の神話学』晶文社にて、木村と谷口の2名は論文を上梓している(谷口論文については297-358ページ、木村論文については329-360ページ)。