熊本 浩樹

薬学部 薬学科教授
Last Updated :2026/06/14

■研究者基本情報

学位

  • 博士(薬学), 昭和大学, 2001年07月

■経歴

経歴

  • 2026年04月 - 現在
    帝京平成大学, 薬学部, 教授
  • 2018年04月 - 2026年03月
    日本薬科大学, 薬学部, 准教授
  • 2004年04月 - 2018年03月
    昭和大学, 薬学部, 講師
  • 2005年02月 - 2006年02月
    オルレアン大学, 有機・分析化学研究所, 博士研究員
  • 1997年04月 - 2004年03月
    昭和大学, 薬学部, 助手

学歴

  • 1995年04月 - 1997年03月, 昭和大学大学院, 薬学研究科, 博士前期課程
  • 1991年04月 - 1995年03月, 昭和大学, 薬学部, 生物薬学科

■研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • HBV複製完全阻止とcccDNA枯渇によるB型肝炎治癒機序のPXBマウスでの解明
    基盤研究(B)
    国立研究開発法人国立国際医療研究センター
    2023年04月01日 - 2026年03月31日
    本研究ではヒトB型肝炎ウイルス(HBV)のウイルス複製を完全に阻止する可能性を有する新規薬剤候補化合物:新規核酸アナログ(E-CFCP)とHBV慢性感染ヒト肝キメラマウス(PXBマウス)を用いてcccDNA (covalently closed circular DNA) 枯渇によるB型肝炎治癒を検討するための評価系を確立し 解析を行うことで、B型肝炎治癒に係る抗HBV治療とB型慢性肝炎治癒の病理学・抗ウイルス学的基盤を形成することを目的としている。cccDNAはHBV感染に続いて肝細胞核内で形成されHBV 複製の鋳型として機能し、新たに産生されたHBV-DNAが持続的に核内にrecruit/補充され一定数が形成維持されている。 このようにcccDNAは感染細胞核内でエピソームとして、あたかもHBVにとってのゲノムのように存続することからHBV感染によって起こるB型慢性肝炎の治癒にとって最大の障壁となっている。
    本年度はPXBマウスに2x10<5> copies/mouse でHBVを接種し8週間継続飼育で血中HBV-DNAレベルが 2x10<7>-8x10<8> copies/mLのHBV慢性感染PXBマウスを作製した。続いて作製したHBV慢性感染PXBマウスへ新規核酸アナログE-CFCP 2mg/kg の9週間1日1回連続経口投与. (実験コントロールとしては既存の核酸アナログであるエンテカビル(ETV) および 薬剤なし溶媒液のみの投与群をおいて同様に長期間1日1回連続経口投与を実施) 1週間に1回採血を行い血中HBV-DNAレベル, HB 関連タンパク量を継続測定した。最終剖検時には全血、肝臓組織等サンプリングを行った。採取した試料の解析を可能な限り前倒して開始し、研究を進展させた。
  • 新規SAHase 阻害剤;塩基部,糖部修飾型ヌクレオシドの合成と生物活性の探索
    若手研究(B)
    昭和大学
    2006年 - 2007年
    新規SAHase阻害剤の開発を目的とし、既に強力な阻害剤として知られているヌクレオシド系抗生物質ネプラノシンAの4'および5'-炭素置換誘導体の合成を行った。共通の合成中間体として、ビニルスタナンを設定した。すなわち、容易に入手可能なリボースまたはマンノースからオレフィンメタセシスを経由して調整可能なビニルスルホンに対するラジカル反応について検討した。何れの誘導体の場合にも、ラジカル条件下での脱硫的スタニル化反応を鍵として適用し、効率的に共通の合成中間体であるビニルスタナンを得た。それぞれMitsunobu反応を利用することによってプリン塩基を導入し、共通の合成中間体であるアデニルビニルスタナンへ変換した。これらに対し、パラジウム触媒を利用するクロスカップリング反応を適用することによって、フェニル、ビニル、ベンジル、エチニルなどのほぼ任意のSp2世炭素官能基を導入する事が出来た。得られた表題化合物のうち、4'-置換体について既にSAHase阻害活性を検討したが、顕著に活性を示すものは見出されなかった。しかしながら、今日まで明らかとされていなかった脱硫的スタニル化反応の機構をモデル化合物を利用することで推定機構を提唱しうる煮いたったことは、有機合成化学の領域において有用な前進と考えられる。今後5'-置換体の活性についても検討する。
  • 糖部2',3'炭素置換d4ヌクレオシドの新規合成法の開発と抗HIV活性の探索
    若手研究(B)
    昭和大学
    2003年 - 2004年
    我々は、新規抗HIV剤の創製を目的として、現在臨床の現場で使用されているスタブジン(d4T)の各種糖部炭素置換体の新規合成法を開発した。本研究の過程で見いだされた、d4Tのスタニルマイグレーションは、有機合成反応としても新規であり、各種糖部3'炭素置換d4T類を最も短行程で合成する手法として確率した。また、ビニルスルフォンを基質として使用する脱硫的スタニル化反応により、各種糖部3'炭素置換d4A誘導体も合成することができた。さらに、金属-スルホキシド交換反応を適用することで、新規糖部2'炭素置換d4U誘導体をも合成可能となり、任意のd4ヌクレオシドの2'および3'炭素置換アナログすべての合成法を確立した。残念ながら、本プロジェクトによって合成された各種糖部炭素置換d4ヌクレオシド誘導体は、いずれも細胞宿主に体する毒性を示さないものの、顕著な抗HIV作用を示すものは皆無であった。しかしながら、本研究によって見いだされた、合成法はいずれも、有機スズを用いる炭素官能基化を鍵反応としており、有機スズ化合物の反応性および展望と適応限界を理解する上で、多いに貢献したものと考えられる。なかでも、本研究によって検討された脱硫的スタニル化反応は、適用範囲が広く、各種ビニルスタナン誘導体を合成する最も簡便な手法として確立された。事実、研究代表者は、本手法を利用することにより、新規糖部5'炭素置換4',5'不飽和アデノシン誘導体や、4'修飾型ネプラノシンA類を合成した。これらの化合物群は、現在抗マラリア剤の開発領域で最も注目されている、S-アデノシル-L-ホモシステイン加水分解酵素(SAHase)の強力な阻害剤であるZDDFAやネプラノシンAの炭素分岐型アナログであり、今後その生物活性に期待がもたれる。

■大学教育・資格等情報

資格、免許

  • 薬剤師免許