斧 康雄

副学長総務担当
健康メディカル学部 医療科学科 救急救命士コース学部長/学科長/教授
健康メディカル学部 医療科学科 臨床工学コース学部長/学科長/教授
健康メディカル学部 医療科学科 スポーツサイエンスコース学部長/学科長/教授
健康科学研究科 健康科学専攻教授
健康科学研究科 病院前救急医療学専攻教授
Last Updated :2025/10/07

■研究者基本情報

学位

  • 医学博士, 東京大学

研究キーワード

  • 易感染宿主
  • セプシス
  • TLR
  • 自然免疫
  • カンジダ
  • 細菌毒素
  • 食細胞
  • MRSA
  • 緑膿菌
  • 多剤耐性アシネトバクター
  • 感染免疫
  • 薬剤耐性
  • 院内感染
  • 細胞遊走
  • 活性酸素
  • 好中球
  • 抗菌薬療法
  • 臨床微生物
  • 生体防御
  • 感染症

研究分野

  • ライフサイエンス, 感染症内科学
  • ライフサイエンス, 免疫学
  • ライフサイエンス, 内科学一般
  • ライフサイエンス, 消化器内科学
  • ライフサイエンス, 細菌学

■経歴

経歴

  • 2021年04月 - 現在
    帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授/学部長/副学長
  • 2003年04月 - 2021年03月
    帝京大学医学部微生物学講座 主任教授
  • 2003年04月 - 2021年03月
    Department of Microbiology & Immunology, Teikyo University School of Medicine, Professor & Chairman
  • 2003年04月 - 2021年03月
    帝京大学附属病院内科外来診療教授(感染症)
  • 2003年04月 - 2021年03月
    帝京大学医真菌センター, 教授(兼担)
  • 1999年 - 2003年
    帝京大学医学部微生物学講座 助教授
  • 1999年 - 2003年
    Department of Microbiology & Immunology, Teikyo University School of Medicine, Associate Professor
  • 1995年 - 1999年
    帝京大学医学部 内科学講座 講師
  • 1995年 - 1999年
  • 1994年 - 1995年
    帝京大学医学部第二内科学講座 助手
  • 1994年 - 1995年
  • 1993年 - 1994年
    米国カンサス大学内科感染症部門 研究員
  • 1993年 - 1994年
  • 1992年 - 1993年
    東京大学医科学研究所細菌感染研究部 文部技官
  • 1992年 - 1993年
  • 1985年04月 - 1992年
    帝京大学医学部二内科学講座 助手
  • 1985年 - 1992年
  • 1981年05月 - 1984年05月
    東京大学医科学研究所内科研修医/医員

学歴

  • 1981年, 徳島大学, 医学部, 医学科

委員歴

  • 1989年 - 現在
    評議員, 日本環境感染学会
  • 1989年 - 現在
    評議員, 日本化学療法学会
  • 1988年 - 現在
    評議員, 日本感染症学会
  • 1999年01月 - 2023年12月
    評議員, 日本細菌学会
  • 2012年11月 - 2022年10月
    委員, 国民健康保険診療報酬特別委員会
  • 2004年03月 - 2022年04月
    理事, 日本感染症医薬品協会(旧名:日本抗生物質学術協議会)
  • 2004年05月 - 2021年03月
    専門委員, 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
  • 2013年03月 - 2017年02月
    理事, 日本感染症学会東日本地方会
  • 2000年 - 2008年
    審査委員, 厚生労働省中央薬事審議委員会副作用被害救済機構
  • 2001年 - 2004年
    臨時委員, 厚生労働省薬事・食品衛生審議会

