大野 賢一

薬学部 薬学科准教授
薬学研究科 薬学専攻准教授
Last Updated :2025/10/07

■研究者基本情報

学位

  • 博士(薬学), 昭和大学

研究キーワード

  • 検査、診断
  • 酸化ストレス
  • イムノアッセイ
  • 微量分析
  • 生物発光化学発光
  • 光計測

研究分野

  • ライフサイエンス, 薬系分析、物理化学
  • ナノテク・材料, 分析化学

■経歴

経歴

  • 2020年04月 - 現在
    帝京平成大学, 薬学部, 准教授
  • 2016年04月 - 2020年03月
    東北医科薬科大学, 薬学部, 准教授
  • 2015年04月 - 2016年03月
    東北薬科大学, 薬学部, 准教授
  • 2011年04月 - 2015年03月
    東北薬科大学, 薬学部, 講師
  • 2009年04月 - 2011年03月
    東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師
  • 2007年04月 - 2011年03月
    昭和大学, 薬学部, 助教
  • 2004年07月 - 2007年03月
    昭和大学, 薬学部, 助手
  • 2002年04月 - 2004年06月
    東京都立大学大学院, 工学研究科, 助手

学歴

  • 1999年04月 - 2002年03月, 昭和大学, 大学院薬学研究科, 医療薬学専攻
  • 1997年04月 - 1999年03月, 昭和大学, 大学院薬学研究科
  • 1993年04月 - 1997年03月, 昭和大学, 薬学部, 薬学科

委員歴

  • 2011年 - 2020年
    東北支部幹事, 日本分析化学会
  • 2011年 - 2016年
    分析化学編集委員, 日本分析化学会
  • 2014年 - 2015年
    東北支部幹事, 日本薬学会
  • 2002年 - 2011年
    関東支部幹事, 日本分析化学会

