檀原 志穂
| ヒューマンケア学部 看護学科 | 助手 |
Last Updated :2025/10/07
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論文
書籍等出版物
- 在宅筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者が経験した情動制止困難 ~当事者の語りに焦点を当てて~
檀原志穂; 西留美子, 共著
月刊雑誌 難病と在宅ケア 7月号, 2025年07月
在宅ALS患者が経験した、情動制止困難を当事者の語りから整理した。
在宅ALS患者1名に情動制止困難の経験や、ALS患者仲間から相談を受ける中で捉えた情動制止困難について語ってもらった。分析内容によってデータの中に基本的なパターンを見つけて整理した。在宅ALS患者は情動制止困難出現時や出現した後に、性格などでは無く症状だと自覚していた。情動制止困難は介護体制が破綻してしまう程の症状であった。 - 訪問看護師が在宅筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の情動制止困難に気付く視点
檀原志穂, 単著
一般社団法人 日本難病看護学会 投稿準備中, 2025年
訪問看護師が在宅ALS患者の情動制止困難に気付く視点を明確にすることを目的とした。インタビュー調査の結果を質的帰納的に分類した。有効回答93件(19.4%)。視点は『表情や言動による強い怒りの表出』、『終わりの見えないケア』、『強いこだわり・細微な要求』、『独自の考えに固執したマイルール』、『支援者を虐げる言動』、『時間の経過と共に変化した性格』、『支援体制の不安定・綻び』が示された。
講演・口頭発表等
- 在宅筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者が経験した情動制止困難 ~当事者の語りに焦点を当てて~
檀原志穂; 西留美子
2024年08月24日, 第29回 日本難病看護学会学術集会
在宅ALS患者が経験した、情動制止困難を当事者の語りから整理した。
在宅ALS患者1名に情動制止困難の経験や、ALS患者仲間から相談を受ける中で捉えた情動制止困難について語ってもらった。分析内容によってデータの中に基本的なパターンを見つけて整理した。在宅ALS患者は情動制止困難出現時や出現した後に、性格などでは無く症状だと自覚していた。情動制止困難は介護体制が破綻してしまう程の症状であった。 - 在宅筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者との情動制止困難による特有な関わりの難しさに関する文献レビュー
阿形志穂; 西留美子; 益田育子; 下川直子
2023年12月10日, 第43回 日本看護科学学会学術集会
在宅ALS患者の特有な関わりの難しさの要因に情動制止困難があるという仮説の基に文献レビューした。関係性破綻の要因と捉えられる具体的な場面が記された10件を、先行研究の情動制止困難の視点と照合した。場面『頻回の(細かい)ケアの要求、吸引、コール』、『体位調整』、『怒りの表出、暴言』、『自分本位、気遣いのなさ』は、視点<こだわりが強い>、<怒りの表出が強い>、<思いやりや気遣いが出来なくなる>に該当した。