■研究活動情報

受賞

  • 1993年
    日本化学療法学会賞(上田泰学術奨励賞)
    日本国

論文

MISC

書籍等出版物

  • 標準微生物学 改訂第14版
    錫谷, 達夫; 松本, 哲哉; 神谷, 茂, 分担執筆, 斧 康雄;レンサ球菌属、腸球菌属 P136-144
    医学書院, 2023年03月
    9784260043311
  • 泌尿器科診療に役立つ周辺手技と処置
    勝岡 洋治企画, 分担執筆, 斧 康雄;泌尿器科領域における基本的な感染予防対策 P30-37
    医学図書出版, 2022年12月
    9784865175080
  • 今日の臨床検査
    斧 康雄; 26.感染症検査 P372-377. 矢冨, 裕; 広畑, 俊成; 山田, 俊幸; 石黒, 厚至; 桜林, 郁之介, 分担執筆
    南江堂, 2021年05月
    9784524228034
  • アスペルギルス抗原測定.               
    斧 康雄, 分担執筆, P884ー887, 臨床検査ガイド2020年改訂版.
    [大西宏明 Medical Practice 編集委員会・編]. 文光堂,東京, 2020年06月
  • 細菌性感染症を疑った場合の検査の進め方,検査データの評価をする際のポイント               
    斧 康雄, 分担執筆, P4ー13, 臨床検査ガイド2020年改訂版
    [大西宏明 Medical Practice 編集委員会・編]. 文光堂,東京, 2020年06月
  • 感染症検査,レビューアー P369ー373, 今日の臨床検査2019~2020.[櫻林郁之介監修,矢富裕,廣畑俊成,山田俊幸,石黒厚至・編]               
    斧 康雄
    2019年02月
  • レンサ球菌属,腸球菌属, P124-131,標準微生物学第13版.[神谷 茂, 錫谷達夫 編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    医学書院,東京, 2018年03月
  • 第7章 感染症.P99-146,シンプル内科学 改訂第2版.[寺野彰総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年10月
  • 感染症検査,レビューアー P357ー361, 今日の臨床検査2017~2018.[櫻林郁之介監修,矢富裕,廣畑俊成,山田俊幸,石黒厚至・編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年05月
  • 抗菌薬とエンドトキシンの遊離,p226-228,感染症専門医テキスト改訂第2版,第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年
  • 宿主寄生体関係,p25-27,感染症専門医テキスト改訂第2版,第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年
  • 病原微生物の病原因子,p22-24,感染症専門医テキスト改訂第2版,第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年
  • 常在菌,p20-22,感染症専門医テキスト改訂第2版,第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆
    南江堂,東京, 2017年
  • 高齢者感染症ー超高齢社会の課題と特徴               
    祖母井庸之; 斧康雄; 光山正雄編, 分担執筆, 高齢者の易感染性,加齢による食細胞機能の変動
    医薬ジャーナル社, 2016年05月
  • 一発診断一目瞭然.目で診る症例から瞬時に診断. P11,P55, [日本内科学会専門医部会編]               
    斧 康雄
    日本内科学会, 2015年04月
  • アスペルギルス抗原測定.P920ー923, 臨床検査ガイド2015改訂版.[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄
    文光堂, 2015年03月
  • 細菌性感染症を疑った場合の検査の進め方,検査データの評価をする際のポイント.P4ー12, 臨床検査ガイド2015改訂版[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄
    文光堂, 2015年03月
  • 標準微生物学第12版.レンサ球菌属,腸球菌属P176ー184               
    斧 康雄; 中込; 治; 神谷 茂
    医学書院, 2015年02月
  • 今日の臨床検査2015~2016.               
    斧 康雄; 櫻林郁之介監修; 矢富裕; 廣畑俊成; 山田俊幸; 石黒厚至, 分担執筆, 感染症検査,レビューアー P348ー352,
    南江堂, 2015年01月
  • 医師・薬剤師のための医薬品副作用ハンドブック.[寺本民生監修]               
    斧 康雄, 分担執筆, 薬効群別副作用,抗菌薬, P73ー80
    日本臨牀社, 2013年10月
  • 抗菌薬の選び方・使い方ハンドブック[戸塚恭一]編               
    斧 康雄, 分担執筆, 肺炎マイコプラズマ,リケッチア科,クラミジア科, P82-91
    羊土社, 2013年08月
  • 抗菌薬の選び方・使い方ハンドブック.[戸塚恭一]編               
    斧 康雄, 分担執筆, 梅毒トレポネーマ, P76-78
    2013年08月
  • 抗菌薬の選び方・使い方ハンドブック [戸塚恭一]編               
    斧 康雄, 分担執筆, レジオネラ菌,百日咳菌,カンピロバクター属菌,P69-75
    羊土社, 2013年08月
  • 今日の臨床検査2013~2014.[櫻林郁之介監修,矢富裕、廣畑俊成,山田俊幸,石黒厚至・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 感染症検査,レビューアー P337ー408
    南江堂, 2013年03月
  • 臨床検査ガイド2013~2014.[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, アスペルギルス抗原測定.P864ー866
    文光堂, 2013年03月
  • 臨床検査ガイド2013~2014.[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 細菌性感染症を疑った場合の検査の進め方,検査データの評価をする際のポイント.P4ー11,
    文光堂, 2013年03月
  • 感染症診断に必要な微生物検査. [菅野治重,川上小夜子 監修]               
    川上小夜子; 斧康雄; 宮澤幸久, 分担執筆, 尿路感染症. p22ー31
    2013年
  • 顕微鏡検査ハンドブック. 臨床に役立つ形態学. [菅野重治,相原雅典,伊勢恵子,伊東仁,手島伸一,矢富裕編]               
    川上 小夜子; 斧 康雄; 宮澤 幸久, 分担執筆, 顕微鏡検査のコツ. 微生物検査,検体保存による塗抹所見への影響. 培養検査が必要な感染症 P38-40