■研究活動情報

論文

MISC

書籍等出版物

講演・口頭発表等

  • キノリンカルボン酸試薬を用いたプロトン親和型誘導体化の開発とLC-ESI-MS/MSによるステロイドの定量               
    小松 祥子; 大野 賢一; 柴田 憲太朗; 細谷 和也; 藤村 務; 本間 勇大; 西村 朝子; 中北 敏賀; 山下 幸和
    日本薬学会年会要旨集, 2020年03月, (公社)日本薬学会
  • 電気化学測定によるセサモールの簡易分析法の開発               
    大野 賢一; 熊野 征行; 佐藤 勝彦; 藤村 務
    日本薬学会年会要旨集, 2020年03月, (公社)日本薬学会
  • 白内障の病態形成に関与するクリスタリン中Asp残基異性化の乳酸による触媒機構 計算化学的・生化学的検討               
    真鍋 法義; 佐々木 雅人; 田中 大; 大野 賢一; 大野 詩歩; 桐越 亮太; 加藤 創; 藤村 務; 柴田 信之; 高橋 央宜
    日本薬学会年会要旨集, 2019年03月, (公社)日本薬学会
  • 環境応答性蛍光リガンドの開発とエストロゲン様化合物の活性測定への応用               
    小松 祥子; 大野 賢一; 藤村 務
    日本薬学会年会要旨集, 2019年03月, (公社)日本薬学会
  • K562細胞におけるセサモールの抗腫瘍効果に関する構造活性               
    藤村 務; 大野 賢一; 數野 彩子; 上野 隆; 蓬田 伸
    日本生化学会大会プログラム・講演要旨集, 2018年09月, (公社)日本生化学会
  • 環境応答性蛍光リガンドの開発とエストロゲン受容体に対する結合特性の評価               
    小松 祥子; 大野 賢一; 藤村 務
    日本薬学会年会要旨集, 2018年03月, (公社)日本薬学会
  • 環境応答性蛍光リガンドを用いたエストロゲン受容体結合アッセイの開発               
    小松 祥子; 大野 賢一; 藤村 務
    日本薬学会年会要旨集, 2017年03月, (公社)日本薬学会
  • 生物発光及び化学発光による硫化水素の高感度分析法の開発               
    大野 賢一; 山田 愛子; 渡部 莉奈; 藤井 優美子; 藤村 務
    日本薬学会年会要旨集, 2017年03月, (公社)日本薬学会
  • チオウレア誘導体を用いた新規抗酸化能測定法の構築               
    佐野 佳弘; 林 麻里杏; 竹内 涼; 大野 賢一; 荒川 秀俊
    日本薬学会年会要旨集, 2017年03月, (公社)日本薬学会
  • 福祉教育の新たな広がりを模索して 理系学生に対する福祉教育の必要性に注目して 教員へのインタビューからの学び 仲間と一緒に課題解決               
    大野 賢一
    日本福祉心理学会大会プログラム・発表論文集, 2015年09月, 日本福祉心理学会
  • LC-ESI-MS/MS法による水酸化ステロイドのメタボローム解析 安定同位体標識カテコールエストロゲン-GSH付加体の調製               
    山下 幸和; 近藤 惠美; 白取 未希; 小松 祥子; 加藤 創; 大野 賢一; 沼澤 光輝
    日本薬学会年会要旨集, 2013年03月, (公社)日本薬学会
  • LC-ESI-MS/MS法による水酸化ステロイドのメタボローム解析 27ステロイドの一斉分析               
    山下 幸和; 小松 祥子; 加藤 創; 大野 賢一; 沼澤 光輝; 本間 誠次郎
    日本薬学会年会要旨集, 2012年03月, (公社)日本薬学会
  • 新規dATP誘導体を用いた生物発光によるSNP解析法               
    沖山 かおり; 佐野 佳弘; 大野 賢一; 釜堀 政男; 鈴木 繁哉; 猪上 尚徳; 南川 典昭; 松田 彰; 荒川 秀俊
    臨床化学, 2007年10月, (一社)日本臨床化学会
  • 01P3-005 新規発蛍光剤セサモールを用いた硝酸製剤からのNO測定(品質管理、製剤試験,医療薬学の扉は開かれた)
    阿部 誠治; 大野 賢一; 村山 純一郎; 荒川 秀俊
    日本医療薬学会年会講演要旨集, 2006年, 一般社団法人 日本医療薬学会
  • 合成女性ホルモンDiethylstilbestrolの化学発光計測               
    春日 一孝; 穂谷野 聡; 大野 賢一; 山田 正昭
    日本分析化学会講演要旨集, 2004年08月, (公社)日本分析化学会
  • 蛍光偏光度測定による化学物質とエストロゲン受容体との相互作用解析               
    大野 賢一; 福島 健; 三田 智文; 正宗 行人; 早川 和一; 前田 昌子; 今井 一洋
    日本薬学会年会要旨集, 2002年03月, (公社)日本薬学会
  • 新規チオール用発蛍光誘導体化試薬AcABD-Fの開発               
    岡部 弘基; 和田 麗子; 大野 賢一; 内山 聖一; 三田 智文; 今井 一洋
    日本薬学会年会要旨集, 2002年03月, (公社)日本薬学会
  • 蛍光偏光度測定法による化学物質とエストロゲン受容体(ERβ)との相互作用解析               
    鈴木 祥子; 大野 賢一; 三田 智文; 今井 一洋
    日本薬学会年会要旨集, 2002年03月, (公社)日本薬学会
  • 蛍光偏光度測定による化学物質とエストロゲン受容体との相互作用解析(その2) 化学物質の受容体への親和性の評価               
    大野 賢一; 福島 健; 三田 智文; 前田 昌子; 今井 一洋
    日本薬学会年会要旨集, 2001年03月, (公社)日本薬学会

所属学協会

  • 日本薬学会               
  • 日本分析化学会               
  • 日本生物発光化学発光研究会               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 質量分析法を用いた肥満による喘息の重症・難治化因子の同定と治療法の開発
    基盤研究(C)
    東北医科薬科大学
    2019年04月01日 - 2022年03月31日
    気管支喘息(以下、喘息)の基本病態である慢性気道炎症に対する吸入ステロイドの普及により、喘息による死亡者数は年々減少してきている。その一方で、高齢者の重症・難治性喘息患者の喘息死亡者数の減少はわずかで、「喘息死ゼロ作戦」を推進している我が国としては、この重症・難治化の病態を明らかにし、新たな治療法を開発することが急務となっている。近年、社会・医療経済的に問題となっている肥満がこの重症・難治化に関与していることが明らかとなり、我々もこれまでの研究で肥満による喘息悪化の機序を検討してきた。その結果、内臓脂肪組織の免疫代謝的機能変化が喘息悪化に関与していることが明らかとなったが、いまだその機序には不明な点が多く残されている。本研究では、多様な生物分子を分析対象とできる特性をもつ質量分析法を用いて、肥満による内臓脂肪組織の機能的変化に関与している未知の因子を同定することで喘息の重症・難治化の機序を明らかにし、それら因子の構造や機能をもとに新たな治療法を開発することを目的とする。
    2021年度は、2019、2020年度に非肥満ならびに肥満マウス喘息モデルの肺組織と内臓脂肪組織(腎周囲脂肪組織)の薄層クロマトグラフィー(TLC)の結果から得られた未知の候補分子に対して液体クロマトグラフィータンデム質量解析(LC-MS/MS)を行い、物質の同定を開始したが、新型コロナウイルス感染症の蔓延と持続、ならびにその対策のため研究遂行困難な状況に陥ったことから研究期間を1年間延長することを申請した。
  • 副腎皮質病態解析のためのtargeted steroidomics研究
    基盤研究(C)
    2013年04月01日 - 2016年03月31日
    染色体異常等による副腎の過形成/低形成に基づく原発性の副腎皮質ホルモン産生異常は難治性のものが多く、早期の診断と治療が必要となる。本研究では、このような疾患の早期診断を目的として、コルチゾールおよびその生合成前駆体/代謝関連化合物の微量定量を、少量の生体試料で行えるよう、プロトン親和性誘導体とLC-ESI-MS/MS法を用いて構築した。本研究では、定量用の重水素標識内標準物質の調整、18-オキソコルチゾールの合成をはじめ、各種プロトン親和性誘導体の有用性を精査し、ピコリン酸エステル誘導体が最も優れていることを見出し、誘導体の副腎皮質ホルモン産生異常疾患の診断への応用を展開した。
  • 前立腺がんの進展とアンドロゲンの動態解析               
    東北薬科大学
    2011年04月 - 2012年03月
  • エストロゲンオルトキノンの定量法開発と乳がんの発がん機構解析への応用
    基盤研究(C)
    東北薬科大学
    2010年 - 2012年
    カテコールエストロゲンが酵素的あるいは非酵素的に酸化されて生成するオルトキノンを、フェナジン誘導体とすることにより、LC-MS により選択的に高感度で定量できることを見出した。この手法を活用して、カテコールエストロゲンからオルトキノン生成を触媒するタンパクや金属イオンを作用を確認することができた。さらに、乳がんのイニシエーションに重要と考えられる、オルトキノンの生体内タンパクとの付加体分析のモデル実験として、オルトキノンのグルタチオンや L-システインとの付加体の定量法を確立した。
  • 遺伝子増幅法を用いた超高感度生物発光イムノアッセイの開発
    若手研究(B)
    2009年 - 2011年
    本研究では、イムノアッセイの高感度化を目的として遺伝子増幅法を検出系とする方法の開発を検討した。その遺伝子増幅法には等温条件下で連続的にDNA伸長反応が進行するLAMP(Loop-mediated isothermal Amplification)反応とRCA(Rolling Circle Amplification)反応を検討した。物理的及び化学的に安定なDNAを標識とするイムノアッセイ系の構築により、酵素を標識とする従来法と比較して、高い安定性の標識抗原の調製と遺伝子工学技術の応用による高効率なシグナル増幅反応を達成した。
  • 進化分子工学技術を用いたアプタマーの作製とその臨床検査法への応用
    基盤研究(C)
    昭和大学
    2007年 - 2009年
    アプタマーとは、SELEX(Systematic evolution of ligands by exponential enrichment)法により得られるRNA又は1本鎖DNAで、抗体のように特定の物質に結合することができる核酸分子からできた人工核酸抗体である。アプタマーの特徴は、in vitroでの作製が可能である、免疫寛容などの必要がない、また、アプタマーの塩基配列を一度確定できれば化学合成や酵素核酸増幅法で多量に作製することができる点にある。本研究では、(1)アプタマーを用いた新規分析法の開発、(2)新規アプタマーの創製、(3)アプタマーを用いた臨床診断法の確立を行い、アプタマーを用いた新たな診断試薬の開発を行った。
    最初に、トロンビンの高感度アッセイを検出にマイクロチップ電気泳動を用いて開発した。この実験では、トロンビン1 pmolが検出できた。次に、臨床上重要なホルモンであるHMGに対するアプタマーをSELEX法により調製し、そして得られたアプタマーを用いてHMGの分析法を開発した。同様にamyloid-β peptideとoxytocinについても検討した。

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 物理学基礎演習

資格、免許

  • 1997年05月30日
    薬剤師免許
  • 2004年04月08日
    甲種危険物取扱者免状