    医学書院, 2013年
  • 静注用免疫グロブリン製剤ハンドブック[正岡 徹監修]               
    斧 康雄, 分担執筆, 免疫グロブリン製剤の作用機序. P18-28
    メジカルレビュー社, 2011年
  • 感染症専門医テキスト, 第I部解説編[日本感染症学会 編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 抗菌薬とエンドトキシンの遊離,p222-224
    南江堂, 2011年
  • 感染症専門医テキスト, 第I部解説編[日本感染症学会 編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 宿主寄生体関係,p25-28
    南江堂, 2011年
  • 感染症専門医テキスト, 第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 病原微生物の病原因子,p22-24
    南江堂, 2011年
  • 感染症専門医テキスト,第I部解説編[日本感染症学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 常在菌,p20-21
    南江堂, 2011年
  • 臨床検査ガイド2011~2012[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, アスペルギルス抗原測定.P841ー843
    文光堂, 2011年
  • 臨床検査ガイド2011~2012.[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 細菌性感染症を疑った場合の検査の進め方,検査データの評価をする際のポイント.P4ー11
    文光堂, 2011年
  • 外科・救急集中治療における感染症対策.今すぐ実践したい周術期管理と抗菌薬適正使用. [竹末 芳生 編]               
    川上 小夜子; 斧 康雄, 分担執筆, 抗菌薬適正使用のためのグラム染色の活用,p287-295,
    医薬ジャーナル社, 2011年
  • ガイドライン/ガイダンス 成人市中肺炎,こう診る・こう考える.[三笠桂一 編]               
    斧 康雄, 分担執筆, ステロイド,免疫グロブリンなどの使用法について.P70-75
    日本医事新報社, 2010年
  • 医薬品副作用ハンドブック第2版[高橋隆一監修]               
    斧 康雄, 分担執筆, 副作用概論,2.薬効別群副作用,抗菌薬. p146-153
    日本臨床社, 2010年
  • 熟練医から日常診療の様々なコツを伝授.[日本プライマリ・ケア学会編]               
    斧 康雄, 分担執筆, ノロウイルスの医療関連感染対策.p240ー241
    南山堂, 2009年
  • 感染症内科クリニカルスタンダード.[前崎繁文編]               
    川上小夜子; 斧康雄, 分担執筆, 感染制御における臨床検査技師とのチーム医療.P369-375
    文光堂, 2008年
  • キーワード感染症第2版, [山口恵三,戸塚恭一 編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 免疫不全宿主, p152ー153
    先端医学社, 2008年
  • 最新臨床検査項目辞典.[櫻林郁之介,熊坂一成 監修]               
    斧 康雄, 分担執筆, 黄色ブドウ球菌ペニシリン結合蛋白. p667
    2008年
  • シンプル内科学 [寺野彰総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 食中毒.P512-516
    2008年
  • シンプル内科学 [寺野彰総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 輸入感染症.P60-62
    2008年
  • シンプル内科学.[寺野彰総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 院内感染.P62-65
    2008年
  • シンプル内科学[寺野彰総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 感染症.P69-107
    南江堂, 2008年
  • 今日の診断基準.[大田健, 奈良信雄編]. 南江堂               
    斧 康雄, 分担執筆, 梅毒.p727-729
    南江堂, 2007年
  • 今日の診断基準.[大田健, 奈良信雄編]               
    斧 康雄, 分担執筆, ネコひっかき病.p708.
    南江堂, 2007年
  • わが病院の感染対策. [木村 哲 編]               
    斧 康雄; 川上 小夜子; 柱 新太郎; 宮下 琢; 白石 京子; 阿部 哲士; 福島 亮治; 工藤 千恵美; 平林 真理子; 城戸 之恵; 中島 康雄; 森山 菜緒; 西谷 肇; 小寺 一興, 分担執筆, 帝京大学医学部附属病院での取り組み,p262-269
    医薬ジャーナル社, 2006年
  • ベッドサイドで役立つ微生物検査ガイド. [河野茂,平潟洋一 編]               
    川上 小夜子; 斧 康雄; 宮澤 幸久, 分担執筆, 主要な耐性菌の検出法.p333-340
    文光堂, 2006年
  • 生活習慣病クリニックII. 帝京大学医学部附属病院編. [寺本民生監修]               
    斧 康雄, インフルエンザ. P165-176
    中央公論新社, 2006年
  • 日常外来で遭遇する感染症診療ガイド.[舟田 久 編著]               
    斧 康雄, 分担執筆, 感染症の微生物学的検査の進め方.P19-30
    永井書店, 2006年
  • 食中毒検査・診断のコツと落とし穴. [渡辺治雄編]               
    斧 康雄, 分担執筆, カンピロバクタ-感染症の特徴. P16-17
    中山書店, 2006年
  • 食中毒検査・診断のコツと落とし穴.[渡辺治雄編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 非チフス性サルモネラ菌血症の治療.P130-131
    中山書店, 2006年
  • Q &Aで読む細菌感染症の臨床と検査[五島 瑳智子監修]               
    川上 小夜子; 斧 康雄; 宮澤 幸久, 分担執筆, 皮膚科領域感染症の迅速診断. 塗抹鏡検と抗原検査. p136 - 137
    国際医学出版, 2005年
  • 実地診療に役立つ実践抗生物質・抗菌薬療法ガイド[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, カルバペネム・モノバクタム系抗菌薬.p130 - 135
    文光堂, 2005年
  • よりよい感染症診療をめざして-検査報告のありかた-[菅野治重 監修]               
    川上小夜子; 斧康雄; 宮澤幸久, 分担執筆, 尿路感染症. p48ー52
    ライフ・サイエンス, 2005年
  • プロフェッショナル英和辞典SPED EOS 生命科学編,初版               
    斧 康雄, 分担執筆, ウイルス,感染症分野
    小学館, 2004年
  • バンコマイシン耐性菌戦略Q&A.[公文裕巳 編] 医薬ジャーナル社               
    斧 康雄, 分担執筆, バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症の治療は?. p90ー93
    医薬ジャーナル社, 2004年
  • EBM内科処方指針[黒川清,寺本民生 編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 破傷風,p1128ー1131
    中外医学社, 2004年
  • 臨床検査ガイド2005~2006.[Medical Practice 編集委員会・編]               
    斧 康雄, 分担執筆, アスペルギルス抗原測定.p756ー758
    文光堂, 2004年
  • 臨床検査項辞典               
    浅野 博; 足立 幸彦; 安部 彰; 網野 信行; 安藤 泰彦; 家入 蒼生夫; 石 和久; 石井 周一; 石塚 英夫; 石原 理; 磯部 和正; 一城 貴政; 伊藤 聡; 伊藤 喜久; 今福 裕司; 鵜澤 龍一; 宇治 義則; 江川 宏; 大井 洋之; 大島 哲也; 太田 潔江; 大田 俊行; 太田 光煕; 大谷 慎一; 大塚 喜人; 大林 民典; 奥田 恭章; 小倉 絵理子; 小野 香織; 斧 康雄; 香川 和彦; 景山 茂; 風間 順一郎; 樫谷 総子; 片山 茂裕; 鏑木 淳一; 川上 小夜子; 川上 康; 神奈木 玲児; 菊池 春人; 岸 孝彦; 岸本 寿男; 北川 元二; 木村 聡; 木村 秀樹; 木村 弘子; 清澤 研道; 葛谷 信明; 久保 信彦; 久保田 憲; 桑島 実; 下条 文武; 郡 美夫; 腰原 公人; 小寺 力; 小林 賢; 小林 由直; 近藤 雅雄; 斉藤 真一郎; 坂井 公; 佐々木 憲夫; 笹島 雅彦; 佐藤 尚武; 佐藤 裕子; 〆谷 直人; 鈴木 健; 諏訪部 章; 清島 満; 関原 久彦; 田内 一民; 高木 康; 滝 賢一; 田口 和三; 竹内 勤; 竹田 省; 竹村 周平; 舘田 一博; 田中 正利; 田中 祐司; 田中 良哉; 辻 直樹; 土屋 達行; 椿 秀三千; 東田 修二; 戸塚 恭一; 富永 真琴; 中井 利昭; 中村 文子; 中村 良子; 名越 澄子; 那須 勝; 二木 芳人; 西尾 治; 西田 陽; 西山 勉; 西山 宏幸; 信田 亜一郎; 橋詰 直孝; 橋本 征也; 長谷川 知子; 早川 哲夫; 樋口 駿; 日高 雄二; 日向 崇; 日比 初紀; 平潟 洋一; 深津 俊明; 福江 英尚; 福武 勝幸; 福地 邦彦; 福本 誠二; 藤岡 利生; 藤田 清貴; 藤原 研司; 古谷 信彦; 保科 定頼; 堀井 俊伸; 本多 彰; 前川 真人; 前倉 亮治; 前崎 繁文; 槙村 浩一; 松岡 喜美子; 松崎 靖司; 松原 悦朗; 三木 一正; 三澤 成毅; 三田村 敬子; 満田 年宏; 三橋 知明; 三宅 一徳; 宮澤 幸久; 宮地 幸隆; 村上 純子; 村上 徹; 村上 日奈子; 村松 英彰; 森 三樹雄; 八木橋 厚仁; 山口 道也; 山田 清美; 山根 誠久; 油野 友二; 横田 邦信; 吉田 耕一郎; 吉田 浩; 米田 操; 渡辺 清明; 渡邊 卓; 渡辺 直樹
    医歯薬出版(株), 2003年05月
  • 消化器疾患の薬物療法.[星野恵津夫,山岡桂子 編]               
    斧 康雄, 分担執筆, 消化管感染症の薬物療法.P36-43,
    薬事新報社, 2003年
  • 臨床検査項辞典.[櫻林郁之介,熊坂一成 監修]               
    川上小夜子; 斧 康雄; 宮澤幸久, 黄色ブドウ球菌ペニシリン結合蛋白. p969,
    医歯薬出版, 2003年
  • 朝倉内科学. [杉本恒明,小俣政男,水野美邦 総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 症候学,発疹・皮膚色素沈着.p131ー134
    2003年
  • 朝倉内科学.[杉本恒明,小俣政男, 水野美邦 総編集]               
    斧 康雄, 分担執筆, 症候学,発熱.p128ー131
    朝倉書店, 2003年
  • 病院感染なるほどABC. [斧 康雄 編]               
    斧 康雄, 編者(編著者)
    2003年
  • ヘテロ耐性と臨床効果.バンコマイシン耐性菌戦略〔公文裕巳 編〕               
    斧康雄, 分担執筆
    医薬ジャーナル社, 2001年
  • 抗菌薬.エクセルナース・消化器疾患〔滝川一 編〕               
    斧康雄, 分担執筆
    メディカルレビュー社, 2000年
  • ワルファリンと抗菌薬               
    斧康雄, 分担執筆
    この薬の多剤併用副作用-第2版-〔松田重三 編〕.医歯薬出版(株), 2000年
  • 日常検査における耐性菌の検出法.VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)               
    斧康雄, 分担執筆
    臨床病理レビュー, 2000年
  • 病気と活性酸素とのかかわり (HEALTH SERIES)
    斧 康雄, 単著
    全日本病院出版会, 1999年01月
    4881170813
  • 感染症と抗生物質の使い方 第3版 感染症と炎症反応               
    斧康雄, 分担執筆
    島田 馨 編,文光堂,東京, 1999年
  • ステロイド.効果的な選び方・使い方 感染症               
    斧康雄, 分担執筆
    [橋本博史、西崎 統 編著].総合医学社、東京, 1999年
  • 消化管疾患の薬物療法 消化管感染症の薬物療法               
    斧 康雄
    (株)薬事新報社, 1998年04月
  • カルバペネム薬の使用法.               
    斧康雄, 分担執筆
    感染症対策ハンドブック.[小林寛伊編集],照林社、東京, 1997年
  • 顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)               
    斧康雄, 分担執筆
    キーワード感染症,先端医学社(東京), 1996年
  • 症例に学ぶ内科感染症の抗菌薬使用法 國井乙彦編著               
    斧康雄, 分担執筆
    医薬ジャーナル社, 1996年
  • 再燃する細菌感染症。細菌感染症と好中球の活性化               
    斧康雄, 分担執筆
    菜根出版社, 1996年
  • MRSA感染症のすべて 紺野昌俊編               
    斧康雄, 分担執筆
    医薬ジャーナル社(初版巻306-321頁), 1991年
  • 基礎・臨床からみた日常診療における感染症の現状と対策               
    斧康雄, 分担執筆
    メディカルジャーナル

講演・口頭発表等

所属学協会

  • 2025年05月 - 現在
    日本呼吸器学会               
  • 日本救急医学会               
  • 日本消化器病学会               
  • 日本細菌学会               
  • 日本内科学会               
  • 日本環境感染学会               
  • 日本化学療法学会               
  • 日本感染症学会               

Works_作品等

  • 好中球細胞外トラップ(NETs)に関する研究               
    斧 康雄
    2013年 - 現在
  • アシネトバクターの耐性機序と病原性に関する研究               
    斧 康雄
    2011年 - 現在
  • 薬剤耐性菌の迅速検出法に関する研究               
    斧 康雄
    2010年 - 現在
  • 薬剤耐性菌の耐性機構の解析               
    斧 康雄
    2010年 - 現在, その他
  • 細菌や真菌の菌体成分の免疫系に及ぼす作用               
    斧 康雄
    2006年 - 現在
  • 分子生物学的手法を用いた好中球能の機能解析               
    斧 康雄
    2005年 - 現在, 芸術活動
  • 薬剤耐性菌の耐性機構に関する疫学的,分子生物学的解析               
    2004年 - 現在
  • 好中球の細胞内シグナル機構の解析               
    2003年 - 現在
  • 免疫増強物質と免疫抑制物質の食細胞機能に及ぼす影響               
    2002年 - 現在
  • 薬剤耐性菌の病原性に関する研究               
    2001年 - 現在
  • 免疫不全患者の感染防御能の解析               
    2001年 - 現在
  • 好中球の走化能に関する研究               
    2001年 - 現在
  • 易感染性宿主の食細胞機能に関する研究               
    2000年 - 現在
  • 抗菌薬の好中球機能に及ぼす効果               
    1999年 - 現在
  • カンジダ属の病原性に関する研究               
    1995年 - 現在
  • 全身性炎症反応症候群(SIRS)とセプシスに関する研究               
    1995年 - 現在
  • アスペルギルスの病原性に関する研究               
    2000年 - 2010年
  • 好中球遊走能のコンピュータ画像解析               
    2005年
  • Study on receptor and gene expression of chemokines and cytokines in neutrophil               
    2005年
  • 肝硬変患者の食細胞機能に関する研究               
    1993年 - 2004年
  • 好中球のサイトカイン,ケモカイン遺伝子発現と疾患               
    2004年
  • Study on drug-resistant bacteria               
    2001年
  • Analysis of host defense in immunocompromised hosts               
    2001年
  • Study of chemotaxis of human neutrophils               
    2001年
  • 抗真菌薬の薬剤感受性試験に関する研究               
    1999年 - 2000年
  • ESBL産生菌の薬剤耐性機構の解析               
    1999年 - 2000年
  • 薬剤耐性菌の疫学調査               
    1999年 - 2000年
  • Study of testing for drug sensitivity against fungi               
    1999年 - 2000年
  • Analysis of drug-resistance mechanism on ESBL producing bacteria               
    1999年 - 2000年
  • Epidemiological survey on drug-resistant bacteria               
    1999年 - 2000年
  • Analysis of eosinophil function               
    2000年
  • Study of production of active oxygen from human eosinophils               
    2000年
  • Study of chemotaxis of human eosinophils               
    2000年
  • Study on pathogenesis of Aspergillus               
    2000年
  • Study of phagocytic function in Compromised hosts               
    2000年
  • Effects of antibiotics on neutrophil function               
    1999年
  • ペプチドグルカンのヒト好中球の活性酸素放出能に及ぼす研究               
    1997年 - 1998年
  • Study of peptidglucan on the production of active oxygen from human neutrophils               
    1997年 - 1998年
  • β-glucanのヒト好中球の活性酸素放出能に関する研究               
    1996年 - 1998年
  • Study of β-glucan on the production of reactive oxygen species from human neutrophils               
    1996年 - 1998年
  • ヘリコバクター・ピロリー感染の疫学調査と活性酸素による胃粘膜細胞障害機序に関する研究               
    1995年 - 1998年
  • Study on pathogenesis of Candida species               
    1995年 - 1998年
  • Study of epidemiology of Helicobacter pylori infection and role of active oxygen in H .Pylori- induced gastric mucosalinjury               
    1995年 - 1998年
  • 抗菌薬の食細胞機能に及ぼす効果               
    1993年 - 1998年
  • ペニシリン耐性肺炎球菌の病原性に関する研究               
    1995年 - 1996年
  • Study on pathogenesis of penicillin-resistant Streptococcus pneumoniae               
    1995年 - 1996年
  • 一酸化窒素と活性酸素の相互作用に関する研究               
    1995年
  • Study on the interaction of nitric oxide and active oxygen               
    1995年
  • Study of systemic inflammatory response syndrome               
    1995年
  • 各種サイトカイン及びエンドトキシンのヒト好中球活性酸素産生能に及ぼす効果               
    1993年
  • HIV感染患者における食細胞機能の検討               
    1993年
  • 敗血症性ショックに対する抗TNF療法               
    1993年
  • 敗血症に対する抗エンドトキシン療法               
    1993年
  • Effects of various cytokines and endotoxin on production of reactive oxygen species from human neutrophils               
    1993年
  • Study of opsonophagocytic function in patients with liner cirrhosis               
    1993年
  • Effects of antibiotics on human Phagocytic cell function               
    1993年
  • Study of Phagocytic cell function in HIV-infected patients               
    1993年
  • Anti-TNF therapy against Septic shock               
    1993年
  • Anti-endotoxin therapy against Septicemia               
    1993年
  • 重症熱傷患者における感染症の補助療法に関する研究               
    1990年 - 1992年
  • MRSA感染症に対する治療に関する研究               
    1990年 - 1992年
  • Study of supportive therapy on the infection in severely burned patients               
    1990年 - 1992年
  • Study of treatment against MASA infection               
    1990年 - 1992年
  • 化学発光法の臨床応用               
    1983年 - 1992年
  • Clinical application of chemiluminescence               
    1983年 - 1992年
  • 抗菌薬の最小発育阻止濃度以下の効果に関する研究               
    1989年 - 1991年
  • Effects of sub-MIC of Antibiotics               
    1989年 - 1991年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 薬剤耐性菌によるスーパー感染の分子疫学解析と重症化メカニズムの解明
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2021年04月01日 - 2026年03月31日
    わが国における超高齢化社会の到来と、主要死因に占める悪性腫瘍の増加とそれに伴う抗悪性腫瘍薬の使用や、臓器移植に伴う免疫抑制薬の使用といった高度医療の進歩により、感染に対する抵抗力が低下した易感染宿主が増加している。これらの患者に薬剤耐性菌が感染すると、病態が難治化し、時に重症化する。結果として肺炎や敗血症といった重症感染症による死亡率が増加しており対策が求められている。近年、アシネトバクターや肺炎桿菌は多剤耐性の獲得と院内感染を引き起こすことから国内外で社会的な問題となっている。また、薬剤耐性菌感染と合併したCOVID-19肺炎も報告されるようになった。本研究は重症感染症を引き起こす薬剤耐性菌のスーパー感染 (重複感染) とその病原性に関わる因子を同定して迅速診断や化学療法の新しい標的を発見することを目的とする。
    本研究では、臨床分離された薬剤耐性株のスーパー感染に関わる因子をゲノムシーケンス解析、遺伝子クローニング、感染実験によって明らかにすることを試みる。解析対象はESKAPE (Enterococcus feacium, Staphylococcus aureus, Klebsiella pneumoniae, Acinetobacter baumannii, Pseudomonas aeruginosa, Enterobacter sp.) と呼ばれる抗菌薬に対する耐性化が生じて問題となっている菌種とした。 昨年度までに多剤耐性Acinetobacter baumannii (MDRA) 、KPC-2産生肺炎桿菌 、多剤耐性緑膿菌 (MDRP) がスーパー感染した患者から臨床分離株が得られた。今年度は新たに、ウイルス感染症患者から、合計4株の臨床分離株が得られた。今後、得られた臨床分離株のゲノムシーケンス解析、遺伝子クローニング、モデル動物を用いた感染実験を行う予定である。
  • 多剤耐性アシネトバクターの重症化に関与する病原因子解明と新規治療法/予防法の開発
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2020年04月01日 - 2023年03月31日
    Acinetobacter baumannii (A.b)の病原性の一つにバイオフィルム形成能がある。多剤耐性A.b(MDRA)の治療薬であるコリスチン(CST)やチゲサイクリン(TGC)のバイオフィルム形成能に及ぼす併用効果を解析した。臨床分離のMDRA2株を用いてバイオフィルム形成後に、CSTやTGCを単独または併用で作用させ、バイオフィルムから遊離する菌とバイオフィルム内の菌に対する殺菌効果およびバイオフィルム形成量を解析した。バイオフィルム外や内部の菌に対しては、高濃度CST+高濃度TGCの併用は殺菌効果が増強したが、高濃度CST+低濃度TGCでは減弱し、低濃度CST+低濃度TGCの併用ではバイオフィルム形成量が増加した。併用療法を実施する際には投与法に注意が必要があることが示唆された(Sato T,et al: Sci Rep. 2021)。A.bの病原性を明らかにするためにマウスA.b肺炎モデルを確立した。マウスにA.bの2株(ATCC 19606、臨床分離株TK1090)と緑膿菌PAO-1を肺感染させ、マウスの生存率、肺での細菌数、組織病理学的変化、病巣の好中球とマクロファージ(MΦ)の集積の程度を分析した。2株のA.b感染マウスの致死率は緑膿菌感染マウスの致死率よりも低かった。致死量より少ない量のA.bを接種した場合、感染後14日までマウス肺にA.bが残存し、MΦはA.bおよび緑膿菌感染マウスの肺病巣に浸潤していた。好中球はA.b感染マウスの肺病巣に浸潤していたが、緑膿菌感染肺病巣にはほとんどみられなかった (Tansho-Nagakawa S,et al: Pol J Microbiol, 2021)。A.b感染後の肺において食細胞が浸潤するにもかかわらずA.bが排除されずに生存しており、我々の既報のin vitroでの成績を反映するものであった。
  • 劇症型感染における起因菌および外毒素の新規迅速分析法の確立
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    本研究の目的は、電撃性紫斑病Purpura fulminas (PF)や劇症型の感染症を起こす肺炎球菌の病因因子の同定を行い、これを標的とするバイオセンサーを活用した新規迅速・高感度分析法を確立することである。課題採択されたH30年度は本学附属病院にて保存されていたPF発症患者から分離された肺炎球菌2株、肺炎患者からの分離肺炎球菌3株、sepsis患者かたの分離5株ならびに標準株の計11検体の入手と大量培養、全ゲノム解析を行うためのDNA調整を行った。 現在Illuminaでのsequenceは終了しているが、ロングリードのNanopore sequenceを現在解析中である。
    肺炎球菌の莢膜抗原は既知の病原因子の1つであり、莢膜抗原の血清型による分類が行われている。培地上に形成されたコロニーを観察しただけでも、株によりムコイド形成状態が異なっており、本研究で解析をしているPFの2株を含む肺炎球菌株の血清型同定をPCRで解析中である。


    肺炎球菌は自己融解酵素Autolysin を有しており、培養時間が長すぎると菌体が融解するため菌体回収量の減少および、ゲノム精製が困難となる。特にPF株の増殖率は3~4倍高い結果を得ている。現在 autolysin 遺伝子についても解析中である。
  • 重症感染症を引き起こす多剤耐性菌のハイパービルレンスの解明と臨床への応用
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    近年、アシネトバクターや肺炎桿菌は多剤耐性の獲得と院内感染を引き起こすことから国内外で社会的な問題となっている。本研究は重症感染症を引き起こす多剤耐性菌のハイパービルレンスに関わる因子を同定して迅速診断や化学療法の新しい標的を発見することを目的とする。
    本研究では、臨床分離された薬剤耐性株のハイパービルレンスを決定する因子をゲノムシーケンス解析、遺伝子クローニング、感染実験によって明らかにすることを試みる。解析対象は多剤耐性Acinetobacter baumannii (MDRA)、KPC-2産生多剤耐性肺炎桿菌、NDM-1産生多剤耐性肺炎桿菌、NDM-5産生多剤耐性大腸菌とする。
    本年度は多剤耐性Acinetobacter baumannii (MDRA) 3株、KPC-2産生多剤耐性肺炎桿菌 1株、NDM-1産生多剤耐性肺炎桿菌 1株、NDM-5産生多剤耐性大腸菌 1株の全ゲノム解析 (WGS) を行った。また、新たにOXA-48産生多剤耐性大腸菌を分離したので、1株のWGSを行った。また、アウトブレイクを起こしたMDRAの中にハイパービルレンスなものが存在することを感染実験により証明した。海外からの患者の監視培養で分離されたカルバペネマーゼ産生菌の中にもハイパービルレンスであるものを見出した。更に、病原性遺伝子をシャトルベクターへクローニングし、非病原性株へ導入することによって病原性が獲得されるかどうかを感染モデルで確認した。
    来年度は、引き続きWGSを行うとともに、病原性因子の機能解析を行う。さらに病原性遺伝子の発現を抑制する薬剤の探索を行う予定である。
  • 多剤耐性菌の生体防御機構からのエスケープ機序解明と新規治療法の開発
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    薬剤耐性菌であるアシネトバクター・バウマニ(A. baumannii )やKPC産生肺炎桿菌の病原性について検討し以下を論文及び学会発表した。1)多剤耐性アシネトバクター(MDRA)の病原因子の解析では、本学アウトブレイク株を用いて、その薬剤感受性や詳細な耐性遺伝子の解析を実施すると共に、本菌を用いたマウス肺感染モデル(Nagakawa S, et al)や昆虫感染モデルを確立し薬効評価した成績を学会や論文で報告した(Nishida S,Ono Y:Infection and Drug Resistance, 2018)。2)A. baumannii は高齢者での感染発症が予後不良であるため高齢マウスの菌血症モデルを用いて、免疫担当細胞の応答性の変化や病原性の違いを野生マウスと比較検討し学会発表した(Sato Y, et al)。3)当院においてMDRA、多剤耐性緑膿菌(MDRP)、KPC産生肺炎桿菌が同時に分離された症例について学会及び論文発表を行った(Nishida S, et al:International Journal of Antimicrobial Agents, 2018)。4)更に、KPC産生肺炎桿菌株についてはゲノムシーケンス解析を行い、学会発表及び特許出願(特願2019-006012)を行い現在論文投稿中である(Nishida S, et al)。5) A. baumanniiのLPSや莢膜欠損株を作成し好中球との相互作用や病原性の差異を検討中である。
  • 研究データの質向上の指導者育成プログラム開発 (各論① 記録・解析)               
    国際医療福祉大学
    2018年05月 - 2020年03月
  • 臨床および家畜における薬剤耐性菌の実態解明とその関連性の解明
    若手研究(B)
    2014年04月01日 - 2017年03月31日
    本研究では臨床などで蔓延する薬剤耐性菌の出現背景を包括的に解明すべく、ヒトならびに家畜(牛・豚)から分離される大腸菌を対象に解析を行った。ヒトと家畜とも臨床現場で頻用されるセフェム系薬に耐性を示すCTX-M型産生株が多く検出されたが、遺伝学的背景が異なり関連性が薄いことが判明した。
    さらに臨床現場で問題となっているカルバペネマーゼ産生菌の迅速検出法の開発を行った。日本で開発されたLAMP法を応用することでKPC型産生菌ならびにOXA-51型産生アシネトバクターを迅速に検出することが可能となった。
  • 原虫由来細胞外ヌクレオチド酵素による宿主免疫調節機構の解析
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2012年04月01日 - 2016年03月31日
    Toxoplasma gondiiが細胞膜表面に発現・分泌するNTPaseが好中球やマスト細胞への影響を、これらの細胞のATPと原虫の精製NTPaseとの共存下での炎症に関与する因子の遺伝子発現を指標に解析した。ATP単独曝露においては、好中球やマスト細胞のTNF-α, IL-8の遺伝子発現は抑制されたが、NTPaseの共存下ではATPの抑制効果が相殺された。
    好中球のecto ATPase分子CD39の遺伝子発現もNTPaseの共存により相殺されコントロールと同等であった。Adenosineの受容体であるAdoRA2aはNTPaseの共存により抑制された。CD73の発現は影響されなかった。
  • 多剤耐性アシネトバクターの新規病原因子の探索と重症化に関与する宿主側要因の解析
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2012年04月01日 - 2015年03月31日
    1) A. baumannii(A.b)は緑膿菌に比べて好中球の貪食殺菌作用に抵抗性で、好中球細胞外トラップ形成も少なかった。2)肺感染マウスモデルでの致死性は、緑膿菌がA.bより強かった。3) A.b 標準株、多剤耐性株(MDRA)由来のリポ多糖(LPS)で刺激すると、好中球内の炎症性サイトカインの遺伝子発現はほぼ同等に増強した。A.b由来膜小胞は好中球の活性酸素誘導能はないが遊走因子として作用した。4) A.b由来LPSはマスト細胞からのTNF-α, IL-8産生を増強した。5)LAMP法によるMDRAの検出法を開発した。6) 液性免疫不全が感染病態重症化要因となる可能性がある。
  • 感染症制圧に向けた易感染宿主の好中球機能異常解析と感染防御能モニタリングの確立
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2009年 - 2011年
    易感染宿主の好中球の走化能は、敗血症患者とコントロール不良の糖尿病患者で低下し、殺菌能は、肝硬変、SLE、AIDS、多発性骨髄腫、重症熱傷や高齢者などで低下していた。セプシス患者では、好中球膜抗原のCD14とTLR-4の発現レベルが高く、CD11bとCD16の発現レベルは低下した。好中球内TREM-1遺伝子の発現低下は、セプシスの重症度と関連した。これらの好中球機能解析は、易感染宿主における細菌感染に対する感染防御能を評価するための高感度で信頼性の高い免疫監視ツールとして利用できる可能性がある。
  • 細胞内寄生原虫感染における炎症反応亢進と感染防御に関わるマスト細胞機能の解析
    基盤研究(C)
    帝京大学
    2008年 - 2010年
    マスト細胞が細胞内寄生原虫Toxoplasma 刺激に応答するか、TNF-αの産生を指標にマウス骨髄由来マスト細胞を用いて解析した結果、生きたToxoplasmagondii(T.g)増殖虫体で刺激した場合と虫体の粗抽出抗原刺激でBMMCからTNF-αの産生が見られた。またマウス腹腔から得た成熟好中球は、T.g刺激を加えたBMMC で遊走能に増強が見られた。T.g刺激を受けたBMMC ではTNF-αの遺伝子発現が刺激後に増強していた。
  • 細菌感染時の白血球によるスーパーオキシド産生系活性化の機構とその異常に関する研究
    一般研究(B)
    東京大学
    1993年 - 1994年
    好中球は細菌貪食に際し毒性の強い活性酸素を産生し、その殺菌に役立てている。活性酸素は、細胞からはスーパーオキシドアニオンとして産生される。好中球のスーパーオキシドアニオン産生には大小鎖からなる形質膜のb型シトクロムと細胞質の3種の蛋白質が必要である。スーパーオキシドアニオンの産生系は、好中球が異物を貪食したり、刺激を受けたときに活性型となる。以下得られた知見の主なものについて示す。
    1)電気穿孔法により好中球細胞内に、光感受性架橋剤を結合したシトクロム大鎖のC末端配列ペプチドを導入した。この細胞を走化性因子で刺激後、紫外線で架橋しペプチドの結合相手を同定したところ、そのの結合相手は細胞質の47kDaの蛋白質であることが判明した。このことは系の活性化に際し、47kDaの蛋白質とシトクロムのC末端部分の結合がすることを示している。
    2)シトクロムの小鎖には1個のヒスチジン残基があり、ヘムの結合部位と考えらる。この近傍のアミノ酸配列に相当する合成ペプチドを作成し、膜と細胞質からなるスーパーオキシドアニオン産生無細胞系に加えたところ、活性が阻害されるのを見い出した。さらに検討の結果、TRNYYRAVLの組成が必要であることが明らかになった。このことはこの部位がシトクロムの活性発現に重要な働きをしていることを示している。
    3)ヒト白血病由来U937細胞は刺激してもスーパーオキシドアニオンを産生しないが各種刺激剤で分化を誘導すると低レベルながらこれを産生するようになる。この分化の過程でスーパーオキシドアニオン産生系の各蛋白質がどのように発現するかを調べた。その結果、シトクロムの誘導がその鍵を握っていることを明らかにした。
    4)このほか、慢性肉芽腫症の欠損遺伝子の解析、重傷熱傷患者やHIV感染患者での、血中のオプソニン活性の低下についても研究を進めた。
  • 薬剤耐性菌に関する研究               
    1994年
  • Study on antbiotics-resistant bacteria               
    1994年
  • Study on antibiotics-resistant bacteria               
    1994年
  • 慢性肉芽腫症の基礎的研究b型シトクローム大鎖欠損の遺伝生化学的解析
    重点領域研究
    東京大学
    1992年 - 1992年
    食細胞は刺激によりスーパーオキシドアニオン(O_<2->)を産生するが、殺菌に直接関与する他の活性酸素種は、この分子に由来し、ファゴゾーム中で二次的に形成される。慢性肉芽腫症(CGD)は食細胞が殺菌に必要な活性酸素を産生することができず、重篤な感染を繰り返す先天性の疾患である。先天性免疫不全症の中では最も発症頻度が高く、本邦では約100人の登録がある。O_<2->産生系は形質膜に存在し、刺激により活性化される一種の電子伝達系で、電子は細胞質のNADPHから形質膜の外側の酸素分子渡される。この系には大小鎖からなる形質膜のシトクロムと可溶性画分にあり刺激により膜に移動することが今回明かとなった47kDa蛋白質や65kDa蛋白質が関与している。CGDはこれらの蛋白質に関する遺伝子の欠損である。
    本年度はまず収集した正常ヒトDNAについてRFLP解析の可能性を調査し、シトクロム大鎖cDNAの5^1側の断片をプローブにするとBglIIの分解でRFLPが存在することをみいだした。これを基にCGD家系での調査を今後進めていくつもりである。次にシトクロムと2種の可溶性蛋白質が、末梢のBリンパ球に存在することを確認するとともに、その定量を行ったところ、これらの細胞では好中球の1%強のシトクロムと数%の可溶性蛋白質の存在が認められた。また多くのCGD家系について、EBVでトランスフォームしたBリンパ球を各種作成し、これらの蛋白質を調べたところ、対応する蛋白質の欠損が確認できた。しかし、シトクロム大鎖のcDNAをレトロウイルスベクターの発現に結合したDNAを作成したこれらのBリンパ球への導入実験を行ったが現在のところ成功していない。
  • 細菌感染防御における好中球活性酸素産生の意義:重篤な感染を惹起する産生異常の解析
    一般研究(B)
    東京大学
    1991年 - 1992年
    本研究では、細菌感染防御の上で必須の機能である好中球のO_<2->産生機構について取り上げ、以下に述べる3点(1-3)を明らかにした。また好中球と同じO_<2->産生系がBリンパ球にも存在することを、新知見を加えて確証し(4、5)、さらに易感染性と好中球機能の関係について慢性肉芽腫症(6)、および重傷熱傷患者(7)に着目し、新知見を得た。
    1)O_<2->産生には形質膜と細胞質画分に存在する複数個の蛋白質が必要である。細胞質画分の2種の蛋白質の欠損はCGDとなるため、その遺伝子のクローニングは済んでいた。しかしその蛋白質は分離精製されていなかった。我々はこれらの蛋白質を単一まで精製し、これらが電子伝達そのものではなく、その活性の制御に関わっていることを明らかにした。
    2)好中球のO_<2->産生に関与すると考えられる形質膜上のシトクロムについて、種々の部分を識別する抗体を作成するなどして、その形質膜中での存在様式を明らかにした。この結果、大小のサブユニット蛋白質のC末端部分が、細胞質に長く伸長していることが明らかになった。
    3)好中球刺激時の、可溶性蛋白質の動向について調査し、特に47kDa蛋白質が刺激時に当該シトクロムの大小のサブユニット蛋白質のC末端部分と結合することを見い出した。
    4)先に見い出した末梢血などのBリンパ球のO_<2->産生系について研究を進め、成熟Bリンパ球は好中球のO_<2->産生系と同じ構成成分を持つことを明らかにした。
    5)またトランスフォームしたBリンパ球やBリンフォーマ細胞もこれらの構成成分をもっており、そのような細胞は表面抗原を抗体などで架橋するとO_<2->を産生することを明らかにした。
    6)X染色体性慢性肉芽腫症には遺伝的ヘテロジェネイティーのあることを見い出した。
    7)重傷熱傷患者では、初期に好中球の動員はあるが、血中のオプソニン活性が十分でないため易感染性になっていることを明らかにした。
  • 好中球の活性酸素放出機構の解析とその細菌感染防御における役割
    一般研究(B)
    東京大学
    1989年 - 1990年
    細菌感染に際し宿主が動員する好中球、マクロファ-ジ等の食細胞は酸素を環元して毒性の強い活性酸素に変換する。この機能を遺転的に欠く疾患では解果的な殺菌が行えず、重篤な感染を繰り返す。しかがって感染抵抗性の維持には、これらの食細胞の正常な活性酸素放出能の維持発現が必須であると考えられる。我々は既にこれらの細胞が刺激により放出するのはスパ-オキシドアニオン(O2ー)他の酸素分子種は二次的に生じることを独自の方法を開発して明らかにしてきた。初年度はさらに好中球の放出する活性酸素の分子種についてスピントラップにEPRスペクトルをとる方放を用いて再検討し、好中球が無傷(正常)の場合にはス-パ-オキシドアニオンのみを細胞外に放出しヒドロオキシルラジカル産生しないことを明らかにした。ついでこの産生に関係する形質膜シトクロ-ムの大小サブユニット蛋白の各部位を識別する抗体を分離した。また、好中球の活性阻害剤を見い出し、これがカルシウムが関係する情報伝達を阻害することにより活性を発現していることを明らかにした。次年度は先に分離に成功した。シトクロ-ム種々の部分を識別する抗体を用い、その存在様式について調べこれらが膜貫通性の蛋白質で形質膜に存在することを明らかにした。またマクロファ-ジを中心にその分布の臓器特異性について調査したところ、マクロファ-ジ系の細胞と考えられている脳のミクログリアおよび臍帯のホフパウエル細胞の他、Bリンパ球にも存在することを見い出した。なおホフパウエル細胞を用い、CGDの出生前診断法を確立した。一方末梢血中の好中球が放出する活性酸素のレベルを血液化学発光として測定し、その測定が重傷熱傷患者の好中球機能とオプソニン活性をモニタ-するのに極めて有用であることを示した。これにより同種患者の救命率の向上に格段に寄与することができた。
  • Study on pathogenesis of sepsis               
    1985年
  • Study on Phagocytic cell function               
    1983年

その他

  • 資格など
    感染症専門医・指導医,
    総合内科専門医・内科認定医,
    消化器病専門医,
    抗菌薬臨床試験指導者,
    抗菌化学療法指導医,
    インフェクションコントロールドクター(ICD),
    日本医師会認定産業医、日本医師会認定スポーツ医など

■大学教育・資格等情報

主な担当授業科目名

  • 疾病救急各論Ⅰ

資格、免許

  • 感染症専門医/指導医
  • 総合内科専門医/内科認定医
  • 消化器病専門医
  • インフェクションコントロールドクター(ICD)
  • 抗菌化学療法指導医/抗菌薬臨床試験指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 医師免許